こんにちは、三原です。
フレックスって、時代を超えて、すばらしいオフェンスなんですよね。
たぶんこの世で一番守りにくいセットオフェンスなんじゃないかな。
わたしはそう思っています。
フレックスオフェンスって昔からあるけど、今でもすごくよく使われてます。ホーンセットからフレックスが今の流行り。やっぱりいいものはいい。 pic.twitter.com/OoIqaF5GWX
— 三原学@バスケの大学🏀 (@coach_manabu) October 11, 2020
この記事にたどり着いたあなたは、フレックスやセットオフェンスに興味があることでしょう。
- もっとも守りにくいセットオフェンス「フレックス」を理解したい
- セットオフェンスを自分のチームの強みに合わせてアレンジしたい
- 具体的な練習方法を知りたい。
そんなあなたはぜひ最後までこの記事をお読みください。
YouTubeの動画講義もあります。ぜひ見てみてください。
音声だけでも学べるので、ぜひ聞き流しでも使ってください。
この記事のもくじ
フレックスのメリット
フレックスとは、かんたんに言えば「縦と横の連続スクリーン」です。
スクリーンプレイは、そもそもが守りにくいものなのに、それが縦と横に連続して続くわけです。そりゃ、守りにくいですよ。
そして、フレックスオフェンスのメリットは3つです。
- パスが主体である
- ゴールから近いシュートが増える
- 個人の弱さを組織でカバーできる
つまり、優れた個人がいなくても、練習次第で勝つことができるというのが、フレックス最大の魅力なんです。
では、具体的な動き方をみていきましょう!
フレックスの基本的な動き
フレックスは2ガードのセットです。
- 2と3が2ガードポジション
- 1がウイング
- 4と5がローポスト
このような形からスタートします。
ちなみに、ポジションは関係ありません。全員がアウトサイドもインサイドもプレイします。

まずはバックスクリーン
- 4がウイングに出て、スペースを空ける
- 2から3にパス
- このパスと同時に、5がスクリーン
- 1がカット
この順に動きます。スクリーンがガチッとかかれば、1にパスを通してレイアップです。
もっとも守りにくいスクリーンである「バックスクリーン」がここで計画されてます。
バックスクリーンはディフェンスからすると見えないので、ガンガンかかるんですよ。

スクリーン・スクリーナー
そのパスが通らなければ、2がダウンスクリーンして5が上がります。
このプレイが「スクリーン・スクリーナー」と言って、とても守りにくいスクリーンなんです。
- 5は1にスクリーンする
- その5に2がスクリーンする
- ディフェンスは対応できない
となります。
これでパスを受けたら、5はハイポストからシュートです。

動きを連続させる
横のスクリーンと縦のスクリーンを連続したわけですが、これでシュートまで行けなくても、終わりじゃありませんよ。
同じ動きを逆サイドでくり返しましょう!
- 2が外に出てスペーシング
- 1が4にバックスクリーン
- 3が1にスクリーン・スクリーナー
という動きです。

このようにずっと連続して、ディフェンスのズレを作ります。
わたしの経験では、パスを5〜7回まわせば、自然とノーマークになります。
不思議ですが、ディフェンスはついて来れなくなるんです。
ズレができたら、ゴール近くのシュートになります。
優れた能力の選手でなくても、フレックスは大丈夫です。
ホーンからフレックスにエントリーする
フレックスをスムーズにプレイするために、エントリーを決めといた方がいいです。
エントリーにはいろいろありますが、ホーンセットから入るプレイが最近は多いですね。
詳しくはこの記事でまとめています。合わせてお読みください。

YouTubeでも解説していますので、そちらもどうぞ!
ポジションを固定してフレックスをする
フレックスは全員がポジション関係なくプレイするところがメリットです。
でも、
- センターはゴール下で1対1させたい
- ガードはアウトサイドで打たせたい
こんなふうに、ポジションを決めてプレイさせたいと考えることもありますよね?
そんなときは「横の動きだけ」でフレックスをする方法があります。
詳しくはこちらの記事をどうぞ。

YouTubeでも解説していますので、そちらもどうぞ!
フレックスの練習方法
チームにフレックスを導入する場合、この順で練習するとうまくいきます。
- 3人のフレックスカット
- ダウンスクリーンシューティング
- 4アウト
- 5対0
- 5対5
詳しくはこの記事でまとめています。合わせてお読みください。

YouTubeでの解説はこちらをどうぞ。
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