こんにちは、三原です。
今日は「ポジション」についてのお話です。
バスケのポジションって、あるようで、ないっていうか。けっこうわかりづらかったりします。
野球みたいに、すごく役割が明確ってわけじゃないんですよね。
この記事では、指導者がポジションを決めるときに、どのような考え方をすればいいのか、わかりやすくお伝えします。
YouTubeでも解説しています。
音声だけでも学べるように作ってあるので、聞き流しにぜひどうぞ。
基本のポジションは5つ
バスケのポジションは、昔から5つに分かれています。
5人でプレイするスポーツですからね。5つです。
その5つとは以下の通り。
- ポイントガード
- シューティングガード
- スモールフォワード
- パワーフォワード
- センター
1つずつ、具体的に見ていきます。
ちなみに呼び方は、「1番(ポイントガード)」とか「3番(スモールフォワード)」とか、番号で呼ぶこともあります。ぜひ覚えておきましょう。
ポイントガード
ポイントガードの役割は、コート上の監督です。
- ボールを運ぶ
- パスを回す
- 味方に指示を出す
点を取ったり、体を張ってがんばるというより、チームの頭脳ですね。
ボールハンドリングが良くて、スピードがある。そして賢い。そんな選手がつとめるのがポイントガードです。
背はもちろん高い方がいいですが、低くてもポイントガードはつとまります。
ヤバいハンドリングに1on1🤹🏻♀️✨
大学女子バスケ界トップのポイントガードたち🚀🚀・片山 菜々(福岡大学4年/PG/168cm/長崎西高)
・小野寺 佑奈(日本体育大学1年/G/155cm/開志国際高)
・今村 優花(白鷗大学4年/G/156cm/東海大福岡高)フル▶︎ https://t.co/Q2CDo5tarT#大学バスケ pic.twitter.com/ldIilv0A6D
— CSPark (@CSPark_JP) February 10, 2021
シューティングガード
いわゆる、シューターです。
- ガードとしてボール運びを手伝う
- 速攻で走る
- アウトサイドシュートする
あまり色々なことはできなくても、とにかくシュートがうまければできますよ
✨新人王候補✨
スピードとシュート力を併せ持つ大型シューティングガード!
滋賀#24 高橋耕陽の今シーズンのプレーをまとめました⚡️ @koyo061624 @shigalakestars #Bリーグ pic.twitter.com/fOsIIyTWhb— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) March 29, 2018
スモールフォワード
「エース」と呼ばれるポジションですね。
- 1対1を仕掛ける
- リバウンドにも参加する
- 相手のエースを止める
攻防ともに得点の中心になります。
いろんなプレイができる、幅広い選手が理想です。
個人的に歴代でも最高峰、もしくはそうなるであろうプレイヤーが揃っていると確信しているスモールフォワードのBESTプレー集。
レブロン、レナード、KDの三本柱に加えPG、そしてアデトクンボ。もはやこの5人で最強。
via @NBApic.twitter.com/UsgttVoqep
— cata. (@ct_nba) August 30, 2017
パワーフォワード
「縁の下の力もち」のような存在です。
制限区域の近辺で、献身的なプレイが必要とされます。
- ハイポストでボールをつなぐ
- 味方にスクリーンをかける
- オフェンスリバウンドに参加
この4番ポジションが、アウトサイドでプレイできればできるほど、チームのスペーシングは広くなります。
インサイドだけではなく、アウトサイドのシュートも打てることが理想です。
このポジションは、なんといっても八村塁さんですよね。
今日は我らが国民的ヒーロー、 @rui_8mura の23歳の誕生日! お祝いに彼が歩んできた23の場面をご覧ください。#HappyBirthdayRui #八村塁に届け
八村選手の試合はNBA Rakutenで
👉https://t.co/WWz9LejOkI pic.twitter.com/uvO1LgTTcI— NBA Japan (@NBAJPN) February 8, 2021
センター
最後はセンター。大黒柱です。
- ローポストでプレイ
- リバウンドを支配
- ディフェンスで最後のカバー
リングに背中を向けてプレイすることが多いのがセンターです。
背は高い方がいいですが、それ以上に「インサイドプレイが好きか?」が大事です。
12月13日は #双子の日
B.LEAGUEで、双子といえばこの2人😎
A東京#15 竹内譲次
栃木#10 竹内公輔日本バスケ界を牽引してきた双子センター✨@linktochigibrex @ALVARK_TOKYO #Bリーグ pic.twitter.com/4Qlr7c6LMP
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) December 13, 2018
ポジションを決めすぎると読まれやすい!?
以上が、基本のポジション5つです。
この通りにチームを作っていくのがいいんですが、あんまりガチガチにプレイを固定するのもよくありません。
理由は2つで
- 選手がそれしかできなくなるから
- 相手にプレイを読まれやすいから
ですね。
バスケのプレイは、切り替えが多くて、人が混ざるのが特徴です。
ポジションがあるようでない。そんな曖昧さが競技の魅力なんですね。
そこを、あまりにガチガチにポジションを固定すると、競技の良さ自体が薄れちゃいます。
そこで分ける考え方が「ざっくりしておく」です。
ざっくり分けるのがおすすめ
NBAのオールスターゲームは、ファン投票で選手が決まります。
昔までは5つのポジションに分かれて、それぞれ投票していました。
しかし、数年前からこのポジションが「ざっくり」になったんです。
いよいよオールスターですね🏀
実は数年前から、ファン投票のポジションに「センター」という表記が消えてるの知ってましたか?「ガード」と「フロントコート」の2つしかないんです。だからか、ビッグマンが少なく、よりポジションレスな印象が強いですね。ファンとしては接戦に期待してます😊🏀 https://t.co/xzyPiwoq4N— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 7, 2021
2つか3つに分ける
NBAのオールスターのように
- アウトサイド
- インサイド
の2つに分ける方法です。
アウトサイドの選手は①②③を全員でやる。
インサイドは④⑤の両方をやる。
このくらいざっくりしておくと、ちょうどいいでしょう。
または、もう少し細かく分けたい場合は
- ポイントガード
- アウトサイド
- インサイド
という3つに分ける考え方もあります。
わたしは高校生を指導していますが、3つに分ける考え方で指導しています。
ポイントガードは、特殊というか、少し難しいので、ここは独立させた方がいいかなと。
なので3分割をおすすめしますね。
ポジションレスはちょっと難しい
最近はポジションレスといって、まったくポジションを決めないバスケも流行っています。
とはいえ、わたしの意見としては、ポジションレスは難しいです。
ポジションは決めすぎるとキュウクツですが、決めなさすぎると「何していいのかわからない」となり、返ってやりにくいものです。
なので、ある程度ざっくりと決めておくことをおすすめします。
コーチによっていろんな考え方がありますが、参考にしていただければ幸いです!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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