戦術講座

ダイブ、フロッピー、ループ 【バスケ戦術講座 第28回】

こんにちは、三原です。

前回はスパーズのモーションオフェンスを紹介しました。

そして今回もNBAで流行のセットを紹介します。

具体的には

  1. ダイブ
  2. フロッピー
  3. ループ

この3つです。

どれも単純かつ、とてもかかりやすいスクリーンプレイなので、きっとあなたのチームでも使えるはずです。

YouTubeでも解説しています。

音声だけでも学べるので、移動中の聞き流しなどでもぜひどうぞ!

ダイブ

ダイブは高い位置でピックをかけて、センターがゴール下に走り込むプレイです。

昔からセンターは、ゴール下に立ち止まってポストアップをするのが多いのですが、最近はピックからダイブすることが増えてきました。

例えばこんな感じ。

https://twitter.com/coach_manabu/status/1284736685595484165?s=20

で、NBAで流行っているダイブのセットは、こういうプレイになります。

まず4がハイ、5がローです。

1がドリブルでハイポストの4に近づきます。

ここで4が1回目のダイブ。

同時に5がリフトします。

もちろん4にパスが通せれば、レイアップでおしまいです。

続くプレイとしては、ドリブルの方向変換をして1に5がピック。

ディフェンスからすると準備できない角度でピックが来るので、すごく守りにくいです。

5がピックから2回目のダイブ。

4はスペースを取るために、コーナーへ広がると良いでしょう。

もし4がアウトサイドシュートできない人だったら、コーナーに広がっても意味がないですね。

そんなときは「スペイン」をしましょう。

また3と4が「ピンダウン」スクリーンをしても良いですね。

いずれにしても5のダイブにパスが通しやすくするために、スペースを作ることです。

フロッピー

フロッピーは、両サイドのローポストにセンターを置いて、それをスクリーンにするプレイです。

もうずーっと昔からあるプレイですが、永遠に効果がある魔法のセットですね。

こちらはコーチK。うーん、かっこいい。

ポイントガードがトップにいて、2と3がスイング。

4と5がダウンスクリーンをかけます。

絶対に45度でパスが受けられます。

 

2がすごくいいシューターだった場合、「シングルダブル」といって、1枚と2枚のスクリーンのどちらを使っても良いですよ、みたいにするのもおもしろいです。

45度にパスエントリーしたあとは、センターも良いポジションにいるので、インサイドにパスを入れましょう。

パスした後の3はいろんな動きをすると良いですが、一番かんたんなのは1へのスクリーンですね。

エルボースクリーンとも言われます。

試合はやっぱりインサイドが大事なので、とにかく、インサイドを攻めるチームにおすすめなセットが、このフロッピーです。

ループ

これはアイバーソンカットを使ったプレイです。

https://twitter.com/coach_manabu/status/1381789905114722309?s=20

3がエースの選手だとします。

その子に4と5がハイポストでスタガードスクリーンをセットします。

この動きが「アイバーソンカット」ってやつです。

これに合わせて2が逃げるようにクリア。

2と3の、2人の動きがぐるっと回るので「ループ」と呼ばれます。

3がボールを持ったあとは、基本的にはアイソレーションの1対1がいいでしょう。

すごくスペースが広く作れるはずなので、フォワードに攻めさせたい時はおすすめのセットです。

基本は3アウト2イン

以上がNBAでよく使われているセットになります。

ダイブ、フロッピー、ループ。これらに共通していることは何でしょうか?

それは「3アウト2イン」だということ。

つまりセンターを2人ちゃんと置くってことです。

最近のバスケはドリブル主体だったり、ガードが目立つようなプレイが多いです。

それも一つのやり方なんですが、わたしはやっぱり3アウト2インをおすすめしたい!

バランスが良く、インサイド、アウトサイドともに攻めることができる。

そして確率の高いゴール下を第一優先で狙える。

これが一番いいです。間違いなく3アウト2インをやりましょう。

最新の戦術を1冊にまとめたものがありまして、これを読んでもらえると、「やっぱりインサイドは大事だな」というのが良くわかるはず。

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またさらに、3アウト2インを詳しく知りたい方は、こちらの書籍がおすすめです。

ノーサインで、セットプレイではなく、フリーオフェンスを作りたい方は、この本の方がいいです。

3アウト2インの基本的な考え方が書かれています。

スマホで読める電子書籍です。

ABOUT ME
三原学
三原学(みはらまなぶ)。1981年東京都生まれ。安田学園中学校高等学校教諭。同校高校男子バスケットボール部ヘッドコーチ。「ボトムアップ思考」による選手主体のチームづくりを目指す。また、YouTubeやブログでわかりやすく戦術を解説する「バスケの大学」を運営。日本バスケットボール協会公認B級コーチ、B級審判員。早稲田大学大学院修士課程(人間科学)修了。
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