バスケットボールコーチ・三原学のブログ

バスケットボールの【プレス・ディフェンスの原則】

 
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三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「プレス・ディフェンスの原則」というお話をさせて頂きます。

「プレス」とは「計画的にボールを奪いに行くディフェンス」を意味します。

バスケットボールはルール上オフェンスが有利にできているため、普通の実力差であれば1対1でボールを奪うことはほとんどできません。

そこでボールを奪うためには「1対2」にする「ダブルチーム」がメインになります。

そしてダブルチームに行った2人がボールを直接奪うというより、そこから難しいパスを出させて、それをインターセプトする、という計画が現実的な方法です。

具体的な考え方は、次のようになります。

 

【ダブルチームに行く】

#1がボールを持っています。そこにBがマークしている#2を捨てて、#1にダブルチームに行きます。この時、AとBで「ハ」の字のようにボールを挟み、その中に閉じ込めるように協力しましょう。

これをされるとボールマン#1の心理としては逃げたくなりますから、パスを探すはずです。そしてどこにパスを出すかと言えば、一番簡単なのは隣の#2にパスすることです。なぜならばBがマークマンを捨ててノーマークなはずだからです。この#2へのパスを予測して、#3のマークマンだったCがパスカットに思いっきり飛び出します。このパスが取れれば、即速攻で2点です。

この時に重要なことはパスが出る前にCが#2に「マッチアップしない」ということです。先にマッチアップしてしまうと、#1はパスを出さなくなるからです。イメージとしては、一瞬「空いてる」と思わせて、安心してゆるいパスを出させて、それを取るということです。

私は15年ほど前、アメリカのロサンゼルスに現地の高校バスケを見学に行ったことがあります。そのとき現地のコーチとお話したときに、このプレスディフェンスの原則を「IAI」という頭文字で合言葉にしていると教わりました。

  • Invite pass  パスをさせる。
  • Anticipate 予測する。
  • Intercept インターセプトする

これはとてもわかりやすい説明だったので、よく覚えています。特に、当時の私には「パスをわざとさせる」という選択肢を知らなかったので、とても新鮮でした。

【ローテーション】

#1からのパスをCがインターセプトできれば良いですが、それが間に合わないこともあります。それは仕方ないことですが、そのまま抜かれてしまって結局簡単なシュートを許してしまっては、いけません。プレスに行く以上、ある程度のリスクは覚悟すべきで、試合中には完全にかわされてノーマークのゴール下シュートを許すこともあります。でも、その後のローテーションがしっかりできれば、これを防ぐことができますし、引き続きプレスをかけ続けることができます。

先ほどの図の延長で説明を続けます。

#2がボールをキャッチしたら、Cがそのままマッチアップしましょう。Cはパスカットに飛び出すべきですが、明らかに間に合わないときは、たんなる空振りに終わらないよう、間に合わないときはそれなりに判断して、しっかりマッチアップできるような飛び出し方をします。

Cがしっかりマッチアップすると同時に、ダブルチームを「してもらった」Aがローテーションで#3にマッチアップします。こうすれば、全員マークマンが入れ替わりますが、再び全員にマッチアップができます。そして、またボールが#1にパスを出されたらダブルチームを仕掛ける、というように続けてプレスすることができます。

1つ注意点は、#2から簡単に#3にパスを展開されないようにすべきだということです。

#2から#3へのパスが「パッ!」と瞬時に出されてしまうと、人が走るよりもボールの方が早いですから、ローテーションが間に合わなくなるからです。Cは#2にマッチアップするときに、少し#3側に体を傾けて守り、パスを出させないようにしましょう。そしてパスをするにしても、再び#1の方しか出せないようにすると良いです。

以上がプレス・ディフェンスの原則になります。

いろいろなアレンジがあると思いますが、目的を明確にしてプレスの約束事を作れば、非常に大きな武器になること間違いなしです。

最後までお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

 

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三原 学
高校のバスケットボールコーチ。中学高校の教諭。 日本バスケットボール協会公認B級コーチ、およびB級審判員。 東京都を中心にバスケットボールの普及、強化にあたる。 バスケットボール、子育て、教育に役立つ情報をブログで発信。 座右の銘は「即断・即決・即行動」。

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