ディフェンス

最強のディフェンス理論『ボックス理論』 【バスケ理論】

こんにちは、三原です。

お読みくださり、感謝しています。

今回は「最強のディフェンス理論『ボックス理論』」というお話をさせて頂きます。

この記事を読むメリット

  1. チームディフェンスのイメージが明確にわかる
  2. 選手が自主的に、自分で工夫してディフェンスするようになる

チームでディフェンスをするときの3原則は、

  • ポジション
  • ビジョン
  • トーク

この「ポジション・ビジョン・トーク」は、個人個人が何をやるべきなのか、それをまとめた原則です。

→ ディフェンスの3原則 ポジション・ビジョン・トーク 【バスケ理論】

今回お話するのは、ディフェンスの全体像、全員の共通理解の話です。

何か新しいものを組み立てるのは、完成図が必要です。

例えば、プラモデル。

例えば、ジグソーパズル。

ただ単に、やみくもにやっても、完成しません。

「完成図」となるイメージが鮮明に示されていればいるほど、組み立てやすいはずです。

これはチームディフェンスでも同じことです。

ボールをコート上のどこに追い込むのか。

そしてその意味は何なのか。

全員が鮮明に描けるとき、チームパワーが発揮されます。

私が良いと思っている理論は「ボックス理論」と呼ばれているものです。

なぜこの理論が良いと思うのか。

それは「わかりやすいから」というのが最大の理由です。

この記事を最後まで読んでもらえれば、どのような意図でチームディフェンスをすれば良いのかを理解してもらえることでしょう。

(1)方向づけについて

この図を見てください。

コートの中心であるにボールがあれば、攻撃は360度、どの範囲にも可能です。

それがサイドライン沿いのの場所になると、攻撃範囲は180度に狭くなります。

コーナーのになると、その範囲は90度です。

つまり、オフェンスにとって理想の場所はA、最悪はCとなります。

ディフェンスにとっては逆で、理想の場所がC、最悪はAとなります。

  • ボールをサイドライン、エンドラインに追いやれ。
  • ミドル(真ん中)でボールを扱わせるな。

が合言葉になります。

そして具体的には、次のように方向づけをします。

  • コートを4分の1に割って考えます。
  • フリースローラインよりも上にボールがあるときは、そのボールをサイドラインに行かせましょう
  • フリースローラインよりも下にボールがあるときは、そのボールをエンドラインに行かせましょう

まずはこの矢印を、全員が頭の中に描くようにしてください。

(2)ボールサイドとヘルプサイド、2つの「ボックス」

さて、次に「ボックス」の話です。

「ボックス」というのは、リングとリングを結んだ線(ミドルライン)があると仮定して、コートを半分に割って考えることを意味します。

そして、ボールがある方の半分を「ボールサイド・ボックス」と呼びます。

ボールがない方の半分を「ヘルプサイド・ボックス」と呼びます。

(3)ボックスを狭くさせるイメージを持つ

さて、最後に「ボックス理論」の最終イメージについてです。

まずは次の図を見てください。

向かって右半分の青く色がついているところが「ボールサイド・ボックス」です。

このボックス理論では、簡単に言えば、

  • 色の塗られているところにディフェンス全員が寄る。
  • 守るべき範囲を限定することで、5人の力を集中させる

ということになります。

まず、この図では、ボールを左サイドにパスされないように、全員がボールサイドボックスに入ってボールにマッチアップし、ディナイし、ピストルをするのです。

  • ディフェンスすべき範囲はコートの半分だけ。
  • オフェンスが使えるコートの範囲を半分だけにする。

このような意図でディフェンスして、力を集中発揮するのです。

次にボールが前に進んだとします。

この図のように、ボールサイドボックスの中で、さらにボールが前進しているので、そこから下(コーナーまでの部分)だけを守るべきボックスとしてイメージします。

  • 反対のヘルプサイドボックスにパスを回させない。
  • ボックスの後ろの部分(白い部分)にボールを返させない。
  • ボールがコーナーに進むしかないように仕掛ける。

このようにして、さらに守るべきボックスを狭くします。

そしてボールがコーナーに行けば、もうボックスはこれだけ小さくなりました。

ここで5人が描くべきイメージは、

  • ボールをボックスから出させない。
  • 出されたボールはインターセプトする。

ということです。

オフェンスはたったこれだけの狭い部分しか動けないのであれば、これほど苦しいことはありません。

逆にディフェンスは、ここまで狭いボックスにできたら、最後は逃げるための「返しのパス」を出すしかなくなりますから、それを狙ってボールを奪うのです。

  • ボックスをどんどん狭くする。
  • 狭い範囲で、ディフェンスの力を集中発揮する。

これがボックス理論の目的です。

これから私のブログでいろいろな状況でのディフェンス方法を紹介しますが、すべてこのボックス理論に基づくものです。

目先の枝葉だけを身につけるのではなく、根幹となる「考え方」を理解できたチームは、選手が自主的に動くことができるようになります。もしあなたのチームがそのようになったら、ほとんどすべての試合に勝つことができるようになるでしょう。

最後までお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

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三原学
1981年東京生まれ。小5からバスケを始める。早稲田大学では主務としてインカレ第3位に貢献。卒業後は、母校である安田学園高校の男子バスケットボール部を指導している。常に攻撃的なバスケットボールがモットーで「やって、見て、教えて日本一楽しいバスケ」を日々追及している。特にパス&ランのオフェンス指導には定評があり、選抜チームなどのコーチも歴任。ライセンスはJBA公認B級コーチ、B級審判。「5アウトのモーションオフェンス」「ドリブルドライブモーションオフェンス」など著書多数。運営ブログ「バスケの大学」はYouTube版も好評。
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今日もありがとうございました。

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