こんにちは、三原です。
全員が3Pラインの外側に広がり、スペースを作って攻める「5アウト」の解説です。
オフェンスをうまく教えたい
得点力をもっと高めたい
そんなあなたに向けて書きました。
動画で学びたいなら、YouTubeをどうぞ。
音声だけでも学べるように作ってあります。
ちなみに、セットオフェンスの全体像については、こちらの記事をぜひどうぞ!
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/2da13ae5deb4a40c30b5e846d847b7d8-320x180.jpeg)
5アウトのメリット
5アウトは、ゴール下に大きなスペースをつくることができます。
背が高いセンターがいなくても、動きでゴール下を攻めることができるセットです。
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5アウトでは、全員がリングに正対して攻めるため、シュート、パス、ドリブルというファンダメンタルが身につきやすいです。
逆に、リングに背を向けたポストプレイはあまり身につきません。また、オフェンスリバウンドも行きにくいです。
そんな5アウトオフェンスですが、わたしとしては高校生以下の育成年代なら、とてもオススメをしたいです。
では、具体的なセットを紹介しましょう。
リード&リアクト
これは「ボールに合わせる」というオフェンスです。
- ボールが攻める
- 全員が常にボールを見ている
- ボールの攻めに全員が合わせる
そして、具体的な合わせ方は「サークルルール」です。
- 右にドライブしたら、右に合わせる
- 左にドライブしたら、左に合わせる
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このような動きになります。
「うずまき」のように合わせる、と覚えてもいいでしょう。
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リード&リアクトは、とても細かく合わせのルールが決まっています。
詳しく知りたい方は、わたしの過去の記事をぜひ読んでください。
シャッフル
リード&リアクトは「ボールが優先」というオフェンスです。
逆にシャッフルは「オフボールが優先」というオフェンスになります。
ボールが2にパスされたら、逆側の3がななめにカットします。
このカットのことをシャッフルカットといいます。
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このシャッフルカットにパスを入れやすくするために、1がパスをしたらボールから離れるように動きます。
この動きを「アウェイ」といいます。
アウェイしないと3の近くにディフェンスが固まるので、邪魔なんです。トップで止まらずに、必ずアウェイしましょう。
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3はパスをもらったら、2がリターンパスをもらいに走ります。ハンドオフのプレイです。
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3にパスが入らなくても、動いた後ろにスペースが空きます。そこに2がドライブです。
「たすきがけ」のような形になります。ハサミに似ているので「シザース」とも呼ばれる動きですね。
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ここまでの攻めができなければ、パスを逆サイドに展開させて、再びシャッフルカットします。これを2回、3回とくり返すんです。
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5アウトのデメリット
5アウトは、リングに正対して攻めるプレイが増えます。
逆にポストアップをすることは、伸びません。
なのであなたのチームにビッグマンがいる場合は、やらない方がいいでしょう。
また、オフェンスリバウンドにも入りにくいです。
最近ではNBAでも5アウトのチームが増えています。
でも、ただ真似するだけでなく、あなたのチームの適性をしっかりと見極めてください。
まとめ
- 5アウトのオフェンス
- 全員が広がってスペースを広げる
- ボールが攻めて、それに合わせるのが「リード&リアクト」
- ドライブには「サークルルール」で合わせる
- オフボールが優先で攻めるのが「シャッフル」
- 逆サイドからななめのカットをする
- パスが中に入ったらハンドオフする
- それに邪魔にならないように、アウェイする
- 5アウトはリングに正対した攻めが多い
- だからこそファンダメンタルを指導しやすい
- でもインサイドは育たない
- リバウンドも行きにくい
- 最近はNBAでも5アウトが多い
- 思考停止で真似ではなく、チームの適性を見極めよう
というお話しです。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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