こんにちは、三原です。
NBA史上、いや世界のバスケ史上、もっともオフェンスがうまかったチーム。それは2014年のサンアントニオスパーズでまちがいないでしょう。
#バスケ
バスケの面白いところは「パス」です
・ノーマークをつくる喜び
・動く楽しさ
・ボールを共有する楽しさ
・フェイクをする面白さ
バスケの楽しさがパスに全部つまっている
最近のNBAはドリブルばかりだけど、2014年あたりのスパーズが最高のチーム。とにかく美しい。https://t.co/1hGYrw3Kel— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 4, 2020
とくにこのチームの武器は、ボールムーブメント。
ボールをパンパンと回して、ディフェンスをゆさぶり、ノーマークを作る。
指導者なら一度は「こんなオフェンスを教えたい」と頭に描いたことがあるでしょう。
この記事では、そんなボールムーブメントをわかりやすく解説します。
- オフェンスの教え方がうまくなりたい
- チームの得点力を高めたい
- チームでプレイする大切さを教えたい
そんなあなたはぜひ最後までこの記事をお読みください。
YouTubeでも解説していますので、そちらもぜひどうぞ。
音声だけでも学習できます。聞き流しでもOKです。
サンアントニオスパーズのボールムーブメントが美しすぎる
ボールをどんどん回すと、何が起こるでしょうか。
答えはかんたん。ディフェンスが絶対に追いつかなくなります。
どんな人が走るよりも、ボールを投げた方が早いからです。
- ボールは人より早い
- ボールは疲れない
- だからどんどんパスしよう
これがボールムーブメントの最大の狙いです。
しかし、ただなんとなくボールを回せばいいってもんじゃないです。
スパーズのオフェンスには3つの要素で成り立っています。
なお、このスパーズのオフェンス、今や世界の常識になっています。
ミニや中高生でも絶対に理解すべき、チームオフェンスの基礎です。
3つの要素
それらは
- スペーシング
- ピックでズレを作る
- 2ドリブル+パス
です。
ひとつずつ解説していきます。
スペーシング
スペースは、できる限りひろく取るべきです。
隣の味方が近くにいると、ディフェンスが邪魔で、ドライブできないからです。
一般的なスペーシングは、味方同士の距離が5mくらいと言われています。
しかし、ドライブを仕掛ける場合は、これをさらにひと回り広くします。
こんな感じ。
これならば、お互いに邪魔にならず、リングに向かってドライブで割れるはずです。
ピックでズレを作る
さらに、ボールマンにピックに行くことで、強制的にズレを作ります。
ピックを使ってリングに一直線にドライブです。
そのままレイアップの勢いで行けば、当然ディフェンスは収縮します。
そうしたらアウトサイドの味方にパスアウト。完全にノーマークができます。
これに反応して、ディフェンスがクローズアウトになれば、さらにパスを回してディフェンスをゆさぶります。
このプレイはドリブルのドライブだけでなく、ピックした人がダイブしても同じことになります。
2ドリブル+パス
- クローズアウト発生
- パスアウト
- またクローズアウト
- ドライブで抜く
- ディフェンスが収縮
このサイクルを何度もくり返すと、ディフェンスは嫌になっちゃいます。
1回のオフェンスで2回以上のクローズアウトが発生できたら、合格です!
そして、クローズアウトの発生のために、ドリブルを2回するのがコツです。
必ずインサイドにボールを入れるべき理由
1️⃣ゴール下のシュートは高確率
2️⃣ファウルもらいやすい
3️⃣ディフェンスが収縮
4️⃣クローズアウト発生
5️⃣アドバンテージ状態になる
6️⃣パスリズム良くなる
7️⃣シュートタイミングが明確
8️⃣リバウンド行きやすい
9️⃣逆速攻出されにくい— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) September 5, 2020
ドリブル1回だけでパスをさばくと、ペイントに侵入できません。
ペイントまで行かないと、ディフェンスが寄ってくれないので、クローズアウトが発生しないんです。
逆に2回以上ドライブをして、ペイントタッチしてからパスを出せば、ディフェンスはクローズアウトになります。
この「2ドリブル+パス」というのをぜひ覚えておきましょう。
まとめ
人よりボールが早い
ボールは疲れない
スペースを最大に広く
ピックでズレを作る
ドライブはドリブル2回以上
必ずペイントタッチする
ディフェンスをクローズアウトにさせる
1回のオフェンスで2回以上クローズアウトさせれば合格
というお話しです。
ぜひ美しいボールムーブメント、やってください!
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より指導法に目を向けて、書いてあります。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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