こんにちは、三原です。
バスケットボールには、オンボール、オフボール共に、いろいろな動きがあります。
それらは1つだけでも効果がありますが、組み合わせて行うと、さらに効果的です。
そんな「アクションの組み合わせ」を具体的に、わかりやすくお伝えします。
この記事で紹介するプレイは、次の通りです。
- ラム(RAM)
- チン(CHIN)
- スクリーン・スクリーナー(STS)
- ダブルアウェイ
この話はYouTubeでもしています。
音声だけでも学べるので、聞き流しでぜひどうぞ。
この記事は、YouTubeのレジュメって感じです。
ラム(RAM)
ということです。わかりますかね?
上の図では、5が1にピックに行ってます。
これだけだと、ディフェンスは対応がかんたんですね。
なので、5が1のところに行く前に、3が5にダウンスクリーンするわけです。
5のディフェンスはピックの対応の前に、3に「こつん」とぶつけられるわけですから、ちょっと遅れます。
ピックの対応を遅らせるために、5に3がスクリーンする。これをラムって言います。
OLY:
Ram Screenからシンプルにスコア。
「見てなければフリー」バルサ側のLate Switchに改善の余地あり。
このパスをDeflectionできないとかなり厳しい。 pic.twitter.com/39T4iJuJil— Basketball Coach (Ryota) (@bba11coach) January 29, 2021
チン(CHIN)
チンは「あご」という意味です。もともとは有名なプリンストンオフェンスのセットプレイから、その名前がつきました。
具体的には、5が3にバックスクリーンをかけるプレイです。
このスクリーンはとてもかかりやすく、パスが通ればイージーな2点シュートになります。
このスクリーンに対応しようとすれば、当然ディフェンスは警戒して下がりますね。
すると結果的に、5から1にかけるピックへの対応が遅れるわけです。
先ほどのラムスクリーンの、バックスクリーン版みたいなものですね。
いちばん引っかかるスクリーンは「バックスクリーン」ですね。
・ボールを持っている
・パスを出す
・その人に背後からスクリーン
・ディフェンスは気づかない
だからめちゃくちゃかかります
動画は有名なプリンストンオフェンスのチンシリーズ。30年経っても引っかかるpic.twitter.com/qhyOAtVPP8— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) April 3, 2020
スクリーン・スクリーナー(STS)
STSと呼んだりしますが「スクリーナーにスクリーンをかける」プレイです。
「Screnn The Screener」だからSTSなんです。
こんな感じのプレイがよくあるパターンですね。
- まずは3が2にバックスクリーン
- そのあとすぐ
- 5が3にダウンスクリーン
ということで、「スクリーナーだった3に、スクリーン」というプレイです。
ディフェンスは対応が遅れるので、すごく引っかかりやすいプレイになります。
スローインとかでもよく使われますね。
フレックスオフェンスって昔からあるけど、今でもすごくよく使われてます。ホーンセットからフレックスが今の流行り。やっぱりいいものはいい。 pic.twitter.com/OoIqaF5GWX
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) October 11, 2020
ダブルアウェイ
最後はダブルアウェイ。
ダブルってのは、2人そろってスクリーンに行くことです。
ボールマンの1に、4と5がダブルでピック(ドラッグスクリーンとも言います)。
そのあと、そのまま2人してアウェイ。
ボールから遠ざかるように動いて、ダウンスクリーンです。
2人のかたまりがそのまま動くので、まあ外しにくい。
ガツンと引っかかってノーマークを作ることができます。
ダブルドラッグ
「スクリーナーは大きい人、ボールハンドラーは小さい人」というイメージがありますが、そうとも限らないです。このように、スクリーナーをシューターにするのも1つの方法。ポップするとほぼ確実にワイドオープンになるからです。
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 2, 2021
目的は「ディフェンスの対応を遅らせること」だよ!
このように、スクリーンプレイを1つだけじゃなく、2つ組み合わせてプレイすると、また違った効果があります。
もちろんこの4つ以外にも、もちろんたくさんあります。
あなたのチームに合ったアクションの組み合わせ、ぜひ作ってみてください!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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