こんにちは、三原です。
先日、こういったツイートをしました。
#バスケ 「ホーンセット」のメリット
ホーンセットは1ガード、2ハイポスト、2コーナーのセットオフェンスです。
・身長が低くてもできる
・プレイが単純
・再現性が高い
・ゴール下に広いスペース
・レイアップ or 3Pの高確率シュート
最近注目のオフェンスです。
NBAでは非常に多く見られますね— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) February 28, 2020
ホーンセットといえば、ガードとハイポストでピック&ロールをするのが普通の形。なので時にはウラをついて、バックスクリーンが効きます。マイアミヒートの頭脳プレイです😃🏀
pic.twitter.com/fNHC9VMDKH— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) August 23, 2020
ホーンセットは、最近本当に流行っているオフェンスです。
- トップにガード
- ハイポストにセンター
- コーナーにシューター
というシンプルなオフェンスですが、とても選択肢が広くて、アレンジがしやすいのが特徴です。
- センターはちゃんと育てたい
- でも、大きくないからどうしよう
というチームであれば、ホーンセットはおすすめです。
YouTubeでも解説しています。
音声だけでも学べるようになってるので、聞き流しだけでもぜひどうぞ!
ホーンセットとは?
ホーンセットとは、下の図のようなセットです。
5人の立ち位置を結ぶと、「牛の角」みたいに見えるので「ホーン」と呼ばれます。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/1737133f62b9469afe4b0b61fbeb41a4.jpeg)
ホーンはセンターが小さくてもできる
最大のメリットはセンターが背が低くてもできるということです。
大きい相手センターを相手にする時、
- ゴール下で勝負するのではなく
- 相手の大きいセンターを外に引っ張り出す
そういうことができるのです。
さらにシューターがコーナーにいるので、ゴール下にスペースが広く取れるんです。
ふつうのセットだと
- フォワードは45度にいて
- センターはハイロー
という形が多いです。
比較するとホーンのスペースが広いことがわかりますね。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/17d9f5fbf9f684165e9c0d5cb99d7b80.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/1737133f62b9469afe4b0b61fbeb41a4.jpeg)
シューターがフリーになりやすい
スペースが広いからこそ
- ゴール下を攻める
- ディフェンスが寄ったら
- コーナーがノーマーク
という確率の高いシュートができるのがホーンセットなのです。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/332bb8477d14b537f78dcb26ece96311.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/9d046f22376b49decce63ae610674ba5.jpeg)
ウィークとストロング
ホーンセットにはいろんなプレイが考えられますが、
- ストロング
- ウィーク
この2つに大きく分けることができます。
つまり、ボールのない方でプレイするか、ある方でプレイするかってことです。
ボールのある方(ストロング)の代表的なプレイは、ピックすることですね。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/e7130f217d894e28b53a3a0d609275e2.jpeg)
ボールのない方(ウィーク)のプレイは、スクリーンをかけあうことになります。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/a386ea9c90b42219f4f0b17eb6739f32.jpeg)
ウイークとストロング。この2つに別れるんだと覚えておいてください。
YouTubeでも具体的に解説をしております。
見てもらうと、より理解が深まりますので、こちらもぜひ。
具体的なプレイ
では、具体的なセットプレイを紹介しましょう。
①ピック&ダイブ
ピックをかけて、ガードにドライブをさせるプレイです。
もちろん、ガードがそのままレイアップにいくこともできますが、センターがダイブしてもOKです。
ダイブしたあと、パスが入らなければ、逆サイドのセンターにパスをして「ハイロー」を狙うこともできます。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/e7130f217d894e28b53a3a0d609275e2.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/1c59d818b54ba71ac40c2c7328451d8f.jpeg)
フラッシュ・ホーン
・ダブルハイにフラッシュ
・ホーンからポップ
・ハイロー
・アイソレーション
・ガードドライブ
・バックドアセンターがハイポだけでなく、さらにストレッチする技術があるとオフェンス戦術の幅が広がりますね。ディフェンスは広くて守りにくい。
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) May 26, 2020
②アウェイスクリーン
ボールをパスしたら、ボールと逆に動きます。
そこでスクリーンをかけうプレイです。
ディフェンスにとっては外しづらい角度のスクリーンになります。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/332bb8477d14b537f78dcb26ece96311.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/a386ea9c90b42219f4f0b17eb6739f32.jpeg)
ミシガンステイトの名将、トム・イゾー。ホーンセットといえばイゾー、イゾーといえばホーンって感じです。センター2人の献身的なスクリーンがカギ。バリエーションが豊富すぎて勉強になります。
pic.twitter.com/BOTDdLxOaU— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) June 24, 2020
③フレックスアクションする
フレックスとは
- 横のスクリーンと
- 縦のスクリーンの連続
というセットオフェンスです。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/55da6179d9329db11507f03a30e1734c-3.jpeg)
このフレックスですが、ホーンからかんたんに行うことができます。
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/332bb8477d14b537f78dcb26ece96311.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/332bb8477d14b537f78dcb26ece96311.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/67286b31c2f1fe66f1f52ed996335747.jpeg)
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![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/03/6a1cdb11518eed59ac712630021bbf10.jpeg)
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フレックスオフェンスって昔からあるけど、今でもすごくよく使われてます。ホーンセットからフレックスが今の流行り。やっぱりいいものはいい。 pic.twitter.com/OoIqaF5GWX
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) October 11, 2020
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/09/b63b29076e98cf3dcf8936f535ed823f-1-320x180.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/09/b63b29076e98cf3dcf8936f535ed823f-1-320x180.jpeg)
![](https://coach-mm.com/wp-content/uploads/2020/09/b63b29076e98cf3dcf8936f535ed823f-1-320x180.jpeg)
自分のチームに合わせてアレンジしよう
以上がホーンセットの代表的な動きです。
これだけでもいろいろありますが、本当はもっとアレンジ可能です。
- センターはちゃんと育てたい
- でも、背は大きくない
そんなチームにとって、ホーンセットはとても向いてると思います。
あなたのチームに合わせて、いろいろアレンジして、作ってみてください!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
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