戦術講座

オフボールスクリーン わかりやすく【バスケ戦術講座 第21回】

こんにちは、三原です。

オフボールのスクリーン、つまりボールのないところのスクリーンは、大切です。

というのも、うまくかかればかんたんにシュートチャンスが作れますからね。

最近はボールにスクリーンに行くプレイが多いですが、オフボールスクリーンが必要ないわけじゃありません。

むしろ中高生には、ボールスクリーンよりも、かんたんかも。

ということで、オフボールスクリーンの基本について、わかりやすく解説します。

YouTubeでも同じような話をしています。

この文章はYouTubeのレジュメみたいな感じです。

聞き流しでも学べるので、音声だけでもぜひどうぞ。

スクリーンの呼び名

スクリーンにはいろんな種類があります。なので、それらに名前をつけておくことが大事です。

名前をつけておけば、選手とコミュニケーションが取りやすいですからね。

よくある例は、スクリーンの「枚数」で呼ぶことです。

シングル

1人だけのスクリーンですね。もっとも多く行われるスクリーンです。

ダブル

お次はダブル。2人のスクリーンです。

シューターをノーマークにするために使われたりします。

スローインとかでも多いですね。

トリプル

あんまり多くはないですが、可能性としてはあります。

3人のトリプルスクリーン。豪華ですね。

スタガード

もう一つ、枚数じゃないけど覚えておきたいのは、スタガードスクリーンです。

スタガード。もともとは「ふらつかせる」とか、そんな意味です。

わたしは「時差スクリーン」と呼んでいます。

ダブルスクリーンと似てるんですが、少し離れたところに立って、時間差でディフェンスをぶつけるスクリーンです。

ダブルスクリーンと最大の違いは、2人の間をカールカットできるってことです。

つまりオフェンスの選択肢が多いんですね。

時間差のスタガードスクリーン。ぜひ覚えておきましょう。

代表的な3つのプレイ

では、具体的な3つのプレイです。

  1. ダウンスクリーン
  2. バックスクリーン
  3. クロスコートスクリーン

オフボールスクリーンは、この3つのどれかに、必ず分類できます。

ダウンスクリーン

ダウンスクリーンは、上から下へのスクリーンです。

トップからリング方向へのスクリーン。

試合中に、一番かんたんに行うことができるスクリーンです。

ディフェンスからするとスクリーンが来るのがバッチリ見えるので、かかりにくいスクリーンでもあります。

でも、かかると「わかっているけど止められない」となって、相手ディフェンスに相当なプレッシャーを与えること間違いなしです。

バックスクリーン

ダウスクリーンの逆、下から上へのスクリーンです。

バックスクリーンの魅力は、なんといってもノーマークになりやすいこと。

ガチっとかかれば、イージーシュートになりやすいです。

オフェンスのきっかけ作りに使われる「UCLAカット」もバックスクリーンです。

UCLAカットされると、レイアップされちゃうのでディフェンスは下がらざるをえません。

そうするとハイポストを使ったプレイがかんたんにできるんですよね。ぜひ覚えておきましょう。

クロスコートスクリーン

最後はクロスコートスクリーン。

コートを横切るスクリーンですね。

センター同士が使うことが多いです。

また、フレックスオフェンスの動きも、クロスコートスクリーンが入ってます。

 

コートを横切るクロスコートスクリーンは、ゴール下でノーマークができやすいので、おすすめです。

ディフェンスをずらせ

ということでスクリーンのやり方をいろいろと紹介してきました。

大事なのは「何のために」という目的なんですが、それはディフェンスをずらすためです

ディフェンスが遅れる状況を作れば、楽にシュートしたり、1対1したりすることができます。

ディフェンスをずらして、楽なオフェンスをするためには、スクリーンが欠かせません。

この記事で紹介したものを参考に、ぜひあなたのチームで取り入れてみてください。

ABOUT ME
三原学
三原学(みはらまなぶ)。1981年東京都生まれ。安田学園中学校高等学校教諭。同校高校男子バスケットボール部ヘッドコーチ。「ボトムアップ思考」による選手主体のチームづくりを目指す。また、YouTubeやブログでわかりやすく戦術を解説する「バスケの大学」を運営。日本バスケットボール協会公認B級コーチ、B級審判員。早稲田大学大学院修士課程(人間科学)修了。
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