戦術講座

ハンドオフがピックよりも良い3つの理由【バスケ戦術講座 第20回】

こんにちは、三原です。

ハンドオフ、つまり手渡しパスってとても使えます。


同じようなプレイにピック&ロールがありますが、わたしはピック&ロールよりもハンドオフの方がやりやすいと思っています。

その理由は次の3つ。

  1. ボールマンが長くボールを持たない
  2. ドリブルよりもスピードがある
  3. 裏をつきやすい

ということで、1つずつわかりやすくお話しします。

この話はYouTubeでもしています。

音声だけでも学べるので、聞き流しだけでもぜひどうぞ。

この文章は動画のレジュメだと思ってください。

ピックプレイの難しさとは

ピック&ロールは、ボールマンのディフェンスにスクリーンをかけて、強制的に2対1を作るプレイです。

しっかりかかれば、ノーマークを作ることができます。

これはもちろん、やるべきナイスプレイなのですが、1つだけ難しい点があります。

それは、ひとりがボールを長く持つ必要があるってことです

ボールマンにピックに行くので、ピックが来るまでボールを持ってないといけません。

ドリブルをずっとしていたり、そういうことになります。

なのでドリブルのスキルがどうしても必要です。こんな感じに。

 

じゃあ中学や高校生に、そんなにドリブルがうまい子がいるかっていうと、そうでもないですよね。

だから、けっこう難しかったりします。

そこでハンドオフです

同じようなスクリーンプレイでも、ハンドオフならドリブルキープする必要がありません。

そういう意味で、ハンドオフの方がやりやすいんです。

ということで、より具体的にメリットを解説していきます。

ボールマンが長くボールを持たない

パスして走る。これであれば、1人がボールを長く持つ必要がありません。

たとえば、こんな感じです。

ドリブルで進んでいるとき、ディフェンスに追い込まれた。

なのでハイポストの5にパス。

そして走り込んでハンドオフパスをもらう。

スクリーンがかかる。

これをピックにするとなると、1が長い時間ドリブルキープしないといけないですね。

ミスする可能性が高まるわけです。

でも、ハンドオフを使えば、そのミスを減らすことができます。

ドリブルよりもスピードがある

パスして走る。ということはドリブルよりもスピードがあります。

ぱぱっと走れば、ドリブルよりも絶対に速いです。

これとか見てもらうと、かなりスピード感ありますね。

ということは、それだけディフェンスしにくいってことです。

パスしてどんどん走りましょう。

裏をつきやすい

ボールを手渡しパスすると見せかけて、実は自分が攻める。

こういう裏をつきやすいのもハンドオフのメリットです。

ハンドオフもらう側のバックカットももちろんあります。

ピックよりも裏のプレイがしやすいのも、大きなメリットです。

パスして走ろう

パスして走ることは、バスケの基本です。

最近はドリブルが主体のプレイが流行っていますが、パスアンドランの重要性を忘れてはいけません。

難しいピックよりも、かんたんなハンドオフをぜひ使ってください。

このブログよりもうちょっと詳しい話や、ちがった話もしてるので、動画の方もよかったらぜひ!

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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