こんにちは、三原です。
コート上の名称を覚えて、それをチームで共有することは、すごい大事です。
名前をつけておくことで、コミュニケーションが正確に、そしてスムーズになるからです。
例えば、あなたのチームで
「エルボーにフラッシュしろ!」
とか
「スロットにドライブしよう!」
とか言ったら、会話が通じるでしょうか?
こういう専門用語で会話ができれば、お互いに伝えたいことが正確になり、そして短時間で済みます。
「センターライン」とか「3ポイントライン」とかのルール上の名称はもちろんですが、特定の場所に意味ある名前をつけることが大事です。
具体的に、たくさん紹介します。
ぜひ覚えてもらって、自分のチームで使ってください。
YouTubeでも解説しています。
聞き流しでも学べるので、音声だけでもどうぞ!
【1】エリア
コートを図として考えるとき、リングを上(奥)にして考えましょう。
選手がオフェンスをするときに、こっちに向かって進んできますよね。
その方向に合わせて図を書くのが、世界基準です。
ということで、左右はこのようになります。
右と左
「右に行け!」とか言っても、選手は意外と右の認識が逆だったりするので、まずはここから押さえておきましょう。
ボールサイドとヘルプサイド
そして、ボールのある方をボールサイド、その逆をヘルプサイドと呼びます。
リングを中心にコートを半分に割って、サイドを決めます。
ちなみに、このラインは「ミドルライン」です。
ウィークサイドとストロングサイド
ボールをもった人とリングを直線で結びましょう。
その線を境に、
- せまい方をウィークサイド
- 広い方をストロングサイド
こう分けます。
【2】ポジション
今度は選手の立ち位置です。
トップ
リングの正面、3ポイントラインの外。
ここを「トップ」と呼びます。
ちゃんというなら「トップ・オブ・ザ・キー」です。
ウイング
リングに向かって45度。
フリースローラインの延長線上で、3ポイントラインの外。
ここがウイングです。
コーナー
角がコーナー。
続いて、インサイドいきましょう。
ブロック
制限区域の真ん中に、大きく色が塗られた「ブロック」がありますね。
ルール上は「ニュートラルゾーン」って言います。
ローポスト
このあたりでポストプレイをするとき、ローポストと呼ばれます。
ハイポスト
一方、フリースローライン近辺が、ハイポストです。
- ローポストはシュートに最適
- ハイポストはパスに最適
という役割の違いも覚えておきましょう。
エルボー
ちなみに、フリースローラインの角を「エルボー」って言います。
肘みたいに曲がって、とがっているからです。
【3】少し上級編、いきます
では、最後にちょっと難しいのを。
ペイントエリア
まず、制限区域を「ペイント」。これはよく呼ばれますかね。
ショートコーナー
制限区域の外、エンドラインと交わるあたりを「ショートコーナー」と呼びます。
コート全体の角が「コーナー」に対して、小さい四角(制限区域)の角だから、ショートコーナーです。
ここは、背の低いプレイヤーが、インサイドで1対1をするときに使えます。
ダンカースポット
また、ボールを持たない人が、ショートコーナーでパスを待つために立ち止まるとき、ショートコーナーは「ダンカースポット」と呼ばれます。
つまり、こういうプレイです。
- 1がドライブしてきた
- 5がダンカースポット
- X5がヘルプ
5は立ち止まっておくだけで、ノーマークですよね。
NBAとかだと豪快なダンク!になる場所なので、「ダンカー」スポットです。
ネイル
あともう2つ。
フリースローラインの真ん中を「ネイル」と言います。
フリースローラインの半円って「爪」みたいでしょ?だからネイルです。
ネイルは、特にディフェンスで大事なポジションです。
ネイルを踏んでおけば、とりあえず、ほとんどのドライブは防げます。
特にトランジションで戻るとき、ネイルを目指して戻りましょう。
スロット
そして最後はスロット。
ペイントの横の線をスロットと言います。
スロットはもともと「タテの穴」という意味。
自動販売機にコインを入れる穴。ああいうのがスロットです。
で、スロットはドライブをするのに最高のコースなんです。なぜなら、ヘルプが難しいからです。
なお、スロットの延長上で、いわゆる2ガードのポジションも「スロットエリア」なんて呼ぶこともあります。
他にもいろいろありますが、だいたいこれでOKです。
このくらいの名前がチームで共有できていれば、かなりスムーズにコミュニケーションが取れるでしょう。
ぜひ、覚えてくださいね!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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