こんにちは、三原です。
ボールスクリーン、流行ってますよね。
ピック&ロールとも呼ばれるプレイです。
このプレイ、実はすごく奥が深いんですよ。
たった1つのスクリーンですが、使い方がいろいろあります。
ボールスクリーンだけでも、これだけ動きがあります。
・スプリット(間をドリブル)
・スネーク(コースを曲げる)
・リジェクト(逆に行く)
・アングルピック(ピックの向きを変える)コーチングの技として「動きに名前をつける」ことはオススメの方法です🏀pic.twitter.com/IacnDB9Ght
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) August 7, 2020
なので、その基本的な動きを、わかりやすくお伝えします。
YouTubeでも解説しています。
音声だけでも学べるので、聞き流しでもぜひどうぞ。
ちなみにこの文章は、YouTubeのレジュメみたいな感じで読み進めてください。
ボールスクリーンは「強制的な2対1」
そもそも、何のためにボールスクリーンをするのか、考えましょう。
答えは「強制的に2対1を作るため」です。
ガチッとスクリーンがかかれば、一瞬ノーマークになります。
この瞬間にシュートする、というのが目的です。
で、このシュートを止めようとディフェンスが対応したら、その裏をつきましょう。
そのための方法がいろいろありますよ、って話です。
基本の動きは5つ
ここで紹介する基本の動きは、この5つです。
- リジェクト
- ロール
- ポップ
- スリップ
- スネーク
では、1つずつ見ていきましょう。
【1】リジェクト
リジェクト、は「断る」って意味です。
スクリーンを使うとみせかけて、逆に行っちゃう。
意外と抜けます。
まずはこれから狙いましょう。
ストックトンのすばらしい判断力
・ピックをリジェクト
・ベースラインドライブでディフェンスを見る
・リングに近い手でリーチバックシュート
・あえてコンタクトしてスペースをつくりブロックさせない
・あわよくばバスカン狙いpic.twitter.com/K40aqpiT3d— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 29, 2020
【2】ロール
これが基本中の基本。
まさに「ピック&ロール」とはこのプレイのこと。
- スクリーンがかかる
- ディフェンスがスイッチ
- ゴール下に走り込む
パスが通ればイージーな2点になります。
オフボールのポジションチェンジ
・まん中でピック&ロール
・周りはスペースをつくる
・ただ立ち止まるとカバー行きやすい
・だからポジションチェンジ
・入れ替わるだけで効果あり
・スキあらばコーナーからバックドア動くことでディフェンスを忙しくさせましょう☺️🏀
pic.twitter.com/w4K92kqfgw— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) July 29, 2020
わたしのチームでも、やってますよ。
ほら、ナイスプレイ!
ボールスクリーンで2対1を作る練習をしました。チームプレイの基本ですね🏀 pic.twitter.com/tp96ASLebC
— 安田学園高校バスケットボール部 (@yasudabasket) March 20, 2021
【3】ポップ
これはスクリーン後、アウトサイドに出る動きです。
ディフェンスが下がったら、ロールするのは無理なので、ポップしてアウトサイドシュートを狙いましょう。
ダブルドラッグ
「スクリーナーは大きい人、ボールハンドラーは小さい人」というイメージがありますが、そうとも限らないです。このように、スクリーナーをシューターにするのも1つの方法。ポップするとほぼ確実にワイドオープンになるからです。
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 2, 2021
【4】スリップ
スリップは、スクリーンすると見せかけて、走り込むプレイです。
「フェイクスクリーン」なんて呼ばれることもあります。
1がドリブルする前に、ダッシュ。
ダイブしたら、逆はリフトしましょう。ディフェンスにとって「どっちについてけばいいか、迷う」という状況にすることがコツです。
pic.twitter.com/qq6kxu3jyr— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) January 24, 2021
ちなみに、スリップはオフボールのスクリーンでも、かなり使えます。
スクリーンは味方をノーマークにするために行うものですが、実は自分もノーマークになりやすい。とくにフレアースクリーン後は、スリップが狙えます。NBAチャンピオン、ラプターズの美しいお手本を真似しましょう😃🏀
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) August 25, 2020
【5】スネーク
最後はスネーク、「ヘビ」ですね。
ヘビみたいなコースでドリブルすることです。
ディフェンスの間を割っていくことです。
ショウディフェンスなど、相手がチームでピックに対応しようとしてきたら、意外と使えるのがこのスネーク。
間を割るので「スプリット」とも呼ばれます。
ボールスクリーンだけでも、これだけ動きがあります。
・スプリット(間をドリブル)
・スネーク(コースを曲げる)
・リジェクト(逆に行く)
・アングルピック(ピックの向きを変える)コーチングの技として「動きに名前をつける」ことはオススメの方法です🏀pic.twitter.com/IacnDB9Ght
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) August 7, 2020
まずは5つを覚えよう
5つの動きをまとめます。
- リジェクト
- ロール
- ポップ
- スリップ
- スネーク
まずはこれを基本として、覚えておきましょう。
ボールスクリーン、ぜひやってみてください。
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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