コラム

「誰にでも勝つチャンスはある」明確な理由(吉井四郎さんの理論から)

こんにちは、三原です。

今日のラジオはこちら。

NCAAトーナメントが、盛り上がっています。

今年の主役はなんといっても、セント・ピーターズ大学。

第15シードのチームが、いきなり優勝候補のケンタッキー大を倒して話題になりました。

そしてそのあと、快進撃を続けて、ついにエリート8まで来た。

15シードがエリート8進出は、史上初だそうです。

まさに、シンデレラチーム。

試合を見た印象では、小さく守り、じっくり攻めるという正攻法で、接戦をものにしています。

  • ミスを減らす
  • フリースローを決める
  • ノーマークを決める

という当たり前のことを、しっかりとやっている。

そんな印象の好チームです。

さて、ここからわたしが思い出したのは、吉井四郎先生の名著「私の信じたバスケットボール」からの一文です。

誰にでも勝つチャンスはある

出典はこちら(絵をクリックしてね)

もう少し詳しく書くと、こんな内容です。

三原なりの要約ですが

バスケットボールは、他のスポーツより、勝敗を決定する要因の多い競技です。

だからこそ、相手と自分たちを比較して「これだけはうちのほうが勝っている」ということは、必ず見つかるはずです。

そして、その強みを前面に出して、弱みを隠すような作戦が成功すれば、その試合に勝つことができるでしょう。

同じ中学生同士、高校生同士、というカテゴリーがいっしょなら、必ずあなたのほうが勝っているものがあるはず。

だからわたしは「必ず勝つチャンスはある」と信じているのです。

なんとも明るい希望をくれる文章ですね。

さらに、こう続けています。

10%の勝つ可能性があるということは、たんに10回試合をしたら1回勝てるということではありません。

同じやり方をしたら、10回とも負けてしまうでしょう。

そうではなくて「ちがう10通りのやり方」で試合をしたら、1回は勝つ、ということです。

コーチは作戦を立てて、それを信じて、試合に臨むべきなのです。

 

なるほど。

実に論理的です。

意味としては、このような感じですが、

ぜひ本文は、実際の本から読んでいただきたいです。

 

どの大会にも、セントピーターズのように、大躍進をとげるチームがときどきあります。

いろんな要因がありますが、それは「作戦の成功」も絶対にあるはずです。

そして、ここからはわたしの実体験なんですが、

作戦を立て、それに向かって練習する日々は、明るい雰囲気になる。

たとえ負けたとしても、作戦を信じて戦った試合は、満足感が得られる。

わたしはそう考えています。

コーチは専門的な知識によって、客観的に作戦を立てられないといけません。

そして、選手との信頼を構築して、「よし!これでいこう!」という作戦をみんなで信じる。

こういう練習ができれば、勝ち負けにかかわらず、すばらしい日々が送れるのです。

うちのチームでも、ここのところはすごく大事にしています。

 

さて、セントピーターズ、今日の試合も期待したいですね。

この記事をお読みくださり、感謝しています。

ぜひ、ラジオでも聞いてみてください。

もう少し詳しく、細かい話をしています。

倍速再生、聞き流しでOKですので、ぜひどうぞ!

 

ABOUT ME
三原学
三原学(みはらまなぶ)。1981年東京都生まれ。安田学園中学校高等学校教諭。同校高校男子バスケットボール部ヘッドコーチ。「ボトムアップ思考」による選手主体のチームづくりを目指す。また、YouTubeやブログでわかりやすく戦術を解説する「バスケの大学」を運営。日本バスケットボール協会公認B級コーチ、B級審判員。早稲田大学大学院修士課程(人間科学)修了。
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