コラム

【ゼロ秒思考】赤羽雄二さんのワークショップで「ホワイトボード」の使い方を学びました

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

わたしは現在、東京の安田学園で高校生の男子バスケ部を教えています。

指導者として大事にしているのは、生徒主体の「ボトムアップ理論」です。

  • みんなが主役
  • みんなで成長
  • いきいきした組織

をモットーに、令和時代の部活動モデル校を目指しています、

日本一の主体的なチームをつくるには、わたし自身がリーダーとして問題把握・解決力を高めるのが一番です。

そう考えて、わたしは2022年から赤羽雄二さんから学んでいます。

赤羽雄二さん「ゼロ秒思考」でバスケの指導をした実体験こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。 わたしは現在、東京の安田学園で高校生の男子バスケ部を教えています。 指導...

赤羽雄二さんは、あの「ゼロ秒思考」の著者で、組織や人を成長させるスペシャリストの方です。

この本、わたしは会う方全員におすすめしています。

赤羽さんは毎月1回、東京の竹橋でセミナーをしているのですが、昨日はそれに参加してきました。

テーマは「ホワイトボードの使い方」です。

その学びの内容をまとめます。

動画はこちらです。音声だけでも学べるようにつくってあります。聞き流しでもよいのでご覧ください。

すべては問題把握・解決力から

問題把握・解決力とは、話を聞いて問題を整理して、こうすれば解決できるという考えが浮かぶ力です。

「把握」が大事で、把握ができれば解決に向かう。そう赤羽さんはおっしゃっていました。

おもしろかったのは、赤羽さんの具体的な表現。

問題把握・解決力を言葉にすると

  1. どうした、何かおかしいぞ!
  2. 何でだ?
  3. なるほど、そうか!
  4. いや待てよ
  5. そうだよな
  6. わかった
  7. 本質的にはこういう問題だったのか
  8. だとすると。。
  9. よし、こうしよう
  10. これでいい!

世の中のすべての悩みは、この手順で解決されるそうです。

スイッチが入るように、「ばばばーっ!」っと一気にひらめく。

そう赤羽さんはおっしゃっていました。

リーダーが会議を進めるにしても、部下の悩みを聞くにしても、すべては問題把握・解決力からです。

 

頭を整理するためのA4メモ、フレームワーク、オプション評価

そんな問題把握・解決力を高める方法は、まず日ごろから好奇心を持つこと。

情報収集をして、少しでも興味を持ったら調べる。

自分の専門外のことでも、知ろうとする。

そんな姿勢が大事です。

そのうえで、考えをとにかく紙に書く。

これがすごく大事ですね。

まずはA4メモ書き。

モヤモヤをなくし、頭を明快にする。

毎日書いていると、自分に自信がつきます。

2つ以上の物事をわけるにはフレームワーク。

選択肢に迷ったらオプション評価。

これらを毎日、どんどん書いて頭を整理します。

わたしは赤羽さんに教わって以来、いつも用紙とペンを持ち歩き、

  • A4メモ書きを10から20枚
  • フレームワークを6個
  • オプション評価を2個

毎日書くようにしています。

ちなみに、この本がとってもわかりやすくておすすめです。

 

ホワイトボードは「言われたことそのままを書く」

ホワイトボードの使い方が、昨日わたしが一番学びたかったテーマです。

今までわたし自身が書いてきたやり方、そして生徒たちに教えてきたやり方は、次の通りでした。

  1. ファシリテーターと書記を分ける
  2. 書記は要点をまとめて、短く書く
  3. できるだけ言葉を削る

この方が見やすく、後から見て振り返りやすいと思ったからです。

こんな感じです。

しかし、赤羽さんの教えはまったく逆でした。

  1. 書記はファシリテーターが兼ねる
  2. 言われたことをそのまま書く
  3. できるだけ言葉を削らない

とくに衝撃的だったのは「言われたことをそのまま書く」こと。

もちろん「えっとー」とか、そういう言葉は削るのですが、それ以外はとにかくそのまま書く。

たとえば発言者が、

えっとー、今日の練習はディフェンスが少し甘かったと思います。ボールに対して離れすぎていることが多くて、楽にシュートさせすぎてしまいました。本当の試合では、そんなに楽にシュートさせてもらえないと思います

そう言ったとしますね。

今までの感じだと

ボールにもっと近づくべき

この一言でまとめていました。

でも、これでは話している人の真意が伝わりません。

「いや、ちょっとそういうことじゃないんだけどな」みたいなもやもやも残ります。

そして何より、あとから見返したときに、話の内容がわかりません。

赤羽さんに教わった通りに書くとすれば

今日の練習はディフェンスが少し甘かった

ボールに対して離れすぎていて、楽にシュートさせていた

本当の試合ではそんなに楽にシュートさせてもらえないはず

ここまでもれなく書きます。

こうすれば、たしかに後から見ても問題点がわかりやすいです。

話をそのまま書いてくれることは、アクティブリスニングにも通じることで、すごく重要なことだと感じました。

ホワイトボードの使い方は、このインスタにまとまっています。

 

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発見・感想・気づき

120分のワークショップでしたが、後半は実際にホワイトボードに書いて、赤羽さんからフィードバックをもらうことができました。

  • 4人組になる
  • テーマに沿って話し合う
  • それをホワイトボードに書く

ということをします。

ホワイトボードに書くのは、例題として

  • 左に「なぜ自信が持てないのか(2分)」
  • 右に「どうしたら自信が持てるのか(3分)」

と合計5分の話を書いていきます。

それを全員がやり、全員に赤羽さんがフィードバックしてくれました。

わたしの場合は

そこそこ書けているが、字がきれいすぎますね。もうちょっと崩していいのでスピードを出しましょう

ということでした。

ホワイトボード、写真撮っておけばよかった。。。

言われたまま書くのは、すごく慣れが必要で、スピードが求められます。

また、ファシリテーターをしながら書くというのがすごく大変だと思いました。

とにかく慣れですね。

今度から会議とかでは、A4用紙をホワイトボードに見立てて「人が言ってることをそのまま書く練習」をしてみたいと思います。

そして自分ができるようになったら見本を示して、その次は生徒にやらせてみたいです。

きっと今まで以上に生徒の問題把握・解決力が高まると感じています。

赤羽さん、ありがとうございました!

 

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【見学・体験可】安田学園高校男子バスケットボール部を紹介します!安田学園は東京都にある学校で、お相撲で有名な両国国技館の近くにある高校です。安田学園には、バスケットが大好きな高校生が集まっています。そして自ら考えて「やってみよう!」という気持ちを大切にするために、ボトムアップ思考型のチームづくりを行っています。けっして勝利至上主義ではありません。...

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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