オフェンス

スクリーンだけのセットオフェンス 「スクリーニングゲーム」 【バスケ理論】

こんにちは、三原です。

今回は「スクリーニングゲーム スクリーンだけのセットオフェンス」というお話です。

このオフェンスはカンザス大、ノースカロライナ大などの主要な大学で使用されていたオフェンスです。

また大学のコーチが主催する、高校生を集めて行う「セレクション(選考会)」のような即席ゲームのときに、このオフェンスを指導することが多いそうです。

このスクリーニングゲームとは

  • スクリーンだけ使ったオフェンス
  • ポジションは関係なし

というオフェンスです。

次回に紹介する「パッシングゲーム」というオフェンスと2つで1セットのオフェンスです。

パッシングゲームとは

  • パスとカットだけ使ったオフェンス
  • スクリーンを使わない
  • センターだけ固定

というオフェンスです。

スクリーニングゲームとパッシングゲームは相反する2つのオフェンスで、

  • ディフェンスが下がっていたら「スクリーニング」
  • ディフェンスが当たってきたら「パッシング」

というように使い分けます。

では、さっそく解説します。

  • #1がトップ
  • #2、#3がウイング
  • #4、#5がロ―ポスト
  • ポジションは関係なし
  • 誰がどこでも良い

まずはここから始めます。

大事なルールは「ボール以外の2人組が2つある」ということです。

そしてボール以外のところが、スクリーンをかけあうのです。

これだけです。

この考え方でスクリーンを連続させるのです。

そのうちにディフェンスとのずれができたらシュート、1対1を仕掛けます。

スクリーンのかけ方としては

  • マイナス方向に動く
  • つまりボールから遠ざかる

ということです。

例えば#2がボールを持っているとき、

  • #5はマイナスに動いて
  • #4にスクリーン
  • その逆はない

ということです。

1つだけ例外のルールは

  • ウイングからトップにパスの場合は
  • ロ―ポストからバックスクリーン

ということです。

このスクリーンは、ウイングでボールを持っていた人にバックスクリーンですから、めちゃめちゃ引っかかりやすいスクリーンになります。

  • さっきまでボールを持ってた人は
  • ディフェンスが真正面にいるから
  • バックスクリーンが見えない

という「ビックリ・スクリーン」になります。

ディフェンスが下がっていて

  • 外はパスが回るけど
  • 中を攻められない

というときは、この「スクリーニングゲーム」でディフェンスをこじ開けてずれを作る、という考え方のオフェンスでした。

次回はこの正反対のオフェンス「パッシングゲーム」を紹介します。

動画ではもう少し詳しく解説しています。

 

最後までお読みくださり感謝しています。

三原学でした。それでは、また。

 

 

 

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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