オフェンス

バスケットボールのフィニッシュ局面 シュートを決めるプレイをわかりやすく【バスケのゲームモデル】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

わたしは現在、東京の安田学園で高校生の男子バスケ部を教えています。

指導者として大事にしているのは、生徒主体の「ボトムアップ理論」です。

  • みんなが主役
  • みんなで成長
  • いきいきした組織

をモットーに、令和時代の部活動モデル校を目指しています。

さて、バスケットボールは結局シュートです。

最後はシュートを入れられないといけません。

この記事をお読みのあなたは、おそらく次のような悩みを持っていることでしょう。

  • シュートがうまく入らない
  • シュートがうまく指導できない
  • 練習してきたことが試合で止められてしまう

そんな悩みを解決しましょう。

ぜひ最後までお読みください。

なお、本日の参考文献はこちらです。

(画像がクリックできます)

動画で学びたい方はこちらをどうぞ。

音声だけの聞き流しでも学べるようにつくってあります。

定義は「期待値の高い選択をする」こと

まずは、ゲームモデルのフィニッシュ局面を見ていきましょう。

フィニッシュ局面とは何か?

以下のツイートをご覧ください。

1対1で相手をやっつけて、シュートする。

その選択の定義は「期待値の高いシュートをする」です。

まずはここをおさえましょう。

期待値とは何かは、このツイートをどうぞ。

フィニッシュ局面の年代別スキル

U12はノーマークをしっかり入れる。そしてミドルシュートを入れることです。

近い距離を正確にすることです。

U14からは3ポイントがあります。

最終的には全員が3ポイントを打てるように指導しましょう。

また、ゴール下はぶつかり合いがあります。

小さい選手も体のぶつかりに強くなり、コンタクトフィニッシュの練習が必要です。

1対1は3つのエリアに分けよう

ここからは具体的なスキルの話です。

鈴木良和さんが「3つのエリアに分ける」という考えを提唱されていて、わたしはそれが一番わかりやすいと思っています。

エリア1

エリア1は、ディフェンスと向かい合い、1対1を始める場面です。

間合いがどうかによって選択肢を変えます。

エリア1には大きく分けて3つの状況があります

  1. ドリブルドライブ
  2. フェイスドライブ
  3. キャッチドライブ

間合いがつまっていたり、ノーマークだったらすぐに突き出すキャッチドライブです。

ディフェンスが離れていれば、シュートを構えます。

打てたら打つ。

ディフェンスがチェックに来たら、ドリブルで抜く。

シュート「フェイク」というより、途中で止まる「キャンセル」という感覚の方が、試合で使える技術になります。

これはフェイスドライブ。

間合いが1アームの時です。

ジャブステップなどでディフェンスをゆさぶります。

ドリブルドライブは、最初からドリブルをついて始める1対1です。

相手が強くなると、これが多くなります。

エリア2

エリア2は、抜けるか抜けないかの場面です。

ディフェンスが真横にいるときは、スピードで振り切るよりは、緩急をつけるといいです。

正面に入られたら、ステップバックしてスペースをつくるのもいいでしょう。

また、自分のディフェンダーだけでなく、カバーが来ていることもあります。

なので、パスフェイクが有効です。

ただスピードで振り切るのではなくて、緩急やフェイクを使いこなすのがエリア2です。

エリア3

エリア3はゴール下。

多くはシュートをする場面です。

わたしは理想のフィニッシュを

  • キラースポットを
  • 1ステップで踏む

だと考えています。

キラースポットとは、ノーチャージセミサークルの頂点です。

ぜひワンステップのシュートを身につけてください。

なぜワンステップがいいのか?

それは2歩目を「保険」として使えるからです。

ディフェンスが反応してきたら、ステップを変えてシュートします。

左右に振るユーロステップも、最初はワンステップ狙いだからこそできる技です。

もしヘルプが早めの場合は、 スピンをします。

ワンステップ目を踏む前にヘルプが来た。

そのときの対処法がスピンです。

逆に遅めのヘルプに対しては、フローターシュートをします。

空間のノーマークです。

このように、エリアごとにディフェンスの状況を整理すると、必要な技術がわかりやすいです。

コンタクトフィニッシュ

どんなフィニッシュにしても多くの場合は、ディフェンスとのぶつかり合いが発生します。

自分から接触を好むようにして、コンタクトフィニッシュしましょう。

試合のレベルが上がれば上がるほど、コンタクトは多くなります。

そして、ポストアップも大事です。

センターも3ポイントを打つように、ガードもポストアップの練習をするべきです。

ローポストアタックは、カバーされる時間を与えないのが大事です。

  1. ミドルにアタック
  2. ディフェンスが止めに来た
  3. ドロップステップを切る

という手順が黄金のパターンです。

ぜひ練習しましょう。

フィニッシュはリバウンドまで含めよう

以上がシュートについてですが、フィニッシュ局面はリバウンドまで含めましょう。

このツイートにあるように

  1. まずぶつかる
  2. からだの向きを変える
  3. 動き続ける

というのを一連の流れで行い、相手をボックスアウトします。

リバウンドの理論としてはこちらの通りです。

予測に役立ちます。

そして、最後にも書いてありますが、意欲が9割です。

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  • 平日は月・水・木の16時から
  • 土曜日は午後
  • 日曜日は午前か午後のどちらか

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https://coach-mm.com/yasuda/

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ありがとうございました。三原学でした。それでは、また。

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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