こんにちは、三原です。
今日はわたしが最近学んでよかったと思う教材を紹介します。
今倉定男先生の「ナチュラルパーフェクトシューティングシステム」です。
これは次のような悩みを持つ方へのDVDです。
- ワンハンドシュートが届かない
- ミニバスや女子でもワンハンドを教えたい
- でも、教え方がわからない
よく聞く話ですが、ワンハンドシュートが打てないのって、日本と韓国だけらしいですね。
JBAの教本に書いてあるんで、ホントにそうなんでしょう。
でもそれって、逆に考えると、なんで日本と韓国だけ、独自の技術が発展したのか、疑問ですよね?
https://twitter.com/coach_manabu/status/1360075798196097028?s=20
でも、こういうの見ちゃうと。小っちゃい頃から男も女も、みんなワンハンドから教えてるんでしょうねえ。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1249251366096134144?s=20
女子でもきれいなフォームだこと。
https://twitter.com/coach_manabu/status/1251827221804707843?s=20
やっぱりワンハンドのほうがいいんでしょう。
2ハンドのデメリット
ここで2ハンドのデメリットをおさらいしましょう。
一言でいうと、ぶれるってことですね。
- ボーリングで狙うとき、両手で投げますか?
- 片手の方がまっすぐ行きますよね?
- だって、肩は体の横についてますから
というのがわたしの持論です。
両手で投げるっていうのは、左右の力加減がむずかしくて、やっぱりどっちかに曲がりやすいんです。
わたしもミニバス時代、最初は両手で投げてましたから、よくわかります。
当時の先生は、「初心者には2ハンドで教えて、慣れてきたらワンハンド」っていう順番で教えてくれました。
男子も、女子も、この順です。
だから「かっこいいなあ」とか思いながら、早くワンハンド教わりたかったですね。
そして教わった後に気づきましたが、両手の方がコントロールがむずかしいんですよ。
飛距離も両手の方がホントに飛ぶの?
ここまで読んで反論する方は、おそらくこう思うでしょう。
- そんなことわかってるよ
- でも、片手じゃ届かないんだよ
でも、これもわたしは疑問です。
遠くに何かを投げたければ、片手で投げません?
- 野球のボール
- 体力測定のハンドボール投げ
- 雪合戦
何でもいいんですが、子どもたちが「とりゃ!」って投げるときって、片手です。
両手の方が力が加わるなら、ぜんぶ両手で投げるはず。
むしろ両手は力が分散し、失速します。
バスケのボールは大きいでしょ?
と、ここまでお読みのあなたも、きっとこんなことは思うでしょう。
- 片手が投げやすいのは当たり前だよ
- でもそれはボールが小さくてつかめるから
- バスケのボールは大きくて、つかめないでしょ?
そういわれると、その通りなんです。
じゃあやっぱり、体の小さな子どもたちや女子には両手がいいのか。
それしかないのかな。
そんなふうに今まで思っていました。
そこでナチュラルパーフェクト
で、今倉定男先生のDVDを見たんです。
驚きました。
よく先生が言ってますが、「常識のウソを疑え」と。
わたしがまとめるポイントは3つです。
- ボールは手のひらべったりつけろ
- 手首は折らず、まきこめ
- 体をひねれ
とくに(1)の「手のひらべったりつけろ」はびっくりですね。
わたしは初めて聞きましたから。
なるほど、べったりつけると、手が小さくても「つかんだように」なるんです。
手が小さくてもボールがつかめたのと同じことになるんです。
つまりですよ、これでもはや2ハンドのメリットが消える。
ワンハンドの良さしか残らなくなります。
そして、シュートしたら自然に体がターンする。
わたしはマイケルジョーダンのシュートフォームを思い出しました。
ほらね。右肩が前に出て、足は少しターンしてるでしょ?
https://twitter.com/coach_manabu/status/1250320303684640771?s=20
一流選手のフォームを言語化
この「ナチュラルパーフェクトシューティングシステム」は、NBAなどの一流選手が自然に「できちゃってる」シュートフォームを言語化したところが最大のポイントです。
最近のNBAの選手のシュートは、だいたいこんなシュートを投げてます。
- ボールは手のひらべったりつける
- 手に力は入れてない
- 右肩が前に出る
- 体は自然にねじれる
- 上ではなく、前に飛ぶ
- 着地後、「おっとっと」と後ろに重心がいく
- フォロースルーは伸ばし切る
- 自然に、腕が横に開いちゃう
こんな感じです。たとえば
https://twitter.com/coach_manabu/status/1277784032529403905?s=20
https://twitter.com/coach_manabu/status/1364787541895913477?s=20
わかりますかね。
- 手のひらべったり
- 体はターン
- フォロースルーが開く
という感じ。
今倉先生のツイートも少し紹介。
朝ツイートしたことの続き、いや証拠写真。
先日のクリニックでの自分のフォームとクレイトンプソン。僭越ながら世界一のシューターと同じではありませんか? pic.twitter.com/bDSiFdDkq8— Sadao Imakura (@imakura) June 30, 2020
https://twitter.com/imakura/status/1165361257018343425?s=20
このフォームなら今日も普通に3Pを決めると予言しておく、、、ところだが、もう少し語る。
おそらく彼のスリーが好調だということは相手のネッツもスカウティング済だろう。となると、なかなか打てない可能性も「あり得る」。しかしそれはそれで名誉だし、プレイとしてはアシストに転じれば良いのだ。 https://t.co/pqB0cfYJBc— Sadao Imakura (@imakura) February 5, 2021
備忘として引用。
ひとこと、このフォーム❣️ https://t.co/rNP4nV0PXQ— Sadao Imakura (@imakura) February 3, 2021
ということなんですねー。
言われてみれば、たしかに!って感じでした。
この教え方をすると、飛びます
「ナチュラルパーフェクトシューティングシステム」は、何本かDVDが出されています。
理論編というホワイトボードだけの解説のやつが最初。
そのあと、小中学生にクリニックをした様子のものが、何本か続く。
一通り見てみました。そして、何人かの生徒に教えてみました。
ボールは、ちゃんと飛びます。これだけはたしかに言えますね。
「ボールを指でつかむのではなく、手のひらべったりにつける」という価値観がプラスされただけで、わたしとしては価値がありました。
シュートフォームって選手の数ほどありますし、その理論も指導者の数だけあると思います。
正解はなく、どれも正解です。
だからこそ、いろいろ勉強するのって必要だなあって改めて感じました。
とりあえずわたしが言えることは
飛距離に悩んでいるなら、これで飛びます
これだけはたしかに言えますね。
もしよかったら手に取ってみてくださいませ。
追記:今倉先生にブログをお読みいただきました
この記事を書いた夜、ツイッターを開いたら、「え、びっくり」。
今倉先生がブログを読んでくださったようです。
そしてリツイートまでしてくださいました。嬉しいですね。
今倉先生、ありがとうございます!
https://twitter.com/imakura/status/1366357675399811076?s=20
実際に来ていただきました
このブログをきっかけに、実際にわたしのチームに来て教えてもらいました。
すごいよかったですよ!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
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