こんにちは、三原です。
今日は読書感想文です。
というのも、先日YouTuberのマナブさんからこういった企画がありました。
YouTubeを更新しました😌
※質問はコメント欄で受け付けます🔽【発表】仕事を辞めても、人生は詰みません【新企画のお知らせ】 https://t.co/JNz9gUwtY3
またまた、新しい試みを始めます。読書キャンペーンでは、本を読みつつ「 #マナブの宿題 」でツイート頂けたら、僕も確認します pic.twitter.com/dIaXAjbsUG
— manabu.nft (@manabubannai) July 20, 2020
マナブさんの動画は勉強になることばかり。いつも見てるんです。
わたしは自分の仕事が大好きなのでぜんぜん辞めたいと思ってないんですが(笑)この動画を見て後半の「みんなで読書しましょう」というのはおもしろいと思いました。
- 読書習慣を身につけましょう
- オススメの5冊のどれかを読んで
- 感想文を2週間以内にツイッターDMで送ってください
こういう企画でした。
週に1〜2冊ペースで読書するわたしは、さっそく乗っかることに。
わたしが選んだ本はこれでした。
為末大さんの「諦める力」 。
これを選んだ理由は、わたしがスポーツ指導者だから、関係ある学びが期待できるかなと思ったからです。
読み終えて見ると、タイトル通りの内容が一貫していて、とても良書でした。
努力不足が理由じゃない
話の骨格はこうです。
為末さんは100m走で世界一を夢見ていました。
でも、努力すればするほどこう感じます。
- 上には上がいる
- 自分じゃ絶対にかなわない
そこで、400mハードル走というニッチなジャンルに転向。
100mという陸上の花形をすっぱりと諦めて、400mハードルに自分の適性を見出します。
結果は世界大会の銅メダルをはじめ、好成績に。
そして何より「為末さん」という名がわたしのような陸上の素人でも知られるようなトップアスリートになることができました。
この経験を、いろんな角度で語られている本です。
読み始めたわたしは、こんなツイートをしました。
あきらめるってすごいネガティブな言葉に思われてますが、もともとは「明らかにする」って意味です。つまり、自分は何に向いてるか、向いてないか見極めることなんで、まったくネガティブじゃない。「自分はこれができる!」ってたったひとつの武器を持つ選手は本当に強いので、まずあきらめましょう🏀
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) July 22, 2020
練習とかでは「苦手を克服する」に力を注ぎがちですが「得意を伸ばす」ほうがずっといいですよ。理由はかんたん、そのほうが楽しくて努力が長続きするからです。そもそも苦手なことって時間かけてもなくならないから、何に時間をかけるかの見極めがすごく大事な分かれ道です🏀
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) July 22, 2020
自分ができることをやろう
この本で一貫して書かれているのは「自分ができることをやろう」ということだと感じました。
人は誰でも、努力が報われると信じたいもので
- 諦めないでがんばってよかった
- 夢は必ず叶うんだ
- やればできる
という言葉が好きだし、美しいと感じるものです。
とくにアスリートを取り上げるマスコミは、こういう美談をネタにします。
大衆受けするからでしょう。
でも為末さんは、努力の先に報われなかった人を何百人と見てきた。
その理由は「自分にできないことを粘って諦めなかったからだ」と断言しています。
意地になって花形の100mにしがみついてたら、今の自分はなかったと為末さんは言ってるわけです。
だから諦める力が大事で、自分にできることは何かの模索こそ、成功のカギ。
- 合わなければ、辞める
- 嫌なら、逃げる
- もったいないと思わない
こういった行動は、ネガティブではなく、むしろポジティブなことなんです。
憧れの人が自分と同じタイプか?の見極め
わたしがとくに共感したのは、次の内容。
「憧れの人は自分の延長線上にいるか?」です。
自分なりの言葉でまとめました。
憧れの人を見つけて、努力をすることは大事です。
でも、その人の性格とか、やってることが自分の延長線上にいるかどうかを見極めることはとても重要。自分以外の人になろうとして努力しても報われないからです。
わたし(為末さん)はカールルイスに憧れました。でもカールルイスを知るうちに「わたしには真似できない」と割り切った。こういう見極めをせずに、ただ闇雲に憧れの人にイメージを近づける努力をしている人がたくさんいます。
わたしはこれを「憧れの罠」と呼んでいます。
わたしはバスケの指導者ですが、指導法は千差万別です。
性格によっても、いろいろなタイプがあります。
今のところ高校バスケ界を見ると
- 怖くて
- 圧力があって
- トップダウン
という指導者が多い気がします。とくに強いチームには。
もちろんこれを否定はしません。
でもわたしには無理だと思ってます。それは自分じゃないからです。
練習とかでは「苦手を克服する」に力を注ぎがちですが「得意を伸ばす」ほうがずっといいですよ。理由はかんたん、そのほうが楽しくて努力が長続きするからです。そもそも苦手なことって時間かけてもなくならないから、何に時間をかけるかの見極めがすごく大事な分かれ道です🏀
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) July 22, 2020
わたしはどちらかというと
- 知識量が豊富
- 傾聴する
- ボトムアップ
という指導法を目指していますし、それが自分に合っています。
そして、自分の延長上にいらっしゃる先輩指導者に憧れています。
そんなことを最近よく考えていたところだったので、この章は突き刺さりましたね。
「人のまねしても勝てないよ」って意見は浅い気がします。みんな尊敬してる人をコピーして、自分のものにしてきた。あのビートルズだって最初はコピー曲で鍛えたんです。
わたしはチーム作りは「ボトムアップ」の畑先生、プレイは新田高校の玉井先生を本気でコピーしています。だって尊敬してますから— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) July 18, 2020
バスケ指導者として情報発信量は、わたしが日本一です
もう1つ、わたしの強みは「情報発信量」です。
生徒に教えるためには、勉強しないといけません。
そして実際に教えると、自分に経験が残ります。
それらを頭の中だけでとどめておくのはもったいない。
正確な記録に残そう。自分のために。
そう思って、まずはブログを書き始めました。
約1年前の2019年6月頃からですね。
そしてより正確な記録を残すために、YouTubeを始めました。
これは2019年の10月からです。
最初はすべて非公開で「自分のメモ」だけが目的でした。
でもある時思ったんです。
- この情報、10年前の自分が知りたかったことだな。
- こんなことがもっと早く分かっていれば。
- 同じ悩みを持っている人は、今もどこかにいるかも。
そう思って試しに「公開」ボタンをポチッと押してみたんです。
するとそれなりに反響がありました。
その理由を自分なりに考えてみると、あることに気付きました。
今までバスケ(スポーツ)の指導書とか教材DVDって、日本一になった監督さんが出版することばかりです。
わたしもたくさん読んだり見たりしましたが、日本一になるようなチームの環境と、勉強している自分の環境が合わなくて、参考にならないことも多いんです。
もっと身近な人で、自分と似た環境の指導者から教わりたい。
そう思っても、そんな人の中で情報発信している人はいません。
試行錯誤の段階で、強いチームでもない監督さんの本なんて、売れないからです。
でも必要としてくれる人もいる。
だからわたしの情報は、それなりに届いているんだと思います。
現在「バスケの大学」と名づけたわたしの情報は
- ブログ
- YouTube
- ツイッター
これらを中心に毎日発信しています。
おそらく、今までの日本のバスケコーチでこれをやっているのは、わたしが最初でしょう。
選手向けのプレイ動画はたくさんYouTubeにありますが、完全に指導者向けのコンテンツを作っているのは、わたしだけです。
基本、毎日何かを発信しているので、情報量もまちがいなく日本一です。
- 情報発信することは、何より自分の学びになる。
- それで自分が成長して、目の前の生徒に良い教えができるようになる。
- その体験を共有して、悩みを解決できる人もいる。
こんな好循環を目指して、わたしにしかできないこととして、情報発信をがんばっていきます。
こういう専門チャンネルはイケてるなー!バスケやってる方は登録ぜひ。スポーツコーチの方はこういう感じでチャンネル作ると伸びるはず。https://t.co/po9PKlYdJ8 https://t.co/YM6HoEnAIl
— ikehaya-nft.eth (🥷, 🏯) (@IHayato) June 23, 2020
おわりに 読書のコツをマナブさんに教わりました
以上が、今回の読書感想文です。
最後に、マナブさんに感謝の気持ちを込めて、気づきを1つ。
このツイートは神レベルですね。
いつも思うのですが、大半の本は「前半の20%に、最重要な80%」が書かれている。つまり前半が大切。
僕も自分で本を書いて思ったのですが、やはり前半が大切です。なので、後半になるにつれて飽きてきたら、それは問題ないです。筆者として、重要なことは書き終わってる可能性が高く、流し読みでOK😌— manabu.nft (@manabubannai) July 15, 2020
この本は、まさにそうだと思いました。
- ものごとは最初が一番大事。
- 本の内容も、そう。
- 大事なことを最初に言って、あとはくり返すだけ。
これを知ってるか知らないかでは、読書のスピードがちがいます。
2倍速で読めるってことは、2倍の冊数を読めるってことですから。
これに気づかせてもらったことは、今回の宿題をやって、大きな収穫でした!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
マナブさん、これ読んでくださっていたとしたら、本当にありがとうございます!
追記(2020年7月24日)
マナブさんがこの記事をお読みくださったようです。
ご丁寧に、リツイートまでしてくれました。いやーありがたい。
宿題提出、ありがとうございます😌
こういった感じで「本の感想&要約→自分の立場からの意見」がまとまっていると、有益度が増しますね🔽 #マナブの宿題 為末さんの「諦める力」を読んだ感想文https://t.co/nEJTypOcK5
— manabu.nft (@manabubannai) July 24, 2020
自分なりのブログの書き方をほめていただいて、うれしいですね。
これからもコツコツ淡々とがんばります!!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。
そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。
同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。
最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。