こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

先日、YouTubeのコメント欄でこんな質問をいただきました。

「高校生のコーチとして、中学生までにはこれを教えておいてほしい、U12ではここまで身につけてほしい、というものはありますか?」

とても面白い質問です。

わたしは高校生を23年間ほど指導してきました。

その中で、

「中学生までに、これが身についていたらいいな」

と思ったこともありますし、逆に、

「この選手は小中学生の時に、すごく良い指導を受けてきたんだろうな」

と感じることもたくさんありました。

一般的には、U12ではまずバスケットを好きになること。

そして中学生では、スペーシングやカット、スクリーン、カバーなどを覚えながら、チームで戦う楽しさを知る。

さらに年代を問わず、型だけではなく「判断力」を育てることが大事だと言われています。

わたしもその通りだと思います。

そのうえで、今回は高校生を長く見てきた立場から、特に小中学生のうちに身につけてほしいことを3つお話しします。

 

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1番最初にこだわりたいのはシュートフォーム

まずは、シュートフォームです。

これは本当に最初が肝心だと思っています。

片手か両手かという議論はありますが、それ以前に、

  • ボールに正しいスピンがかかる
  • シューティングラインがまっすぐになる
  • 毎回ぶれないフォームで打てる

こうした基本は、できるだけ小さい頃に身につけてほしいです。

もし、わたしがU12を指導するなら、シュートフォームにはかなりこだわると思います。

高校生になってからフォームを直すこともできます。

ただ、一度身についた癖を変えるのは簡単ではありません。

フォームを変えると、一時的にシュートが入らなくなるからです。

わたしの感覚では、3週間くらい我慢しなければいけないこともあります。

そこで選手は不安になり、元のフォームへ戻したくなります。

だからこそ、最初に良い習慣を身につける。

シュートが入れば、そもそもバスケットは楽しいです。

U12で優先したいことの1つだと思っています。

「逆をつくセンス」は経験の回数で伸びる

2つ目は、ディフェンスの逆をつくセンスです。

たとえば2対1。

ドリブルで自分のマークマンを抜いたとします。

そこでカバーのディフェンスが自分に寄ってきた瞬間に、味方へパスを出せるか。

これがとても大事です。

うまくいかない選手は、行けるところまでドリブルして、ディフェンスに囲まれてから、

「困った、パスしよう」

となります。

または、そのまま突っ込んで難しいシュートやトラベリングになる。

そうではなく、ディフェンスが自分に動いた瞬間、その逆をつく。

わたしは、ここにバスケットのセンスを感じます。

そして、センスというのは持って生まれたものだけではありません。

経験の回数に比例すると、わたしは思っています。

だからU12くらいなら、1対1だけでなく、2対1や3対2をたくさん経験させてもいい。

「ディフェンスがこっちに来た。じゃあ逆だ」

という経験を何度も積ませたいです。

クローズアウトの攻防をたくさん経験してほしい

3つ目は、クローズアウトです。

先ほどの2対1でパスを受けた選手に、今度はディフェンスが飛んできます。

その時、

  • 打てるなら打つ
  • 強くクローズアウトしてきたら抜く
  • シュートフェイクを入れてドライブする

ここでも「逆をつく」ことが必要になります。

逆にディフェンス側なら、最初の1歩でしっかり間に合わせ、簡単に抜かれない。

このクローズアウトの攻防が上手な選手を見ると、

「いい選手だな」

と高校の指導者として感じます。

小中学生のうちから、こういう攻防をたくさん経験しておくことは、将来必ず財産になります。

そして技術以外では、もう2つあります。

1つは「ハードワークを楽しむこと」。

バスケットは、本気でやればきついスポーツです。

そのきつさを、

「よし、やろう!」

と楽しめる選手になってほしい。

これは指導者の接し方によっても大きく変わると思います。

もう1つは、日記を書くことです。

わたしの好きな言葉に、

「汗をかけ、恥をかけ、日記をかけ」

というものがあります。

汗をかく。

わからないことは恥ずかしがらずに聞く。

そして、練習を振り返って日記を書く。

ゴールを決めて、振り返る。

この習慣も、小さい頃から身につけておくと大きな財産になります。

シュートフォーム。

逆をつくセンス。

クローズアウトの攻防。

そして、ハードワークを楽しみ、振り返る習慣を持つこと。

高校生になってからでも身につけることはできます。

でも、小中学生のうちから積み重ねている選手は、やっぱり強いです。

もしジュニア年代を指導されている方がいたら、何か1つでも日々の練習の参考になれば嬉しいです。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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