こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

中学生、高校生のチームを指導するとき、わたしが強く意識していることがあります。

それは、選手たちには「3年間あるわけではない」ということです。

実際には、入学してすぐに上級生の試合に絡める選手ばかりではありません。3年生が引退して、本格的に自分たちのチームとして活動し始めるのが6月、7月だとすれば、そこから引退までは約2年。

長く見ても、2年と3ヶ月くらいです。

だからこそ、指導者は「いつか強くなればいい」ではなく、今いるチームを、今できる最高のチームにしていく必要があると、わたしは考えています。

 

この投稿をInstagramで見る

 

三原学(@coach_manabu)がシェアした投稿

「3年計画」より、今のチームを強くする

「今年の1年生はいいから、この子たちが3年生になったときが勝負」

こう考えたくなることがあります。

わたし自身、過去には似たような考え方をしたことがあります。

  • 1年目はここまで
  • 2年目はここまで
  • 3年目になったら勝負

でも、正直に言うと、あまりうまくいった記憶がありません。

勝負の世界は、そんなに思った通りには進まないからです。

「この試合は負けてもいい。その次に勝とう」と最初から考えて試合に入っても、なかなか次だけ都合よく勝てるものではありません。

チーム作りも同じだと思います。

今の上級生を少し犠牲にして、下級生を育てる。
来年のために今年は負けてもいい。

そうではなく、毎年、目の前にいる選手たちで最高のチームを作る。

その積み重ねの先に、2年と3ヶ月で選手が最大限成長する環境ができるのだと思います。

まず「やらせたいこと」を全部書き出す

では、年間の練習計画をどう作るのか。

わたしは、最初から

  • 4月はこれ
  • 夏まではこれ
  • 冬になったらこれ

と細かく決めすぎない方がいいと思っています。

まずやることは、自分のチームで選手にやらせたいことを、全部紙に書き出すことです。

  • どんなディフェンスをしたいのか
  • どんなオフェンスをしたいのか
  • どんな速攻を出したいのか
  • そのために、どんな技術を身につけたいのか
  • どんなシュート練習をしたいのか

とにかく書き出します。

その上で、出てきた練習を整理して、AパターンとBパターンの2つにまとめます。

たとえばAパターンは、フットワークから始めて、1対1、3対3、4対4など、ハーフコートのオフェンスとディフェンスを高める日。

Bパターンは、同じようにフットワークをしてから、オールコートの1対1、ダブルチーム、速攻、3対2などを行い、最後はゲーム。

こちらはオールコートのプレスや速攻を高める日です。

こんな感じで、まずは大きく2つに分けます。

2パターンに収まらないなら、教えすぎかもしれない

もちろん、毎日すべて同じ練習にする必要はありません。

わたしなら、

  • 毎日同じ練習
  • 日によって変える練習
  • 週ごとに変える練習

この3つを、だいたい1/3ずつくらい入れるイメージで考えます。

フットワークのように、毎日必ずやるものがあっていい。

一方で1対1なら、

「今週はドリブルを重点的にやろう」

と変えてもいいでしょう。

そして練習試合をしたら、その振り返りから、

  • 今週はこれを増やそう
  • ここはもう少し時間をかけよう

と調整していけばいい。

最初から完璧な年間計画を作るのではなく、土台となる2パターンを持ちながら、目の前のチームを見て変化させていく。

わたしは、このくらいの余白があった方が実際の指導では使いやすいと思っています。

そして、もし自分が教えたい練習がAとBの2パターンに収まらないのであれば、一度こう考えてみてください。

「もしかしたら、教えることが多すぎるのではないか」

世の中には、本当にたくさんの練習方法があります。

YouTubeを見ても、本を読んでも、クリニックに参加しても、次々と新しい練習が出てきます。

でも、選手たちには2年と3ヶ月しかありません。

全部を教える時間はありません。

だからこそ、自分が本当に効果を信じている練習を選ぶ。

そして、2パターンからはみ出したものは、思い切って教えない。

「何を教えるか」と同じくらい、「何を教えないか」を決めることも、指導者の仕事なのだと思います。

練習メニューに迷っている方は、まず紙に全部書き出して、2パターンに整理してみてください。

意外とそれだけで、自分が本当に大事にしているバスケットボールが見えてきます。

わたしも、目の前の選手たちの限られた時間を無駄にしないように、これからも現場で考え続けたいと思います。


最後までお読みくださり感謝しています。無料メルマガはこちらです。2日に1回、コーチングについてのアドバイスをお届けします
https://my78p.com/p/r/UFu5h7sW

ここまで読んだら「声のメルマガ」Voicyをどうぞ。ブログとは別内容のラジオをほぼ毎日更新しています。
https://voicy.jp/channel/4018

ありがとうございました。それでは、また。

安田学園高校バスケ部に見学、体験に来ませんか?

安田学園高校バスケ部に見学、体験に来ませんか?

  • 受験を考えている中学生
  • その保護者の方
  • 部活をがんばりたい指導者の方

ぜひ一度下のリンクから案内ページ見てみてください

【見学・体験可】安田学園高校男子バスケットボール部を紹介します!安田学園は東京都にある学校で、お相撲で有名な両国国技館の近くにある高校です。安田学園には、バスケットが大好きな高校生が集まっています。そして自ら考えて「やってみよう!」という気持ちを大切にするために、ボトムアップ思考型のチームづくりを行っています。けっして勝利至上主義ではありません。...
ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
バスケの大学メルマガ

記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。

そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。

同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。

最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。

無料でメルマガ講座を購読する!