コラム

小学生に5対5のバスケはいらない?──その3つの理由

こんにちは、三原です。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。

さて今日は、小学生、とくにアンダー10(小学3〜4年生くらい)における「5対5の必要性」についてお話しします。

というのも、メルマガ読者さんからこんな質問をいただきました。

「私はミニバスを指導しています。メインコーチはすぐに5対5をやりたがりますが、私はもっと少人数での練習から始めた方がいいと思っています。5対5は全員がやらないといけないものなのでしょうか?」

というわけで、今日はこのご質問に答えるかたちで、わたしなりの考えをお話ししていきます。

結論から言います。

アンダー10では、5対5はやらなくていい。
むしろ、やらない方がいいです。

わたしの考えとしては、多くても4対4まででじゅうぶん。では、なぜそう思うのか?
理由は大きく3つあります。


① 基礎練習の時間が大事だから

小学生にとって一番大事なことは、ボールにたくさん触ることです。

5対5をやると、待ち時間が長くなります。
ボールが回ってくるチャンスも減ります。
結局、ずっとコートに立ってるだけの時間が増えてしまうんです。

だったら、**「1人1個のボールを持って練習」**する時間をもっと増やした方がいい。
ドリブル、ハンドリング、シュート、パス……基礎の反復練習こそが、アンダー10の子どもたちには必要です。

もちろん、試合がまったく不要というわけではありません。
子どもたちはゲームが大好きですし、アウトプットとして試合形式の練習も大事です。

でも、インプット(基礎練習)とアウトプット(試合形式)のバランスが崩れて、試合ばかりになってしまっては意味がありません。


② 5対5は、どうせ「お団子ゲーム」になるから

これは、実際にやったことがある人ならよくわかるはずです。

低学年のバスケは、敵も味方もボールに群がる「お団子」状態になります。

サッカーでも同じですよね。ボールが動けば、そこにみんなが集まっていく。

この時期はそれでいいんです。
でも、そんな状態の中で5対5をやる意味はあるでしょうか?

正直、5人でも6人でも4人でも、結果はあまり変わりません
どうせお団子になるんですから。

だから、まずは少ない人数で「パスが通る」「スペースができる」ゲームを経験させるべきです。


③ ボールに触る機会が増えるから

人数が多くなればなるほど、1人あたりのプレー時間は減ります。
バスケは特に、人数が少ない方がオフェンスが有利になるスポーツです。

たとえば、3対3や4対4なら、スペースが広くなってシュートチャンスも増える。
成功体験もしやすくなります。

小学低学年のうちに、「シュートが入った!」「ドリブルで抜けた!」という成功体験をたくさん積むことが、バスケを好きになる第一歩です。

それが「楽しい!」につながり、やがて「もっと練習したい!」という気持ちになります。

わたしは、子どもたちがバスケを好きになることを最優先に考えています。
そのためには、オフェンスの成功体験を設計してあげることが大事です。


じゃあ、5対5はまったく不要?

そういうわけでもありません。

たとえば、大会が近いとか、実戦形式での確認をしたいとか、そういうときは5対5も必要です。

でも、それはあくまで例外であって、ふだんの練習は3対3や4対4、または2対1や3対2のようなアウトナンバーの練習が中心で良いと思っています。

それに、少人数の方が回転率も上がって、運動量も増えるんですよね。


まとめ:まずはバスケを「好きにさせる」こと

小学生の指導で一番大事なことは、技術うんぬんよりもまずは「もっとやりたい!」と思わせることです。

そのために、最初から5対5にこだわる必要はまったくありません。

  • 基礎練習をしっかりやる

  • 少人数のゲームで成功体験を積む

  • 楽しさの中に学びを入れる

こういった工夫が、きっと将来の「バスケ大好きっ子」を育てることにつながります。

ぜひ、目の前の子どもたちが「もっとバスケしたい!」と思えるような練習設計をしていきましょう

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ありがとうございました。それでは、また。

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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