コラム

「教える」という言葉、実はすごく曖昧です 23-7-23 第1123回 バスケの大学ラジオ

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日のラジオはこちら!

わたしは今日も、JBA公認A級コーチ講習会で学んでいます。

講習会で強く思うことは、

「教える」って言葉は、とても曖昧なんだな

ということです。

よく「教えすぎない方がいい」とか「丁寧に教える」とか。

この「教える」って言葉、振れ幅がかなり大きいと思うんですよ。

それよりも以下の4つ

  1. Tell 伝える
  2. Sell 提案する
  3. Ask 質問する
  4. Delegate 委ねる

という4つの手法を使いましょう。

「伝える」は「〇〇しなさい」という明確な指示です。

「提案する」は「今のはいいプレーだったね。あとはこういうプレーもあるよ」という選択肢を増やすための声がけです。

「質問する」は「なぜうまく行ったと思いますか?」という意見を引き出す声かけです。

「委ねる」は「自分たちでメンバーを決めてみましょう」という任せる場面設定です。

コーチングする対象と状況に応じて、この4つの手法

  1. Tell 伝える
  2. Sell 提案する
  3. Ask 質問する
  4. Delegate 委ねる

これを使い分けていきましょう。

たんなる「教える」という言葉は曖昧ですが、この4つを知ると、より具体的にコーチの行動がイメージできるはずです。

最後までお読みくださり、感謝しています。ありがとうございました。三原学でした。それでは、また。

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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