こんにちは、三原です。
ディフェンスの練習、みなさんがんばってますか?
どんな練習をしてますか?
おそらく
- フットワーク
- 1対1
- シェルディフェンス
こういったものをやっているチームが多いことでしょう。
もちろんそれらは大事なんですが、もっともっと大事なのはリバウンド、ルーズボールです。
リバウンド、ルーズボールが取れなければ、すべての努力が無駄になるからです。
- ミスをさせたのに、ルーズボールをまた取られた
- 悪いシュートをさせたのに、リバウンドをまた取られた
こうなったらすべての努力が水の泡なんです。
ディフェンスは「中身」よりも「入口と出口」がすごく大事。
- 入口とは、トランジション(戻り)です
- 出口とは、リバウンド、ルーズボールです
入口と出口がしっかりしてないと、すべては無駄になる。
これを頭に叩き込んで、リバウンドやルーズボールに取り組みましょう。
YouTubeでも解説しています。
わたしの動画は、音声だけでも学べるようにしています。生活の「ながら聞き」でぜひ学んでください。
ルーズボールは床でとれ
先日、こういったツイートをしました。
ルーズボールは「床でとれ!」が合言葉です。そのメリットは
1)力強くボールをつかめる
2)怪我をしない特に立ったまま取ろうとすると、相手とぶつかり、膝を怪我します。気をつけましょう。
ちなみに、ボールをつかんだ後にスライディングしても、立ち上がるだけならトラベリングになりません pic.twitter.com/lGCBf8Asai
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 27, 2021
ルーズボールを取るときの合言葉はただ1つ。
「床でとれ!」です。
床で取るメリットは2つ
- 力強くボールをつかめる
- 怪我をしない
です。
とくに、突っ立ち姿勢でボールをつかもうとすると、相手がぶつかってきて膝とかを怪我します。
怪我の防止のためにも、絶対にルーズボールは床でとりましょう。
リバウンドはボールにとびつけ
リバウンドはボールを取ることを第1に考えましょう。
リバウンドというと「スクリーンアウト」ということで、相手のマークマンを押さえることを考えがちですが、これはどちらかというと「取らせない方法」であり、ボールを取ることはできません。
シュートをしますよね
そうしたら、全員がボールを取りに行きましょう。
そうすると、図で見るとよくわかりますが、ボールの周りに「壁」ができます。
つまり、ボールを取りに行くことが「スクリーンアウトと同じ意味」になるんです。
基本的に、ボールを取りに行くことがリバウンドで最高の方法だと覚えておきましょう。
どうしても相手が大きい場合は
とはいえ、いっしょにボールに飛びつくと、背の高い選手に負けます。
こんなときは、それこそ「スクリーンアウト」をしましょう。
- 相手にぶつかる
- 飛ばせないことが目的
- そのかわり、自分もボールは取れない
これがスクリーンアウトです。
ポイントは「自分がボールを取れない」ということ。
センターが相手のビッグマンと相打ちして、ガードがルーズボールを拾う。そんな形になります。
スクリーンアウトをしたら、中途半端にボールを取りに行くのではなく、「取らせないこと」に徹底しましょう。
「入っても続けろ」の練習がおすすめ
おすすめの練習方法は、3対3「入っても続けろ」です。
まず、ふつうに3対3します。
で、シュート入ったら終わりですよね。ふつうは。
そこを、
- シュートが入ったボールでも
- オフェンスが取ったら続けてOK
- だからボールを追え
とやってみてください。
びっくりするくらいワクワクしてリバウンドを追うようになりますよ。
リバウンドの努力は、半分ムダになる
なんでこの練習が効果的なのか、ちょっと考えてみましょう。
リバウンドへの準備は、シュートが入るとムダになります。
リバウンドの場面が「待ってたけど、来なかった」わけですからね。
シュートはざっくり半分入るので、半分の努力はムダになるってことです。
この「ムダになるかもしれない」という心理が、リバウンドの行動を中途半端にし、習慣化を妨げるんです。
だから「入っても続けろ」とすることで、必ずボールを取るチャンスが約束されてるわけですから、リバウンドが習慣化されるんですね。
練習では心がけに期待するのではなく、「仕組み化」が大事であり、そのいい例だと思います。
最後に、いくつか「仕組み化」のツイートを紹介します。練習メニューを考えるときのヒントにしてくださいね。
人の意思、心がけ、気合いというのは、悲しいくらい弱いんです。だから物事を改善したければ「仕組みを作る」ということです。ミーティングをもっと活発にしたければ「次からはみんな発言しましょう」という意識づけじゃなくて、「グルーピング、並び順、座る角度」など仕組みを作った方が効果的です
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 13, 2021
ドリブル3回まで、っていう設定はおもしろいですね。わたしはチームでドリブルなしの練習をよくしますが、フィニッシュスキルを重視するなら3回という設定は良いですね。「そんなにドリブルするなよ!」と心がけをうながすだけの指導より明確でわかりやすいですよね。 https://t.co/rdtwpXZMWl
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) June 20, 2020
ありがとうございました。それでは、また!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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