その他

「プレッシャーをかけろ」を言語化する。強いディフェンスに必要な3つの共通認識

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

ディフェンスの指導をしていると、選手にこんな声をかけることがあります。

「もっとプレッシャーをかけよう」
「ボールマンにプレッシャーだ」

ただ、この「プレッシャー」とは、具体的に何をすることなのでしょうか。

距離を詰めることなのか。ボールを奪いにいくことなのか。激しく当たることなのか。

ここが曖昧なままだと、選手はそれぞれ違うイメージで守ってしまいます。反対に、プレッシャーの意味をチームで共有できれば、ディフェンスの狙いがはっきりします。

わたしは、プレッシャーとは「相手をイライラさせること」だと考えています。

 

この投稿をInstagramで見る

 

三原学(@coach_manabu)がシェアした投稿

プレッシャーとは、相手に自分を意識させること

たとえば、本を読んでいるときに、周りで大きな声を出されたり、何度も話しかけられたりすると、集中できずにイライラします。

ディフェンスも同じです。

手を動かす。足を細かく運ぶ。声を出す。相手の視界に入り続ける。そうすることで、オフェンスにディフェンスの存在を意識させます。

「自由にプレーできない」
「自分の思い通りにならない」

そんな欲求不満の状態をつくることが、プレッシャーです。

ただし、何でも止めようとすることがプレッシャーではありません。

バスケットボールで相手を0点に抑えることは、ほぼできません。それなのに、ガードも止めたい、センターも止めたい、速攻もスクリーンも全部止めたいと考えると、守る狙いがぼやけます。

結果として、ガードにもセンターにも点を取られ、速攻もリバウンドもやられてしまう。これは避けたいディフェンスです。

相手が1番やりたいことをやらせない

プレッシャーをかけるためには、まず的を絞る必要があります。

わたしが最も重視しているのは、相手が1番やりたいことをやらせないことです。

シュートが得意な選手には、簡単にシュートを打たせない。ボールをコントロールするガードには、楽にボールを持たせない。スピードが武器の選手には、一度立ち止まらせる。

反対に、シュートが苦手な選手には、あえて距離を取って守ることもあります。

「どうぞ、打ってください」

そう守られることが、その選手にとって大きなプレッシャーになる場合もあります。

つまり、プレッシャーとは、必ずしも激しく当たることではありません。ボールを奪いにいくことでも、距離を詰めることでもありません。

相手の特徴を見極めて、得意なプレーを消すことです。

指導者としては、「もっとプレッシャーをかけろ」と言う前に、「この選手に何をさせたくないのか」を明確にしたいところです。

真ん中ではなく、狭い場所へ追い込む

もう1つ、チームで共有しておきたいのが、ボールをどこへ追い込むかです。

わたしは、コートの真ん中を使わせず、サイドライン方向へ追い込むノーミドルディフェンスを指導してきました。

コートの中央にボールがあると、オフェンスには多くの選択肢があります。右にも左にもパスができ、リングにも向かえる。逃げるスペースもあります。

一方、サイドライン付近では、プレーできる方向が半分になります。コーナーまで追い込めば、さらに選択肢は少なくなります。

だからこそ、わたしは「真ん中より端、端より角」と考えています。

練習では、ただ1対1をさせるのではなく、「サイドライン側のハッシュマークへ追い込む」という具体的なゴールを設定します。

これなら選手も、どちらに足を運び、どの方向を止めるべきかがわかります。

プレッシャーとは、ただ激しく守ることではありません。

相手に自分を意識させること。相手が1番やりたいことをやらせないこと。そして、チームで決めた狭い場所へ追い込むことです。

明日の練習では、「プレッシャーをかけろ」だけで終わらせず、「誰の、どのプレーを消すのか」「どこへ追い込むのか」まで伝えてみてください。

言葉が具体的になれば、選手のディフェンスも具体的に変わっていくはずです。

 

この投稿をInstagramで見る

 

三原学(@coach_manabu)がシェアした投稿

===

最後までお読みくださり感謝しています。無料メルマガはこちらです。2日に1回、コーチングについてのアドバイスをお届けします
https://my78p.com/p/r/UFu5h7sW

ここまで読んだら「声のメルマガ」Voicyをどうぞ。ブログとは別内容のラジオをほぼ毎日更新しています。
https://voicy.jp/channel/4018

ありがとうございました。それでは、また。

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
バスケの大学メルマガ

記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。

そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。

同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。

最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。

無料でメルマガ講座を購読する!

 

チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ
チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ