コラム

思わず声が出ちゃう練習方法とは?23-8-4 第1135回バスケの大学ラジオ

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日のラジオはこちら!

メルガマの読者さんから、次のようなお便りをいただきました。

U12女子を教えています。

練習では目的や理論を説明していますが、試合でできません。

「練習のための練習はやめなさい」と口すっぱく言ってるのですが。

どうしたらいいでしょうか?

なるほど。ご質問ありがとうございます。

まずそもそも、試合では練習でやったことの半分ぐらいしか出ないものです。

良いところがすべて出るなんて、まずあり得ません。

そこは指導者が割り切る気持ちも大事だと思います。

さて、質問内容に関して言えば、気になるのが

説明しています

口すっぱく言っている

というあたり。

たぶんこの方は説明が丁寧で、細かいのでしょう。

それが悪いとはもちろん思いませんが、選手には説明よりも「まず練習をさせる」ということが大事です。

さらに言えば

ついつい、それがしたくなっちゃう設計にする

これが何より大事だと思っています。

たとえば、もっとペイントアタックしてほしいとあなたが思ったとします。

どうしますか?

  • ペイントアタックは重要だよ
  • ペイントアタックはこうやるんだよ
  • その練習方法はこれだよ

という説明とドリル練習をくり返しますか?

わたしだったら

今からゲームをします

ペイント内の点数は3点です

それ以外のシュートはすべて1点

勝ち残りです。じゃあ、はじめ!

これだけです。

まちがいなく、子どもたちはよろこんでペイントアタックします

まずやらせてみる。

「ついついやりたくなるような」設計にする。

理論はそのあとつけ加えればいいんです。

こういうゲーム性の高い練習は、おもしろいし、競争心が高まります。

なので声が出ちゃうんです。

ゴール下にいる子は「こっち!」と思わずキャッチボイスが出ちゃう

ゴール下のシュートが決まれば盛り上がっちゃう

惜しいプレーには「うわー」っと盛り上がっちゃう

こうなるんです。

「ついついやりたくなるような」設計にする。

これがすごく大事だと思っています。

(↓のインスタはイメージです)

最後までお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございました。三原学でした。それでは、また。

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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