ディフェンス

接戦はこれで勝ち切れ!! スローインの特殊な守り方

こんにちは、三原です。

1点差で勝った、負けた。そんな経験ありますよね?

わたしにはたくさんあります。その中で、

「1点差の試合をこのディフェンスで勝ち切った」という戦術を今日は教えます。

これは裏技で、禁じ手です。ミニや中学だとルール上で禁止のものもあると思うので、その点は確認してください。

高校生以上ならば、必ず使えるディフェンスです。

  • 1点差で勝っていて
  • 相手ボールのスローイン
  • このときに確実なディフェンスの指示が出せる

こういう自信があるコーチの方は、この記事を読まなくていいです。

そうでない方の役には立てますので、ぜひ楽しんでください。

YouTubeでも解説しています。

音声だけでも学べるので、聞き流しでOKです!

 

この記事では、スローインの特殊な守り方を紹介しますが、スローインのプレイの考え方は次の記事をお読みください。

ディフェンスを理解するのに役立つはずです。

https://coach-mm.com/outofbounds/

接戦はこれで勝ち切れ!! スローインの特殊な守り方

  • 残り1秒で1点勝っている。
  • 相手ボールのエンドスローイン。

こんなとき、相手はタイムアウトを取り、最後のワンプレイに命をかけるでしょう。

それに対して、ディフェンスも命をかけてますか?

気持ちの部分じゃないです。戦術として!

相手は動いてスクリーンをかけ、計算してパスを出すでしょう。

それに対して、気合と根性だけでディフェンスしていれば、どっちが勝つかは明らかですね?

なのでディフェンスも命がけの戦術が必要です。

お伝えするディフェンス方法は、常にやるものではないです。

「伝家の宝刀」みたいなもので、ここ!ってときだけに使うものです。

具体的な戦術は4つ。

  1. オールスイッチ
  2. Tゾーン
  3. ウォール
  4. ドロップ

ではさっそく行きましょう!

オールスイッチ

その名の通り、すべての動きにスイッチすることです。

相手のスクリーンに対して、すべてのマークマンを交換します。

これにより、相手のスクリーンを無効にできるんです。

例えばこういうプレイ。

よくあるクロススクリーンですね。

これを全部スイッチしましょう!

色でサインを決めておけ

とはいえ、スローインのときに

「よし、次はスイッチしようぜ!」

とか言わない方がいいです。

理由はかんたん。バレバレだからです。

なのでオススメは、色でサインを決めておくこと。

  • 赤 → スイッチ
  • 青 → スイッチしない

例えばこんなようにします。

「よし、次は赤ね!」

こういえば相手にはバレません。むしろ相手には「?」が浮かんで、混乱させることすらありますね。

Tゾーン

これはマンツーマンしてたチームが、たった1回のスローインのときだけゾーンにしちゃう方法です。

相手はマンツーだと思い込んで動く。それがゾーンだったから無駄になる。そういうことです。

オールスイッチと同じような効果があると思ってください。

Tの字のようなゾーンだから「Tゾーン」と呼んでます。

これはミニ、中学では完全に禁じ手ですね。すいません。

ウォール

これは特にサイドスローで使えるディフェンスです。

こんなプレイを相手がやるとします。

これに対してディフェンスは、ふつうはこうつきます。

これをこんなポジションでつくんです。

まず、スローインのディフェンスはつきません。

そして

  • AB、DEはオフェンスの前に立つ
  • 壁を作る
  • その壁の中にCがいる

こんなようにして「壁(ウォール)」を作ります。

こうするとパスが出せませんから、苦しいフワッと浮かせたパスをすることでしょう。

そのフワッとしたパスをCが狙うんです!

これはかなり使えるディフェンスです。ここは絶対にスティールしたいときは、これを使いましょう。

でもやっぱりミニや中学生には禁じ手です。

ドロップ

最後はドロップ。

後ろに下がるってことです。

1点負けててサイドスロー。こんなとき相手はなんとかして「ゴール下に飛び込む」ことをしてきます。

例えば、ラインのセットで、こんな感じ。

これにまともにマッチアップすると、引っかかりやすいです。

なので、誰か1人はマークマンを捨てて、最初からゴール下に立っちゃうんです!

これで単純にレイアップされることはなくなりますね。

まとめ

今日のまとめ
  • 接戦ではスローインで決まる
  • 戦術はディフェンスにも必要
  • スクリーンにはオールスイッチ
  • Tゾーンをするのも同じ効果
  • サイドスローはウォールを使う
  • スティールが狙えるかもしれない
  • リードを守り切るにはドロップ
  • レイアップはされなくなる

というお話しです。

 

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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