コラム

【バスケのシュート】今倉定男先生のナチュラルパーフェクトシューティングシステムがすばらしい

こんにちは、三原です。

今日はわたしが最近学んでよかったと思う教材を紹介します。

今倉定男先生の「ナチュラルパーフェクトシューティングシステム」です。

これは次のような悩みを持つ方へのDVDです。

  • ワンハンドシュートが届かない
  • ミニバスや女子でもワンハンドを教えたい
  • でも、教え方がわからない

よく聞く話ですが、ワンハンドシュートが打てないのって、日本と韓国だけらしいですね。

JBAの教本に書いてあるんで、ホントにそうなんでしょう。

でもそれって、逆に考えると、なんで日本と韓国だけ、独自の技術が発展したのか、疑問ですよね?

でも、こういうの見ちゃうと。小っちゃい頃から男も女も、みんなワンハンドから教えてるんでしょうねえ。

 

女子でもきれいなフォームだこと。

やっぱりワンハンドのほうがいいんでしょう。

2ハンドのデメリット

ここで2ハンドのデメリットをおさらいしましょう。

一言でいうと、ぶれるってことですね。

  • ボーリングで狙うとき、両手で投げますか?
  • 片手の方がまっすぐ行きますよね?
  • だって、肩は体の横についてますから

というのがわたしの持論です。

両手で投げるっていうのは、左右の力加減がむずかしくて、やっぱりどっちかに曲がりやすいんです。

わたしもミニバス時代、最初は両手で投げてましたから、よくわかります。

当時の先生は、「初心者には2ハンドで教えて、慣れてきたらワンハンド」っていう順番で教えてくれました。

男子も、女子も、この順です。

だから「かっこいいなあ」とか思いながら、早くワンハンド教わりたかったですね。

そして教わった後に気づきましたが、両手の方がコントロールがむずかしいんですよ

飛距離も両手の方がホントに飛ぶの?

ここまで読んで反論する方は、おそらくこう思うでしょう。

  • そんなことわかってるよ
  • でも、片手じゃ届かないんだよ

でも、これもわたしは疑問です。

遠くに何かを投げたければ、片手で投げません?

  • 野球のボール
  • 体力測定のハンドボール投げ
  • 雪合戦

何でもいいんですが、子どもたちが「とりゃ!」って投げるときって、片手です。

両手の方が力が加わるなら、ぜんぶ両手で投げるはず。

むしろ両手は力が分散し、失速します。

バスケのボールは大きいでしょ?

と、ここまでお読みのあなたも、きっとこんなことは思うでしょう。

  • 片手が投げやすいのは当たり前だよ
  • でもそれはボールが小さくてつかめるから
  • バスケのボールは大きくて、つかめないでしょ?

そういわれると、その通りなんです。

じゃあやっぱり、体の小さな子どもたちや女子には両手がいいのか。

それしかないのかな。

そんなふうに今まで思っていました。

そこでナチュラルパーフェクト

で、今倉定男先生のDVDを見たんです。

驚きました。

よく先生が言ってますが、「常識のウソを疑え」と。

わたしがまとめるポイントは3つです。

  1. ボールは手のひらべったりつけろ
  2. 手首は折らず、まきこめ
  3. 体をひねれ

とくに(1)の「手のひらべったりつけろ」はびっくりですね。

わたしは初めて聞きましたから。

なるほど、べったりつけると、手が小さくても「つかんだように」なるんです。

手が小さくてもボールがつかめたのと同じことになるんです。

つまりですよ、これでもはや2ハンドのメリットが消える。

ワンハンドの良さしか残らなくなります。

そして、シュートしたら自然に体がターンする。

わたしはマイケルジョーダンのシュートフォームを思い出しました。

ほらね。右肩が前に出て、足は少しターンしてるでしょ?

一流選手のフォームを言語化

この「ナチュラルパーフェクトシューティングシステム」は、NBAなどの一流選手が自然に「できちゃってる」シュートフォームを言語化したところが最大のポイントです。

最近のNBAの選手のシュートは、だいたいこんなシュートを投げてます。

  1. ボールは手のひらべったりつける
  2. 手に力は入れてない
  3. 右肩が前に出る
  4. 体は自然にねじれる
  5. 上ではなく、前に飛ぶ
  6. 着地後、「おっとっと」と後ろに重心がいく
  7. フォロースルーは伸ばし切る
  8. 自然に、腕が横に開いちゃう

こんな感じです。たとえば

 

わかりますかね。

  • 手のひらべったり
  • 体はターン
  • フォロースルーが開く

という感じ。

今倉先生のツイートも少し紹介。

ということなんですねー。

言われてみれば、たしかに!って感じでした。

この教え方をすると、飛びます

ナチュラルパーフェクトシューティングシステム」は、何本かDVDが出されています。

理論編というホワイトボードだけの解説のやつが最初。

そのあと、小中学生にクリニックをした様子のものが、何本か続く。

一通り見てみました。そして、何人かの生徒に教えてみました。

ボールは、ちゃんと飛びます。これだけはたしかに言えますね。

「ボールを指でつかむのではなく、手のひらべったりにつける」という価値観がプラスされただけで、わたしとしては価値がありました。

シュートフォームって選手の数ほどありますし、その理論も指導者の数だけあると思います。

正解はなく、どれも正解です。

だからこそ、いろいろ勉強するのって必要だなあって改めて感じました。

とりあえずわたしが言えることは

飛距離に悩んでいるなら、これで飛びます

これだけはたしかに言えますね。

もしよかったら手に取ってみてくださいませ。

【DVDのリンク】

  1. 最初に見る「講義編
  2. 実際の「レッスン編」 ※ これの3枚目「総まとめ」めちゃくちゃわかりやすい!
  3. 続編の「講義編
  4. 続編の「レッスン編」 ※ ミドルシュートの精度を上げるためのレッスンです

追記:今倉先生にブログをお読みいただきました

この記事を書いた夜、ツイッターを開いたら、「え、びっくり」。

今倉先生がブログを読んでくださったようです。

そしてリツイートまでしてくださいました。嬉しいですね。

今倉先生、ありがとうございます!

 

実際に来ていただきました

このブログをきっかけに、実際にわたしのチームに来て教えてもらいました。

すごいよかったですよ!

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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