こんにちは、三原です。
先日、こういったツイートをしました。
バスケにはいろんな種類のシュートがありますが、結局いつの時代も「ジャンプシュート」が一番数多く打ちます。たくさんの技術を身につけることも大事ですが、基本となるジャンプシュートをしっかり極めるべき。そして嬉しいことに、ジャンプシュートができれば、他のシュートもすぐうまくなれるもの
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) February 9, 2021
いつの時代も、試合の中心はジャンプシュートです。
正しいジャンプシュートなくして、勝利はありません。
そして正しいフォームを身につけて、はじめてシュートは入るのです。
ジャンプシュートがうまくなりたい
ジャンプシュートの指導法が知りたい
効果的な練習方法が知りたい
そんなあなたはぜひこの記事をお読みください。
この講座は、YouTubeでも解説しています。
わかりやすくまとめていますので、もしよかったらぜひ。
ジャンプシュートのフォーム
シュートフォームは、複雑に考えれば、いくらでも複雑になっちゃいます。
やっぱり教えたり、覚えたりするときは、なるべくシンプルな方がいいです。
そこでわたしがシュートを教えるときの合言葉は、2つです。
- ボールはつかめ
- ひじは伸ばせ
ボールをまっすぐ飛ばせば、シュートは入るようになりますから、そこだけを意識する指導法です。
特に、右腕を「電車のレールのように」まっすぐしなさい、ということを強調しています。
よいシュートフォームの人は共通点が多いです
✅ボールは右肩の上にかまえる
✅右手→右足のラインが一直線
✅フォロースルー残す
✅ジャンプしながら打つ
このフォームは完璧です。
わたしは生徒に「右手は電車のレールのようにまっすぐしましょう」と教えています
pic.twitter.com/IavFuow8wY— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 13, 2020
ボールはつかめ
ボールをつかむというのは、親指と小指で、ボールを強く握るってことです。
こうすると、ボールがぶれません。
手のひらの真ん中にはボールをつけないようにしています。
これは指導者によっては「べったりつけた方がいい」という人もいます。
結論は、どちらでもやりやすい方でいいです。
要は、親指と小指でしっかりとボールをつかむことが大事です。
これによって、自然とスナップが効き、ボールにスピンを与える投げ方ができるようになります。
ひじは伸ばせ
ボールをつかんだら、リングに向かって投げるわけですが、ひじを完全に伸ばし切りましょう。
マイケルジョーダンの完璧なフォームを見てください。
マイケルジョーダン、1998年優勝を決めた「ザ・ラストショット」。世界一有名なこのシュートは、基本的なシュートフォームのポイントがすべて表現されています。あなたはこのフォームのどこがすばらしいと思いますか?わたしはやっぱり右ひじがまっすぐ伸びてるとこですかねぇ。 pic.twitter.com/JCAYiD8RqC
— 三原まなぶ🏀バスケの大学 (@coach_manabu) April 15, 2020
右手から右足まで、まっすぐ一直線になっているのがわかりますね。
このラインを「シューティングライン」と言いますが、とにかくこれが真っ直ぐになることを意識してください。
それにしても、ジョーダンのフォームは美しいですね。
わたしが言う「電車のレールのようにまっすぐ」というのは、こういうことです。
シューティングラインさえまっすぐならOK
このシューティングラインさえまっすぐだったら、他のことは気にせずOKにしましょう。
- 体のバランスは?
- 上に飛ぶ?前に飛ぶ?
- 体はまっすぐ?それともひねる?
これらの疑問はシンプルに「やりやすければ、なんでも」が正解だと思います。
最優先はシューティングラインが電車のレールのようになること。これさえ真っ直ぐならシュートはかなりよくなりますから、まずはここを徹底させましょう。
段階的な練習方法
さて、具体的な練習方法を紹介です。
練習をするうちに、正しいシュートフォームも理解できるように、段階的に考えています。
内容は以下の通りです。
- 片手、片足シュート
- 左手は添えるだけ
- 両足つけてシュート
- 正面からシュート
- ジャンピングシュート
- ミートシュート
片手、片足シュート
制限区域のブロックに立ち、右手と左足でシュートします。
ドリルの目的はもちろん、ボールをつかみ、ひじを伸ばすことです。
まっすぐ腕を伸ばしましょう。
そして、シュートは「バンクシュート」にします。
バックボードに当てるんです。
その方が入りやすいので、フォームを身につけることに集中しやすくなるからです。
左手は添えるだけ
右手、左足のシュートをしたら、次は左手を添えてみましょう。
大事なのは、左手はシュートの主役ではないこと。
左手に力が入ると、ボールの軌道が曲がってしまいます。
左手は「壁」です。ボールを支えるためだけにして、動かさないようにしましょう。
まったく左手が動いてないことに注目してください。
両足つけてシュート
次は両足をつけます。
最初に練習したように、体重は左足に乗せてください。
70%の体重は左足に乗せます。
その方が、体が安定して、ボールを飛ばしやすいからです。
正面からシュート
では次に、正面からシュートしましょう。
この体育館は、リングの正面に白いラインがあります。
多くの体育館には、このまっすぐなラインがあるはずです。
ここに右足を乗せて、リングに向けます。
こうすることで、シューティングラインをまっすぐするのです。
なお、シュートは「スパッと」決めるのを目指しましょう。
リングの直径は45センチ、そしてボールの直径は22センチです。
リングはボールが2つ入るほど大きいんですね。
今までのフォームがしっかりできていれば、ボールが左右にブレることはないはずです。
左右にブレるってことは、何かフォームが変だと思ってください。
ジャンピングシュート
フォームづくりの練習、最後はこれです。
ピョンピョンとジャンプしながらシュートします。
3回飛んで、4回目にシュートです。
この練習で、ジャンプシュートの感覚を自然に身につけることができます。
ミートシュート
これでシュートフォームは完成です。
実際の試合と同じような動きで、ミートシュートしてみましょう。
- パスに飛びつく(ミート)
- ストライドストップで止まる
- シュート
という流れですね。
とにかく「レールのようにまっすぐ」だけを意識してください。
シュートは必ずうまくなります!
この手順で練習すれば、必ずフォームは良くなります。
そして、シュートが入るようになるはずです。
よく「シュートはセンス」と言われますが、わたしはそうは思いません。
むしろシュートこそ、練習によってうまくなりやい技術です。
必ず練習を続けて、良いシュートを目指しましょう。
確率は50%をまずは目指してください!
では、がんばって!
記事を最後までお読みくださり、感謝しています!
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