ファンダメンタル講座

【バスケ】ローポストシュートの練習方法 【ファンダメンタル講座 第8回】

こんにちは、三原です。

ゴール下、つまりローポストは、試合中に得点をするチャンスです。

そしてこのシュートは、ふつうのジャンプシュートと違い、ちょっと特別なスキルが必要になります。

だからこそ、別な練習が必要です。

得点力をアップさせたい

センターを育てたい

シュート練習のバリエーションを増やしたい

そう考えている方はこの記事をお読みください。

YouTubeでも解説をしています。

わかりやすくまとめているので、こちらもぜひご覧ください。

マイカンドリル

ウォームアップとして最適なのが、マイカンドリルです。

NBA初期のスーパースター、ジョージ・マイカンが練習していたことで有名になったドリルですね。

大事なポイントは3つ。

  1. ボールはあごの下より下げない
  2. 足のステップはリズム良く
  3. バックボードの角に、高めに当てる

この動画だと、ちょっとボールを下げすぎです。ごめんなさいww

10本2セットとかやるといいでしょう。

そして、慣れてきたら裏。レイバックですね。

マイカンドリルをやるかやらないかで、かなり違います。

  • 大事なゴール下をぽろっと落とさない
  • バックボードを使うシュートがうまくなる
  • フットワークがスムーズになる

いいことばっかりなので、ぜひやってみましょう。

ドロップステップ

マイカンドリルで体が温まったら、次はディフェンスを想定したドリルをします。

まず、ブロックにボールをおきます。

ここがいわゆるローポストポジションです。

ちょうど45度の位置なので、左右どちらにターンしても、バックボードを使ったシュートが打てます。

試合中は、まずここにポジション取りをしましょう。

そして、ディフェンスが上からついてきたら、エンドライン側にスペースがあるはずです。

このときに使う動きがドロップステップです。

足をリング方向に下げて、ディフェンスをお尻で押さえ込んで、シュートします。

ベビーフック

ドロップステップの反対側が、ベビーフックです。

エンドライン側からディフェンスがついてきたので、トップ方向からパスをもらいます。

このときは、先ほどと体の向きが逆ですね。

リングの正面からフックシュートを打ちます。

腕はまっすぐ伸ばすのがコツです。

「ひじが耳にくっつく」感じで真上に伸ばしましょう。

ガードにも練習させよう

  1. マイカンドリル
  2. ドロップステップ
  3. ベビーフック

この練習をしているだけで、だいぶ違います。

シュートタッチはよくなるし、ディフェンスに応じてステップができるようになるでしょう。

もちろんセンターにはやらせたいドリルですが、ガードにもぜひ練習させましょう。

ガードの選手は、インサイドのディフェンスに慣れていない人が多いです。

なので、試合中にガードがインサイドで1対1を仕掛けると、かんたんに得点できることがよくあります。

オールラウンドな育成ということで、背が高いとか低いとか関係なく、ゴール下のシュート練習はみんなでやってみましょう。

 

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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