ゼロ秒思考

【ゼロ秒思考】赤羽雄二さんから学ぶ「アクティブリスニング」

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

わたしは現在、東京の安田学園で高校生の男子バスケ部を教えています。

指導者として大事にしているのは、生徒主体の「ボトムアップ理論」です。

  • みんなが主役
  • みんなで成長
  • いきいきした組織

をモットーに、令和時代の部活動モデル校を目指しています。

さて、わたしの尊敬する「ゼロ秒思考」著者の赤羽雄二さんは、月に一度東京の竹橋で対面ワークショップを開催されています。

昨日もそれに参加してきました。テーマは「アクティブリスニング」

とても重要なテーマなので、学んだことをここに記録しておきます。

あなたの気づきのヒントになれば嬉しいです。

今回のワークショップ

さて、昨日のテーマはアクティブリスニングでた。

参加したのはこちらのワークショップです。

コロナ時代になった以降、オンラインでのミーティングや勉強会が急増しました。

もちろんそれはそれでいいのですが。

やっぱり対面にはかないません。いつもそう思います。

赤羽さんのワークショップにわたしが毎回参加する理由は、楽しいからです。 

赤羽さんの説明を聞くこともとって学びになります。

でもそれ以上に

  • すぐに質問する
  • みんなでメモ書きをする
  • お互いに意見を交換する

というサイクルが、とても楽しいのです。

ただ話を聞くのではなく、自分の考えを持ち、そしてそれを聞いてもらえる。

そこが対面式の最大の楽しさだと思います。

ましてや昨日はアクティブリスニングがテーマ。

昨日の参加者はわたしを含めて16名でした。

いろんな方の話を聞かせてもらい、気づきがありました。

19時からワークショップが始まると、赤羽さんから最初の一言がおもしろい。

みなさん、今日来た方はラッキーです。

2時間後にはアクティブリスニングの神になれます

なれない人は、この部屋から出られません(笑)

ということで、ワクワク勉強会のスタートです。

アクティブリスニングとは?

さて、アクティブリスニングとはなにか。

わたしなりにまとめると

徹底的に相手の話を聞く

強引に聞き出すことも、話をさえぎることもしない

相手に関心を持つ

こういった話の聞き方です。

よく「傾聴」という言葉がありますが、これはなんとなく「かしこまって、あらたまってお聞きします」みたいなニュアンスが含まれます。

アクティブリスニングとは、もっと自然にそれができるような習慣のこと。

赤羽さんはアクティブリスニングを次のようにまとめています。

このツイートにあるように、アクティブリスニングができるだけで、ほとんどの問題の7割が解決されるのです。

 

人は誰しも、自分の話を聞いてほしい欲求があります。

誰しも聞いてほしい。だからこそ、みんな自分のことを話したがります。

つまりは、誰も話を聞いてくれないのです。

話を聞きながら「次に自分は何を話そうかな」しか考えてない。それが人間です。

わたしもずっとそうでした。

そんな人ばかりであれば、話を聞いてくれる人は本当に稀有な存在になります。

  1. 話を聞く
  2. 信頼される
  3. 人間関係がうまくいく

という順番で、すべてがうまくいく魔法の杖です。

ぜひとも身につけたいですよね?

赤羽さんはレベルを分けていて、

わたしは自分自身を、レベル6~8を行ったり来たり、と自覚しています。

赤羽さんからは

三原さん、高校バスケの監督は、選手にとってただでさえ話しかけにくい存在なはずです。

そんな立場の監督が、アクティブリスニングをしたら、選手のやる気は最高に高まります。

レベル9は死守してください。

アクティブリスニングの神になってください。

とアドバイスをもらっています。

本当に聞くだけでいいのか?

赤羽さんの説明は、パワーポイントに沿ってお話が進みます。

その内容は、赤羽さんのインスタにまとめられています。

昨日の重要なポイントは、このようなものです。

 

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インスタに資料がまとまっているなら、わざわざ会場まで行かなくていいじゃん

と思ったあなたは、ちょっと待ってください。

ワークショップの途中は、疑問に思ったら直接赤羽さんに質問ができるんです。

もやもやがない状態で先に進めるのは最大の魅力。

わたしはアクティブリスニングについてこんな疑問を日ごろから持っていました。

 

とにかく話を聞き切る

さえぎらないことが大事

うなづいたりして、共感を示す

というステップ1から、

気になることがあれば質問する

相手を萎縮させないように質問する

というステップ2への切り替えです。

質問するってことは、結局どこかで「自分は何を話そうかな」と考えることになるんじゃないか。

結局は話をさえぎってしまうのではないか。

いつもそこに迷っていました。

なので会の途中に手を上げて、その質問をしてみました。

ステップ1から2に行くタイミングというか、質問してもいいのかなっていつも迷います。

赤羽さんはどう思いますか?

それに対する赤羽さんの即答は

とにかく話を聞き切る。これに徹してください。

そうすると、相手に信頼されます。

信頼関係ができれば、質問すべきことは自然に頭に浮かびます。

なるほど。

すっきりしました。とにかく話を聞き切る。これさえすれば、本当に大事な質問は自然に頭に浮かぶのですね。

 

メモ書きをする

ワークショップの後半は、メモ書きです。

 

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メモ書きのタイトルは

  1. アクティブリスニングとは結局、何なのか?
  2. なぜアクティブリスニングがあまりできないのか?
  3. どうすれば、相手に深い関心が持てるのか?

これについて、1枚1分間で書きます。

わたしが書いたメモはこちら。

メモを書くうちに

一番大事なのは、「相手の関心に関心を持つ」ことだな

と頭が整理されました。

最速のロールプレイング

最後はロールプレイングです。

これがとっても有効な学びになります。

 

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このインスタにも書いてありますが、

  • Aさんが話し手
  • Bさんが聞き役
  • Cさんがオブザーバー

で、

  • AさんがBさんに話す(3分)
  • Cさん、Bさん、Aさんの順に感想を述べる(2分)

これで1セット。

たった5分です。

それを昨日は2セットやりました。

たった10分です。

ロールプレイングって、30分とか1時間とか、なんだかんだ時間がかかるイメージがありますよね。

でも、赤羽さんのロールプレイングは世界最速です。

たった5分。

それで大きな気づきがある。

わたしも、昨日のロールプレイでは

話をさえぎることなく聞けていると思います

というフィードバックをいただきました。

また、オブザーバーとしては

うなずきだけでなく、姿勢や表情がとても重要

という気づきを得ました。

この最速ロールプレイは、いろんなやり方で使えます。

ぜひあなたもお試しください

まとめ「相手の関心に関心を持つ」

アクティブリスニングは、人間関係をよくする魔法の杖。

バスケの監督であれば必須のスキル。

アクティブリスニングで、選手はやる気になる。

最大のポイントは「相手の関心に関心を持つ」こと。

わたしはこれを確認しました。

でも、知っているのとできるのはちがいます。

やっぱり対面のワークショップに行き、メモ書きとロールプレイをするのは、本当にいい学びですね。

今日をきっかけに、ますますアクティブリスニングを意識して、24時間365日できるような習慣にしていきたいです!

アクティブリスニングに興味、関心がある方は、ぜひこちらの本もお読みください。

(↓↓↓画像をクリックできます)

補足:畑中さんのブログ

アクティブリスニングですばらしいブログを量産している方がいます。

畑中さんです。

昨日はお会いしていませんが、以前この竹橋でご挨拶させていただいたことがあります。

畑中さん、勝手に紹介しちゃってすいません。

畑中さんのブログは、本当に学びが多いです。

アクティブリスニングに特化したブログとしては、まちがいなく日本一だと思います。

ぜひあなたもお読みください。

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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