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ボールラインとは? 知っているようで知らないディフェンスの共通ルール

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

ディフェンスを指導していると、「どこまでマークマンについていけばいいのか」という問題が起こります。

ボールから遠く離れた選手まで追いかけるのか。それとも、途中でマークマンから離れてカバーに入るのか。

この判断を5人でそろえるために必要なのが、「ボールライン」という考え方です。

ボールラインとは、簡単に言えば「この線よりもゴール側を守ろう」という、チーム共通の基準です。

ただし、ボールラインはいつでも同じように引けばいいわけではありません。ボールがシュートエリアの外にあるのか、中にあるのかによって、考え方が変わります。

 

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シュートエリア外のボールライン

ボールがまだバックコートに近く、そこから直接シュートを打つ可能性が低いときは、考え方はシンプルです。

ボールを持っている選手の位置から、エンドラインと平行に線を引きます。この線がボールラインです。

ディフェンスが守るのは、その線よりもゴール側のエリアです。マークマンがボールラインよりも後方に下がったとしても、基本的には追いかける必要はありません。

ボールがない場所を必要以上に守れば、ゴールに近い危険な場所が手薄になります。

「どこまで頑張って守るのか」が5人で共有できれば、必要のない場所にディフェンスが引っ張られることも減っていきます。

ここまでは、多くの指導者がイメージしている一般的なボールラインだと思います。

シュートエリア内ではラインの引き方が変わる

難しいのは、ボールがシュートエリア内に入ったときです。

たとえば、ウイングやハイポストにボールがある場面で、先ほどと同じようにエンドラインと平行な線を引くと、守らなくてよいエリアが広くなりすぎます。

簡単にパスを戻されたり、逆サイドへ展開されたりすれば、ディフェンスは後手に回ってしまいます。

そこで必要になるのが「インライン」です。

インラインとは、ボールを持っている選手とリングを結んだ直線です。1対1のディフェンスでは、基本的にこの線上に立ち、ボールマンとリングの間を守ります。

そして、シュートエリア内のボールラインは、このインラインに対して直角に引きます。

ボールマンとリングを結んだ線に対して、90度の線を引く。そこからゴール側が、ディフェンスの守るべきエリアです。

この考え方を使えば、ボールより少し後方にいる選手であっても、危険なエリアにいるならディナイを続けるべきだと判断できます。

反対に、ボールラインの外にいる選手に対しては、マークマンから少し離れ、ボールと自分のマークマンを見られるポジションを取ります。

5人が同じ線を描けるチームにする

ボールラインは、線そのものを覚えることが目的ではありません。

大事なのは、5人が同じ基準で「ここまでは頑張って守る」と判断できることです。

1人はディナイしているのに、別の選手はマークマンから離れている。こうしたズレがあると、パスを簡単に通されたり、カバーが遅れたりします。

選手がサボっているのではなく、守るべきエリアが共有されていないだけかもしれません。

練習では、ボールをいろいろな位置に置いて、「今のインラインはどこか」「ボールラインはどこに引かれるか」を5人で確認してみてください。

コーチが答えを言うだけでなく、選手自身に線を指さしてもらうのもよいと思います。

ボールラインが見えるようになると、ディナイする場所、ヘルプに入る場所、マークマンから離れてよい場所が整理されます。

ディフェンスは気持ちだけではそろいません。共通の基準があるからこそ、5人の頑張りが1つにつながります。

ぜひ、今日の練習でボールラインを確認してみてください。

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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