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ゴール下を落とした点差で負けないために、毎日やりたい3つの練習

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

試合が終わったあとに、「あのゴール下が入っていれば勝っていたな」と感じることはありませんか。

バスケットボールでは、ゴール下のシュートは基本中の基本です。だからこそ、入って当たり前と思われがちです。でも実際には、試合になると簡単には入りません。

ディフェンスのプレッシャーがあります。体の接触もあります。疲れもあります。だから、ゴール下を決め切る力は、やはり練習で身につけるしかありません。

今日は、ゴール下を落とさないために、わたしがぜひ取り入れてほしい3つの練習を紹介します。

ジョージ・マイカンドリルで近い距離の感覚をつくる

1つ目は、ジョージ・マイカンドリルです。

これは非常に有名なドリルです。NBAの創設初期に、圧倒的な得点力を持っていたセンター、ジョージ・マイカンが毎日のウォーミングアップで行っていた練習だと言われています。

やり方はシンプルです。リングの真下に立ち、右手、左手と交互にフックシュートを打ちます。バックボードを使いながら、左右でリズムよく決めていきます。

ポイントは3つです。

まず、ボールを下ろさないこと。シュートを打ったあと、ボールをいちいち腰のあたりまで下げない。あごの下あたりにキープして、すぐ次のシュートに入ります。

次に、リズムよく打つこと。タン、タン、タンと一定のリズムで続けます。ゴール下のシュートは、近いからこそ雑になりやすいです。だからこそ、リズムを大事にしてほしいのです。

そして、打つ手と同じ側の膝を上げることです。右手で打つなら右膝、左手で打つなら左膝を上げます。これはレイアップと同じです。上半身だけで打つのではなく、足の動きとシュートをつなげていくことが大事です。

10本入れたら交代、10本打ったら交代、慣れてきたら10本連続で入ったら交代。人数が多い場合は30秒交代でもいいと思います。

表向きで左右に打つだけでなく、リングを背中にしてバックシュートのように行うアレンジもできます。毎日のように続ければ、確実にゴール下の感覚はよくなります。

ドロップステップで接触に負けないシュートを身につける

2つ目は、ドロップステップドリルです。

これはポストプレーを想定した練習です。ローポストで面を取り、ガードからパスをもらった場面を考えてください。

ディフェンスが自分よりもフリースローライン側にいるなら、エンドライン側にスペースがあります。そこで、足をリング方向に引いてターンし、パワーレイアップに持ち込みます。

この「足を引く」動きがドロップステップです。

練習方法としては、制限区域のブロック付近にボールを2つ置きます。選手は足を大きく広げてボールを拾い、そのままターンしてシュートを打ちます。

右側へ行くなら右足を出してボールを拾い、反対の足をリング方向へ下げてターンします。左側へ行くなら、その逆です。

ここで大事なのは、足をしっかり広げることです。ディフェンスがいる想定で、肩幅を使って体の壁を作ります。まっすぐリングに向かうのではなく、相手に体を当てられてもぶれない形でシュートに行く。

これがパワーレイアップです。

もしコンタクトバッグやクッションがあれば、シュートの瞬間に軽く体を押してあげるといいです。少し接触を入れるだけで、体幹のトレーニングにもなります。

試合では、完全なノーマークのゴール下ばかりではありません。むしろ、接触がある中で決め切る場面の方が多いです。だからこそ、普段の練習から「当たられても決める」感覚を育てておきたいのです。

ジャンプフックはフローターにもつながる技術

3つ目は、ジャンプフックドリルです。

これは先ほどのドロップステップとは逆の状況を想定します。ボールをもらった瞬間、ディフェンスがエンドライン側にいる場合です。

その場合は、リングの正面側にスペースがあります。そこで、反対の足を引いてターンし、ジャンプフックを打ちます。

やり方はドロップステップドリルとほとんど同じです。ブロック付近にボールを置き、ボールを拾ったら足を引いて、リングに対して横向き、または正面に近い形からフックシュートを打ちます。

このときも、ディフェンスが内側にいることを想定してください。肩幅を使い、相手から遠い位置でボールをリリースする。両足で同時にジャンプして、ふわっと打つ。

このジャンプフックは、最近よく言われるフローターシュートにもつながります。ブロックショットを避けるために、ボールを高く、やわらかく上げる技術です。

フローターというと、ガードの技術のように思われるかもしれません。でも、わたしは全員が身につけておいていい技術だと考えています。

小さい選手でも、大きい選手でも、ゴール近くでブロックを避けながら決め切る場面は必ずあります。ジャンプフックの感覚を日頃から練習しておくと、そういう場面で使える武器になります。

今日は、ゴール下を決め切るための練習として、ジョージ・マイカンドリル、ドロップステップドリル、ジャンプフックドリルの3つを紹介しました。

全部を一気にやらなくてもいいです。まずは1つでいいので、明日の練習に入れてみてください。

ゴール下は、入って当たり前ではありません。入るように練習したチームが、試合で決め切れるのだと思います。

わたしも現場で、何度も「あのゴール下が入っていれば」と悔しい思いをしてきました。だからこそ、こういう地味な練習を大事にしたいのです。

バスケットボールは、細かいところを省かないチームが強くなります。ゴール下の1本を、ぜひ大切にしてください。

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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