こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
今日は、レイアップシュートには5種類ある、という話をします。
指導者の方で、「うちのチーム、レイアップをよく落とすんだよな」「なんでこんなに簡単なシュートを落とすのかな」と感じたことがある方は多いと思います。
もちろん、最後は練習量も必要です。ただ、もしかすると原因は、レイアップの種類を選手が知らないことにあるかもしれません。
わたしは、レイアップシュートの基本は5つあると考えています。この5つを整理して教えてあげると、選手のシュートの選択肢が増えます。そして、試合の中で落ち着いてシュートを打てるようになります。
ノーマルレイアップは、コースが大事
まず1つ目は、普通のノーマルレイアップです。
ただ、普通と言っても、意外と正しいコースで入れていない選手は多いです。レイアップは、ただゴールに向かってまっすぐ走ればいいわけではありません。
大事なのは、45度の角度でリングに向かうことです。
サイドラインと平行にドリブルをして、フリースローラインの延長線上あたりからリングに向かって曲がる。そして、制限区域のブロックを通過してレイアップに行く。
このコースで入ると、バックボードに当てやすい角度になります。
最初のうちは、コーンを置いたり、ラインテープを貼ったりして、「ここを通るんだよ」と見える形にしてあげるといいです。特にジュニア年代では、感覚だけでやらせるよりも、コースを具体的に示した方が上達しやすいと思います。
右側なら、右、左で踏み込んで、右手でシュートを打つ。右手で打つときは右ひざが上がる。まずはこの基本を丁寧に確認したいですね。
角度を変えることで、シュートの感覚が育つ
2つ目は、ノータッチのレイアップです。
これは、バックボードを使わず、リングにも当てずに、ふわっとボールを上げて入れるシュートです。コーナー方向から折り返して、角度0度に近い場所から打つようなイメージです。
この練習で身につけたいのは、フィンガーコントロールです。
指先でボールをやわらかく扱い、強く投げるのではなく、ふわっと置いてくるように打つ。この感覚が身につくと、レイアップだけでなく、いろいろなシュートのコントロールがうまくなります。
3つ目は、レイバックシュートです。
ノーマルのコースでリングに向かっていき、リングを1回通過して、後ろ側から打つシュートです。このときのポイントは、リングを通過してからシュートを打つことです。
身体能力のある選手ほど、リングを通過する前に手だけで向こう側に持っていこうとすることがあります。でも、それだと確率が下がります。
しっかりリングを通過して、体の向きを作ってから、ボールを少し高めに上げる。バックボードの角に当てるようにすると入りやすくなります。無理に回転をこねるのではなく、まっすぐ上げることも大事です。
ディフェンスを想像して、5種類を使い分ける
4つ目は、クロスシュートです。
ドリブルで入っていったときに、ディフェンスがコースに入ってきた。そこでドリブルチェンジをして、反対側に回り込んで打つシュートです。
このときに大事なのは、反対側の手で打つことです。
たとえば、右側から入って、ディフェンスをかわして左側に回り込んだなら、左手でシュートを打つ。ところが、左手でドリブルしているのに、最後のシュートだけ右手で打ってしまう選手がけっこういます。
でも、ディフェンスが並走していることを考えれば、遠い手で打った方が守られにくいですよね。
なので、クロスシュートでは、フックシュート気味に逆の手で打つ感覚を覚えるといいです。バックボードに当てて、ストンと落とすようなイメージです。
5つ目は、ギャロップステップです。
ノーマルのコースに行きながら、ディフェンスが前に入ってきたときに、ボールを上に持ち上げて、体の向きを反転させる。そして、ジャンプストップのようにステップを踏んで、左手のフローターやフック気味のシュートを打つ形です。
ギャロップというのは、馬がパカパカと進むような足の運びです。バスケットでも、リズムを変えながらディフェンスをずらすために使えます。
これも、ただ形だけを覚えるのではなく、ディフェンスが前に来たから使う、という考え方が大事です。
まとめると、練習すべきレイアップはこの5つです。
ノーマルレイアップ。
ノータッチレイアップ。
レイバックシュート。
クロスシュート。
ギャロップステップ。
これらをただ順番にやるだけでもいいですが、待ち時間を減らす工夫もできます。
たとえば、コーンを5つくらい置いて、最初にドリブルチェンジをしてからスピードを上げてレイアップに行く。あるいは、コーチに1回パスを出して、リターンパスをもらってからレイアップに行く。
2列で並んで、パス、リターンパス、レイアップという形にしてもいいです。
大事なのは、5つのシュートを練習させながら、やり方には変化をつけることです。単調に本数をこなすだけでなく、試合に近い形でくり返す。
レイアップは基本です。でも、基本だからこそ奥が深いです。
「レイアップを落とすな」と言うだけではなく、どういう角度で入るのか、どの手で打つのか、ディフェンスがどこにいるのか。そこまで教えてあげると、選手は少しずつ試合で使えるようになります。
ぜひ、明日の練習で5種類のレイアップを整理して取り入れてみてください。
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