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2対2で大事なのは「動き方」ではありません

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

2対2のオフェンスを指導するとき、スクリーンのかけ方やカットの動きから教えていないでしょうか。

もちろん、動き方を知ることも必要です。ただ、動きだけを覚えても、試合で相手が変わると使えなくなることがあります。

わたしが2対2で最初に教えたいのは、「誰が、どこで1対1をすれば勝てるのか」を考えることです。

2対2は、チームプレーの最小単位です。ここで相手を見て攻める習慣が身につけば、3対3や5対5のオフェンスにもつながっていきます。

 

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最初に探すのはミスマッチ

オフェンスを始めるとき、まず目の前のマッチアップを見ます。

身長差があるのか。スピードに差があるのか。パワーで上回っているのか。それとも、選手自身が「この相手には1対1で勝てる」と感じているのか。

わたしは、このような状況をミスマッチと考えています。

たとえば、ボールを持っている選手とディフェンスの力が互角でも、もう1人のオフェンスがスピードで勝っているなら、その選手にパスをして1対1をさせればいいでしょう。

反対に、身長や体格で有利な選手がいるなら、ポストアップをしてゴールに近い場所で勝負させます。

ここで大切なのは、最初から「この形ではこう動く」と決めつけないことです。

カットやスクリーンを始める前に、

「どちらの選手が攻めた方が有利なのか」

「どこで1対1をすれば勝てるのか」

を選手自身が考えることです。

ミスマッチがなければスクリーンでつくる

最初のマッチアップに明確な差がなければ、スクリーンを使ってミスマッチをつくります。

たとえば、大きい選手には大きいディフェンス、小さい選手には小さいディフェンスがついているとします。

そこでスクリーンをかけ、ディフェンスをスイッチさせることができれば、大きいオフェンスに小さいディフェンスがつく状況や、速いオフェンスに大きいディフェンスがつく状況をつくれます。

つまり、スクリーンは決められた動きをするためだけのものではありません。

「自分が攻めやすい相手にマークを変えさせる」

これがスクリーンの大きな目的です。

ピンダウンスクリーンから始める2対2でも同じです。スクリーンを使って外に出ることが正解とは限りません。

インサイドで攻めたい選手なら、カールカットをして中に入ってもいい。味方を外へ動かして、自分がポストアップしてもいい。

動きの形ではなく、どこにミスマッチがあるのかによってプレーを選びます。

「探す、つくる、攻める」の順番で教える

2対2のオフェンスは、次のように整理するとわかりやすくなります。

まず、ミスマッチを探す。見つからなければ、スクリーンでマークマンを変えさせてミスマッチをつくる。そして、弱いところを1対1で攻める。

ミスマッチを攻めると、ディフェンスはヘルプに寄ってきます。ヘルプが来れば、味方へのパスが生まれます。そして、ディフェンスが戻る場面ではクローズアウトを攻めることができます。

1つのミスマッチを攻めることから、次のチャンスが連続して生まれていくのです。

選手が慣れてきたら、同じ考え方を3対3へ広げてみてください。人数が増えても、最初に考えることは変わりません。

「誰が、どこで1対1をすれば勝てるのか」

動き方を教える前に、まず相手を見ることを教える。

明日の練習では、2対2を始める前に「今、どこにミスマッチがある?」と選手に聞いてみてください。

その問いかけが、動きを覚えるだけではない、試合で使えるオフェンスにつながるとわたしは考えています。

 

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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