オフェンス

ボールは疲れない

ボールは疲れない──チームバスケットの本質とは?

こんにちは、三原です。
今日も「バスケの大学」にお越しくださり、ありがとうございます。

さて今日は「ボールはどんなに動かしても疲れない」というテーマでお届けします。

この言葉、もともとはサッカーの世界で使われている名言だそうですが、バスケットにもピッタリ当てはまると思いませんか?

人間は走れば疲れます。でも、ボールは疲れない。
だからこそ、ボールをどんどん動かしていこう。
そんな考え方が、わたしはとても好きなんです。


チームで戦うということ

ちょうど今、NBAのカンファレンスファイナルを見ていて、強く感じたことがあります。

ニューヨーク・ニックスとインディアナ・ペイサーズのシリーズ。
この両チームは、本当に対照的です。

ニックスは、エースがボールを持ち続けるスタイル。
一方、ペイサーズは「ボールを回す」「人を動かす」というチームバスケット。

わたしはペイサーズのような「ボールが動くバスケット」がやっぱり好きです。
というのも、ボールが動けば人も動くし、相手ディフェンスも混乱します。

これは、メルマガや書籍でたびたび伝えている「2対1をつくる」「パスの方が速い」といったわたしの指導の軸と完全に一致します。


ボールを動かすオフェンスの価値

「パスが多いとターンオーバーのリスクが上がる」と言う人もいます。
それは事実ですが、パスを恐れて動かないのではなく、練習でそれを克服すればいい。

ボールを動かし、相手ディフェンスの的を絞らせない。
そのためには2人、3人の連動が重要です。

NBAでそれを体現しているペイサーズの戦い方は、まさに「勉強になる」バスケットだと感じています。


動くことが目的ではない

ここで、ひとつ大事なことを言わせてください。

「動け」と言うのは簡単ですが、動くことが目的になってしまっては意味がありません。
指導者が気をつけたいのは、「動いているように見えるけど、実は中身がない」状態です。

本当に大事なのは「相手にとってイヤなことをする」「相手を困らせる動き方をする」こと。

チャンスを狙い続けた結果、気がついたら人もボールもよく動いていた。
これが理想です。


まとめ:ボールを動かせば、バスケットはもっと楽しくなる

人は疲れるけれど、ボールは疲れない。
だからこそ、ボールを動かす。
それが、相手にとって守りにくいバスケットをつくり、チームの強さにつながる。

この発想は、どんなレベルのチームでも取り入れることができます。
もちろん、ドリブルや1対1も大事。でも、それにプラスして「チームとしてどう動くか」を追求していきたい。

ぜひ、あなたのチームでも「ボールを動かすバスケット」を意識してみてください。
きっと新しい世界が見えてくるはずです。

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ありがとうございました。それでは、また。

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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