Voicy&インスタ

時代に取り残される指導者とは? 24-1-31 #151

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。

 

ニコラス武ラジオ

今回のこの話は、わたしが毎日のように聞いているニコラス武さんのラジオをヒントにしています

ニコラス武ラジオは本当におもしろいので、ぜひあなたも聞いてみてください

 

どこも似たように見える

最近のNBAは、どこのチームも似たような戦術に見えませんか?

特にオフェンス戦術がそう思えます

  1. ペースを上げるために走って
  2. スペースを広く取って
  3. オンボールスクリーンをかけて
  4. ドリブルでペイントにアタック
  5. カバーされたら3ポイント

という戦術は、NBA30チームすべてが行っていると言ってもいいでしょう

良いものは真似される

NBAはプロ中のプロです

プロとは、とにかく結果にこだわる人のことです

結果にこだわり、最善を尽くすのがNBA

「人の真似をしている」とたとえバカにされたとしても、良いものだったら真似をする

それが結果にこだわる姿勢です

それが今のNBAでは顕著に行われています

オフェンスは完成形になった

良いものは真似ていくプロ精神に加えて

最近はデータ収集も以前と比べ物にならないほど進化しています

最高に再現性の高い、効率の良い戦術を突き詰めた結果、どこのチームも似たようなオフェンスになっています

  1. ペースを上げるために走って
  2. スペースを広く取って
  3. オンボールスクリーンをかけて
  4. ドリブルでペイントにアタック
  5. カバーされたら3ポイント

つまりオフェンスは完成形になったのです

ディフェンスはもう守れない

バスケが生誕してから133年

完成形となったオフェンスが現代バスケ

よほど画期的な発明か、ルール変更がない限り、この流れは変わらないと思います

ディフェンス面も進化していますが、今はもう完成形のオフェンスを止めることができてません

進化するとすれば、おそらくディフェンスであり、オフェンスは完成されたと言えるでしょう

子どもたちはそれを見ている

ところで、指導者としてあなたは現代バスケを見て学んでいますか?

子どもたちはもれなく、テレビやインターネットで完成形の現代バスケを見ています

それが答えだ、というものをスマートフォンで毎日見ています

答えを知っているのが子どもで、大人がそれを学ばないとすれば、どうなるでしょう?

どんどん取り残されてしまう

「どうしてうちのコーチは、プロとは全然ちがうことをやらせるんだろう?」という疑問

「もしかして知らないのかな?」という不信感

そういうものにつながりかねません

子どもたちは知っています

十年一律、まったく同じバスケにこだわり、練習方法も変えず、昔のバスケを貫くことはリスクでしかありません

どんどん取り残されてしまうことになるでしょう

 

参考文献

今日の参考文献はこちらです。

ぜひ手に取ってお読みください。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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