Voicy&インスタ

ダメなコーチがよくやる怒り方 #111 23-12-20

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。

 

目線合わせでうまくいく

今日のVoicyのトークテーマがこれでした

目線合わせでうまくいく

わたしたち指導者が行っていることは、より明確な目線合わせと言っても過言ではありません

日々の練習はたんなる体力トレーニングではなく、選手同士、または選手とコーチの「目線合わせ」に他なりません

ダメなコーチがよくやる怒り方

これは「ルールを示さず、後から怒る」です

最初にルールを提示します。それができてなければ注意し、良くなる方法をともに考える

これがコーチの唯一にして最大の仕事なのですが、ダメなコーチは「ルールを示さない」です

選手からすると「後出しで突然怒られた」みたいになり、誰もが経験があると思います

わたしもよほど気をつけないと、これをやってしまうため、普段から意識しています

コーチが提供するもの

選手の成長を第一に考える「プレーヤーズセンタードコーチング」では、コーチは3つのものを与えなければいけません

  1. 適切な課題
  2. 適切な支援
  3. 適切な環境

どれが抜けても、選手の成長はないのです

適切な課題

指導者が明確なビジョンを描くことです

このチームを〇〇にしたい!

そのビジョンのもと、チームの目標、ルールなどを明確にしていきます

「自主性」と話題になった慶応義塾高校野球部の公式サイトには、チームのビジョンや約束事などが明確に書き出されています

「選手に考えさせる」「自主性」をうたう前に、やらないといけないことがあります。注意しましょう

適切な支援

ビジョンを描いたら、具体的な達成方針を伝えることです

たとえば、「遅刻を厳禁とする」というルールがあれば、たんなる「気をつけろよ」という一言だけでは適切な支援になりません

遅刻をしないための仕組み、班行動の指示、遅刻をするときの手続きなどを明確にしておきます

そのうえで、できたら承認、できなかったら「では、どうしますか?」と問いかけて、改善します

適切な環境

具体的なビジョンと達成方針を決めて、それに沿った支援を行う

支援に必要な環境があれば、それを整えるのもコーチの仕事です

体育館の確保、時間管理、予算管理から、ドリル1つ1つのやり方の指示、安全管理など多岐にわたります

基本的に怒る必要がなくなる

お気づきかもしれませんが、ここまでそろっていれば、怒る必要はほとんどなくなります

事前のビジョン、達成方針、ルールが大事です

それさえ明確に決まっていれば

  1. どうでしたか?
  2. どうしたいの?
  3. 先生に手伝えることがありますか?

この3つの質問だけ使えば、選手を成長に導くことができます

実はコーチがわかってない

よくいる叱責が多いコーチは、実はコーチ自身がよくわかっていないことが多いです

  • 明確なビジョンがない
  • 明確な達成方針がない
  • 明確なルールがない

というなかで、思いつきにより「何やってんだ!」と声を荒げてしまう。これが本音だと思います

ぜひとも気をつけたいものです

というお話です

ぜひインスタの方でも復習してくださいね

今日の参考文献

今日の参考文献はこちらです

ぜひ画像をタップして、手に取ってみてください

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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