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人を動かす唯一の方法 24-11-10 #419

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

人を動かす唯一の方法 – ポジティブフィードバックという魔法

こんにちは、三原です。

今日は「人を動かす唯一の方法」についてお話しします。

結論から言うと、それは「ポジティブフィードバック」です。

私はよく「他人は変えられない」と言います。変えられるのは自分の行動だけだと。

確かにその通りなのですが、人を動かす方法が全くないかというと、そうでもないんです。

それが「ポジティブフィードバック」という方法です。

良い点を具体的に伝える

ポジティブフィードバックとは、良い点を具体的に伝え、感謝を伝えることです。

単なる「褒める」とは少し違います。

「いいね」「すごいね」「よくできたね」という漠然とした言葉ではなく、具体的な行動を伝えることが大切です。

例えば、

「今日も1番早く教室に来てたね」 「第3クォーターのディフェンス、良かったよ」 「ベンチで誰よりも声出してたね」 「昨日よりよく走れていたね」

このように、具体的な行動を言語化するのです。

感謝を伝えることの大切さ

ここで気をつけたいのが、ただ「褒める」のではなく「感謝を伝える」ということです。

褒めるというと、どうしても上から目線になりやすいんですね。

例えば上司に「部長、よく仕事ができて偉いですね」なんて言ったら、皮肉っぽく聞こえませんか?

でも「部長、この仕事してくださってありがとうございます」と言えば、全然印象が違います。

子どもに対しても同じです。

「お皿洗い、できて偉いね」ではなく「お皿、上手に洗えたね。ありがとう」の方が、ずっと心に響くはずです。

生徒は言われて気づく

実は大事なことがあります。

それは「生徒は言われて初めて気づく」ということ。

例えば、体の当たりが強くなってきた選手がいるとします。

本人は全然気づいていないかもしれません。でも指導者が「最近、体のぶつかり合いに強くなったね。日頃のトレーニングの成果が出てるね」と言ってあげることで、初めて本人が気づくんです。

だから、良いところを見つけたら、必ず言葉にして伝えてあげることが大切です。

1日20回を目指して

私の恩師である赤羽雄二さんは「1日20回のポジティブフィードバックを、息を吸って吐くように自然にできるようになりましょう」とおっしゃっています。

正直、20回という数字は私にとってもまだまだ難しい目標です。

でも、この2年間で少しずつ成長してきたように感じます。

ポジティブな視点で物事を見る。そして具体的に言語化して伝える。

この習慣を身につけることが、人を動かす唯一の方法なのです。

あなたの一言が、誰かの勇気に

最後に、デール・カーネギーの『人を動かす』という本をご紹介したいと思います。

この本の中では「相手を批判せず、相手に重要感を持たせ、相手の立場に立つ」ということが説かれています。

まさにポジティブフィードバックの本質を言い当てているんですね。

あなたの一言が、誰かの勇気となり、次の一歩につながる。

そんな素敵な言葉の使い方を、私たちは目指していきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

このブログが少しでもあなたのお役に立てば幸いです。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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