こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
わたしは現在、東京の安田学園で高校生の男子バスケ部を教えています。
指導者として大事にしているのは、生徒主体の「ボトムアップ理論」です。
- みんなが主役
- みんなで成長
- いきいきした組織
をモットーに、令和時代の部活動モデル校を目指しています、
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日本一の主体的なチームをつくるには、わたし自身がリーダーとして問題把握・解決力を高めるのが一番です。
そう考えて、わたしは2022年から赤羽雄二さんから学んでいます。
赤羽雄二さんは、あの「ゼロ秒思考」の著者で、組織や人を成長させるスペシャリストの方です。
この本、わたしは会う方全員におすすめしています。
赤羽さんは毎月1回、東京の竹橋でセミナーをしているのですが、昨日はそれに参加してきました。
テーマは「ホワイトボードの使い方」です。
今日19時、ホワイトボードを使ったファシリテーションスキルの特訓をしませんか? ChatGPT時代にこそますます必要です。https://t.co/dGs6iulKVK pic.twitter.com/q0VOoG8166
— 赤羽雄二 (@YujiAkaba) April 7, 2023
その学びの内容をまとめます。
動画はこちらです。音声だけでも学べるようにつくってあります。聞き流しでもよいのでご覧ください。
すべては問題把握・解決力から
問題把握・解決力とは、話を聞いて問題を整理して、こうすれば解決できるという考えが浮かぶ力です。
「把握」が大事で、把握ができれば解決に向かう。そう赤羽さんはおっしゃっていました。
おもしろかったのは、赤羽さんの具体的な表現。
問題把握・解決力を言葉にすると
- どうした、何かおかしいぞ!
- 何でだ?
- なるほど、そうか!
- いや待てよ
- そうだよな
- わかった
- 本質的にはこういう問題だったのか
- だとすると。。
- よし、こうしよう
- これでいい!
世の中のすべての悩みは、この手順で解決されるそうです。
スイッチが入るように、「ばばばーっ!」っと一気にひらめく。
そう赤羽さんはおっしゃっていました。
リーダーが会議を進めるにしても、部下の悩みを聞くにしても、すべては問題把握・解決力からです。
頭を整理するためのA4メモ、フレームワーク、オプション評価
そんな問題把握・解決力を高める方法は、まず日ごろから好奇心を持つこと。
情報収集をして、少しでも興味を持ったら調べる。
自分の専門外のことでも、知ろうとする。
そんな姿勢が大事です。
そのうえで、考えをとにかく紙に書く。
これがすごく大事ですね。
まずはA4メモ書き。
モヤモヤをなくし、頭を明快にする。
毎日書いていると、自分に自信がつきます。
多面的なA4メモ書きをすると、相手の気持ちが非常によくわかるようになります。 pic.twitter.com/SJlUChfaTQ
— 赤羽雄二 (@YujiAkaba) April 4, 2022
2つ以上の物事をわけるにはフレームワーク。
選択肢に迷ったらオプション評価。
これらを毎日、どんどん書いて頭を整理します。
即断即決、即実行をするリーダーに必要な全体観をどうやって持つのか、特にオプションと2×2フレームワークの具体的な使い方について説明しています。https://t.co/9etjYcV8Yp pic.twitter.com/IUkDxEq0ML
— 赤羽雄二 (@YujiAkaba) January 20, 2016
わたしは赤羽さんに教わって以来、いつも用紙とペンを持ち歩き、
- A4メモ書きを10から20枚
- フレームワークを6個
- オプション評価を2個
毎日書くようにしています。
ちなみに、この本がとってもわかりやすくておすすめです。
ホワイトボードは「言われたことそのままを書く」
ホワイトボードの使い方が、昨日わたしが一番学びたかったテーマです。
今までわたし自身が書いてきたやり方、そして生徒たちに教えてきたやり方は、次の通りでした。
- ファシリテーターと書記を分ける
- 書記は要点をまとめて、短く書く
- できるだけ言葉を削る
この方が見やすく、後から見て振り返りやすいと思ったからです。
こんな感じです。
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しかし、赤羽さんの教えはまったく逆でした。
- 書記はファシリテーターが兼ねる
- 言われたことをそのまま書く
- できるだけ言葉を削らない
とくに衝撃的だったのは「言われたことをそのまま書く」こと。
もちろん「えっとー」とか、そういう言葉は削るのですが、それ以外はとにかくそのまま書く。
たとえば発言者が、
えっとー、今日の練習はディフェンスが少し甘かったと思います。ボールに対して離れすぎていることが多くて、楽にシュートさせすぎてしまいました。本当の試合では、そんなに楽にシュートさせてもらえないと思います
そう言ったとしますね。
今までの感じだと
ボールにもっと近づくべき
この一言でまとめていました。
でも、これでは話している人の真意が伝わりません。
「いや、ちょっとそういうことじゃないんだけどな」みたいなもやもやも残ります。
そして何より、あとから見返したときに、話の内容がわかりません。
赤羽さんに教わった通りに書くとすれば
今日の練習はディフェンスが少し甘かった
ボールに対して離れすぎていて、楽にシュートさせていた
本当の試合ではそんなに楽にシュートさせてもらえないはず
ここまでもれなく書きます。
こうすれば、たしかに後から見ても問題点がわかりやすいです。
話をそのまま書いてくれることは、アクティブリスニングにも通じることで、すごく重要なことだと感じました。
ホワイトボードの使い方は、このインスタにまとまっています。
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発見・感想・気づき
120分のワークショップでしたが、後半は実際にホワイトボードに書いて、赤羽さんからフィードバックをもらうことができました。
- 4人組になる
- テーマに沿って話し合う
- それをホワイトボードに書く
ということをします。
ホワイトボードに書くのは、例題として
- 左に「なぜ自信が持てないのか(2分)」
- 右に「どうしたら自信が持てるのか(3分)」
と合計5分の話を書いていきます。
それを全員がやり、全員に赤羽さんがフィードバックしてくれました。
わたしの場合は
そこそこ書けているが、字がきれいすぎますね。もうちょっと崩していいのでスピードを出しましょう
ということでした。
ホワイトボード、写真撮っておけばよかった。。。
言われたまま書くのは、すごく慣れが必要で、スピードが求められます。
また、ファシリテーターをしながら書くというのがすごく大変だと思いました。
とにかく慣れですね。
今度から会議とかでは、A4用紙をホワイトボードに見立てて「人が言ってることをそのまま書く練習」をしてみたいと思います。
そして自分ができるようになったら見本を示して、その次は生徒にやらせてみたいです。
きっと今まで以上に生徒の問題把握・解決力が高まると感じています。
赤羽さん、ありがとうございました!
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- 平日は月・水・木の16時から
- 土曜日は午後
- 日曜日は午前か午後のどちらか
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ありがとうございました。三原学でした。それでは、また。
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