こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
Voicyで質問もらいました
Voicyのコメント欄で以下の質問がありました
フィニッシュに効果的な練習を教えてください
せっかくの速攻で、シュートが外れたり、いい加減な形になります
アウトナンバーのくり返しがいいとは思いますが
ドリルとスクリメージ
練習を大きく2つに分けましょう
ひとつは「ドリル」
動作の反復練習のことです
もうひとつは「スクリメージ」
試合形式に似た形の、対人練習です
それぞれに長所と短所があります
ドリルの特徴
ドリルは型(フォーム)のくり返しです
正しい型で、同じ動作をくり返し、体で覚えることが目的です
例外的な動きをすることは許されません
コーチが示した手本通りに行い、くり返すことで習慣化を目指します
スクリメージの特徴
スクリメージは対人練習です
5対5はもちろん、1対1や3対3、3対2などのミニゲームもこれに含まれます
限りなく試合と同じルール、同じような状況で練習します
持っている技術を、試合の状況下で発揮することがスクリメージの目的です
ドリルを悪者にしない
ドリルは反復練習なので、つまらないです
スクリメージは対人練習なので、楽しいです
わたし自身のチームも多くの時間をスクリメージに費やします
ドリルはつまらない。バスケを嫌いにさせる。
だからできる限り必要ない。
すべてはスクリメージでうまくすることができるはずだ
この極論、本当にそうでしょうか?
スクリメージでうまくならない
ドリルで身につけた習慣は、インプットです
スクリメージで発揮するのは、アウトプットです
つまり、ドリルをせずにスクリメージばかりするのは、インプットせずにアウトプットだけするのと同じこと
たとえば、本を読んでもいないのに、読書感想文だけ書くようなもの。そんなことは不可能です
スクリメージそのものではうまくなりません
判断力を身につけるものでもない
判断力を身につけるためにスクリメージが必要だ、という主張に対しても、わたしは反対です
判断力が身につくとすれば、それはやっている動作が完全に感性になり、考えなくてもできるようになったとき
車の運転をくり返した人が、運転動作を意識せずに済むから、周囲に気配りができるのと同じ
ドリルをくり返し、型にはめることが、結果的に判断力を高めることになります
シュート練習あるのみ
シュートの型が感性表現できず、動作がおぼつかない
シュート技術が数多く知らない。レイアップも「1・2拍子」のノーマルしかやったことない
そんな人が3対2などのスクリメージばかりやっていても、それは判断力を身につけることにはつながりません
ドリルで反復。シュート練習あるのみです
プロの選手は驚くほど反復練習をしています。そしてそれは、理にかなったことなのです
ちなみに、具体的なフィニッシュスキルはこちらの記事を参考にしてください。
というお話です。
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三原学でした。それでは、また。
追記
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