こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
今回の動画はこちら。
聞き流しでも学べますのでぜひどうぞ!
わたしは現在、東京の安田学園で高校生の男子バスケ部を教えています。
指導者として大事にしているのは、生徒主体の「ボトムアップ理論」です。
- みんなが主役
- みんなで成長
- いきいきした組織
をモットーに、令和時代の部活動モデル校を目指しています。
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さて、今日はスクリーンプレイの話です。
最近のバスケットボールでは、オンボールスクリーンが多く行われています。
しかし、オフボールのスクリーンもとても重要で、試合の流れを変えるためにはオフボールのスクリーンが欠かせません。
そんなオフボールのスクリーンについて、徹底解説していきます。
オフボールスクリーンの良さ
オフボールスクリーンは、オンボールスクリーンに比べて、次の3つのメリットがあります。
- 3人にチャンスが生まれる
- 技術的にかんたん
- ヘルプディフェンスを取り除ける
このいずれも、オンボールスクリーンにはないものです。
オフボールスクリーン 3つのメリット pic.twitter.com/NxcpcQNJda
— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) June 5, 2023
1つずつ見ていきましょう
3人にチャンスが生まれる
さて、こちらのツイートをご覧ください。
スクリーンプレー。オフボールとオンボール、どちらの方が多くのチャンスを作れるでしょうか? pic.twitter.com/5BPhUT7m3K
— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) June 5, 2023
オンボールスクリーンと、オフボールスクリーン。
どちらの方が多くのチャンスをつくることができるでしょうか?
わたしの考えでは、オフボールスクリーンです。
わたしは「オフボール」だと思います。ボールマン、ユーザー、スクリーナーの3人ともにチャンスが生まれるからです pic.twitter.com/pNtWVgKMe2
— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) June 5, 2023
オンボールスクリーンだと
- ボールマンの攻め
- スクリーナーの攻め
という2人のチャンスができます。
しかし、オフボールスクリーンだと、
- ボールマンの攻め
- スクリーナーの攻め
- ユーザーの攻め
という3人の連携になります。
オンボールスクリーンは2対2であり、オフボールスクリーンは3対3です。
だから、オフボールスクリーンの方が単純に攻撃チャンスが多いはずです
技術的にかんたん
オフボールスクリーンは、ボールを持たない人同士の動きです。
オンボールスクリーンだと、ボールマンのドリブルがうまくないと成功しません。
しかし、オフボールならば、ボールを扱わないので、技術的に難しいことは何ひとつありません。
「教えたらすぐできる」というくらい、オフボールスクリーンはかんたんであり、即効性があります。
最近はオンボールスクリーンが多いから、その守り方はどこも練習してます。だから逆にオフボールのスクリーンの方がかかりやすかったりしますよ。アウトサイドシュート力があればなおさら有効です。
pic.twitter.com/v6XKPmFjSP— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) February 23, 2021
ヘルプディフェンスをとりのぞける
さらにオフボールスクリーンは、2つのスクリーンを同時におこなうことができます。
ボールは1つしかありませんから、オンボールスクリーンは1度に1回しかできません。
でもオフボールスクリーンならば、「2人×2か所」で同時にスクリーンをかけられます。
これはディフェンスにスクリーンの対応を強いることになり、ヘルプディフェンスを取り除く効果があります。
オフボールスクリーン最大の効果が、「ヘルプディフェンスを取り除く」だとわたしは考えています。
オフボールスクリーンの目的は、ノーマークをつくるというより、むしろ「ヘルプに行かせないようにする」です。わかりやすいトリプルスクリーンの例😃🏀
— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) April 10, 2021
中学生まではオフボールスクリーンを
現在、JBAでも育成カリキュラムとして、中学生まではオフボールスクリーンを推奨しています。
オンボールスクリーンはとても効果的ですが、あまり早期に取り入れると1対1が弱くなるデメリットがあります。
オンボールスクリーンはあくまで1対1を助けるプレイ。
特に小中学校のころは、1対1のプレイを練習して、フィニッシュスキルを磨くことがすごく大事。
1対1が未熟なのに、助けてばかりいたら、いつまでたっても自立できません。
U12はノースクリーン、そしてU14からスクリーンを使いましょう。
スクリーンの中でも、オフボールスクリーンから学習を始めることです。
【バスケ育成プログラム オフェンス】
①1対1とサポートはいつでも大事
②トランジションも大事
③それがやりやすい5アウトが最高
④14歳からオフボールスクリーンを入れる
⑤4アウトにしてポストマンも入れていい
⑥オンボールスクリーンは16歳以降
⑦3アウトもセットプレイも16歳以降 pic.twitter.com/sCjNJhvjBG— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) March 21, 2023
オフボールスクリーンで
- もらう前の駆け引き
- もらった瞬間のズレ
- 1対1をしやすくする
という感覚を身につけることは、すごくよい練習になります。
2対2、3対3を練習しよう
オフボールスクリーンの練習方法としては、2対2や3対3の練習を数多くやることです。
最近では3x3(3人制のバスケットボール)が人気です。
3x3のプレイを見ると、オフボールスクリーンがとても多いことがわかります。
「21点取ったらノックアウト勝ち」は3×3ならではのおもしろいルール😃🏀いい試合ですね。 https://t.co/l8b9MNny45
— 三原学🏀バスケの大学 (@coach_manabu) May 23, 2021
3対3の練習は、オフェンスにとってスペーシングが広いのでプレーしやすく、ディフェンスにとってはハードにがんばらないと守れない負荷になります。とても良い効果があります。
3対3の前段階としては、「2対2+パッサー」がいいでしょう。
ボールマンはパスだけにして、オフボールスクリーンの練習をします。
2-on-2 with passer in the post. This task is good for practicing the distribution with bigs.
🔑 The passer has to constraint the space with his positioning
🔑 We make it easy to read the pass in key spots
🔑 Passer can make double team randomly for creating good movement w/o ball pic.twitter.com/1bvU5VTP2H— Jose Daniel Gonzalo (@CoachJDGonzalo) May 9, 2023
慣れてきたら3対3や5対5をドリブルなしでやってみるのもいいですね。
Great way to end the day at the @PaulBiancardi Basketball Camp with a sudden death ending to our NO dribble 4v4 competition! 👏🥇 pic.twitter.com/etK1bhiONZ
— Pro Skills Basketball (@ProSkillsBball) May 6, 2018
短時間でいいので、これらの練習を入れてから5対5を行ってください。
オフボールスクリーンが増えて、5対5の質が高まるはずです。
ということで、いかがだったでしょうか。
なんらかあなたの気づきのヒントになれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、感謝しています。
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最後までお読みくださり、感謝しています。
ありがとうございました。三原学でした。それでは、また。
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