こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日はシュートフォームについてのお話です。

先日、U18男子の指導者の方から、こんなご質問をいただきました。

「いろいろなフォーメーションを試して、オフェンスはうまくいっているのですが、シュートが入りません。強いチームは結局、外のシュートが入るだけのような気もします。シュートが入らなければ強くなれないのでしょうか?」

このお気持ちはよくわかります。

わたしの答えは、ある意味ではその通りだと思っています。

バスケットボールは結局、シュートが入れば勝つスポーツです。

どんなにいいスクリーンをしても、素晴らしいパスを出しても、ドリブルで相手を抜いても、最後のシュートが入らなければ0点です。

バスケットボールに芸術点はありません。

だからこそ、シュートの確率を高めることは、指導者が最も真剣に取り組むべき仕事の1つだと思っています。

シュートフォームは毎日変えるべき

わたしは、シュートフォームは毎日変えるべきだと考えています。

少し意外に思われるかもしれません。

シュートフォームというのは、いい形を身につけて、それを繰り返し練習して固定するものだと思われがちです。

もちろん、それも間違いではありません。

ただし、小学生、中学生、高校生というのは、日々体が変化しています。

身長が伸びる。筋力がつく。脚力が強くなる。ボールの扱いが上手になる。

体が変わっているのに、フォームだけを昔のまま固定していていいのでしょうか。

例えば、小学生のときにはシュートがよく入っていた選手が、中学生になって急に入らなくなることがあります。

身長が伸びて体のバランスが変わったのに、小学生のときと同じ感覚で打っていることが原因かもしれません。

だから、昨日のフォームと今日のフォームは、少しずつ違っていていいのです。

むしろ、今の体に合ったフォームへと微調整していく必要があります。

そして、それを見てあげることが指導者の責任だとわたしは考えています。

シュートフォームで確認したい3つの基本

わたしがシュートフォームを指導するとき、特に確認していることが3つあります。

① ボールをしっかり掴む

まず、ボールをしっかり掴むことです。

わたしは、手のひらの真ん中を少し浮かせて、指でボールを支えるように教えています。

特に親指と小指でボールをしっかり挟む感覚です。

親指と小指が電車のレールのような役割をして、ボールを安定させる。そして残りの3本の指でボールを送り出す。

こういうイメージです。

② 肘をまっすぐ伸ばす

次に、肘をリングに向けて、まっすぐ伸ばすことです。

肘が外に開いてしまうと、力が横方向に逃げてしまいます。

わたしは、最後まで肘を伸ばし切り、フォロースルーをしっかり取ることを教えています。

途中で動きを止めてしまうと、毎回のボールタッチが変わってしまいやすいからです。

③ 最後は指先でボールを離す

3つ目は、指のスナップです。

わたしは特に、人差し指が最後にボールから離れる感覚を大事にしています。

手首をしっかり返して、指先からボールを送り出す。

そうすると、ボールにきれいなバックスピンがかかりやすくなります。

シュートが入ったかどうかだけではなく、ボールの回転を見てあげることも必要です。

たまたま入ったシュートでも、回転がおかしければフォームを確認する。

逆に、外れたシュートでも、まっすぐきれいな回転がかかっていれば、いい部分を評価してあげる。

こういう見方を指導者ができるようになることが大事だと思っています。

もちろん、シュートフォームには個人差があります。この3つは、わたしが指導の中で重視している基本です。

100万本打つ前に、フォームを見てあげよう

わたしが尊敬する鈴木良和さんの講習会で、印象に残っているお話があります。

間違ったフォームで100万本シュートを打ったとしても、それは100万回、間違った動きを練習していることになる。

そういう趣旨のお話でした。

これは本当にその通りだと思いました。

シュート練習は量も必要です。しかし、量よりも先に質を確認することが必要です。

シュートが入らない選手に対して、

「もっと練習しろ」

「朝早く来てシュートを打て」

「とにかく本数を増やせ」

と言うことは簡単です。

でも、それだけでいいのでしょうか。

選手が一生懸命に練習しているのにシュートが入らないのであれば、指導者がフォームを見て、改善点を伝えてあげる必要があります。

ジャンプの仕方も同じです。

わたしは基本的に、真上に跳んで真下に着地する。そして、ジャンプの最高到達点でボールを離すことを教えています。

もちろん3ポイントシュートなどでは、ジャンプの途中でリリースする打ち方もありますが、体がぶれないことが重要です。

頭が傾いていないか。体が反っていないか。前に跳びすぎていないか。

こういう細かなところを日々確認してあげたいものです。

そして、チームの中にいいシュートを打つ選手がいたら、そのフォームをみんなの前で褒めて、何がいいのかを説明してあげる。

そうすることで、チーム全体がいいシュートフォームを学ぶことができます。

わたしは、シュートが入るかどうかを選手の才能やセンスだけの問題にしたくありません。

選手がシュートを外すことはあります。でも、指導者がその原因を一緒に考え、改善する手助けはできます。

シュートが入らないなら、もっと打たせる。その前に、わたしたち指導者がフォームを見てあげる。

シュートを教えることは、指導者の大きな責任です。

わたし自身も、毎日の練習で選手のフォームを丁寧に見ていきたいと思います。

【シュートが入らないのは練習不足?指導者が確認したい3つの基本】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

先日、U18男子の指導者の方からご質問をいただきました。

「いろいろなフォーメーションを試して、オフェンスはうまくいっているのですが、シュートが入りません。強いチームは結局、外のシュートが入るだけのような気がします」

このお気持ちはよくわかります。

バスケットボールは、結局シュートが入れば勝つスポーツです。

どんなに素晴らしいパスを出しても、いいスクリーンをしても、最後のシュートが入らなければ0点です。バスケットボールに芸術点はありません。

だからこそ、シュートフォームを教えることは指導者の大きな責任だと思っています。

 

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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