こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

今日は「パスがうまくなる練習方法」についてお話しします。

U18の指導者の方から、こんなご質問をいただきました。

「先生の動画を見て、ポストプレイが大事だと思い、チームでも取り入れています。しかし、やらせてみるとポストにパスを入れることが本当に下手で、ミスばかり増えてしまいます。どんな練習をしたらいいでしょうか?」

わたしの結論は、「スタック」という練習をおすすめします。

ポストへのパスは、かなり難しい

わたしは、ポストにボールを入れることは、パスの中でもかなり難しい技術だと思っています。

なぜなら、2人のディフェンスをかわさなければいけないからです。

まず、自分についているディフェンスをかわす必要があります。

それだけではありません。

ポストマンにもディフェンスがついていますから、そのディフェンスの手にも届かない場所へ、安全にボールを通さなければいけません。

つまり、

「自分のディフェンスをかわしながら、ポストのディフェンスにも取られないパスを出す」

ということです。

これは簡単ではありません。

逆に言えば、ポストへのパスがうまければ、ほかのパスもかなりうまくなると、わたしは考えています。

ガードへのパスなど、多くのパスは比較的ディフェンスのいない場所に出せます。

速攻のロングパスなどは別として、基本的には、

「ポストにパスを入れるのがうまい=パスがうまい」

と言ってもいいと思います。

「スタック」からポストへ入れる

そこでおすすめしたいのが**「スタック」**です。

スタックとは「塊」という意味です。

ウイングの選手とインサイドの選手が、ローポスト付近で文字通りくっついて立ちます。

ここで大事なのは、本当にくっつくことです。

2人の間にディフェンスが入れないようにします。

この状態を作ると、ディフェンスの立ち位置がかなり限定されます。

そこからウイングの選手が45度へパッとポップアウトします。

スタックしていることでディフェンスは中に残るので、45度では比較的ボールを受けやすくなります。

そしてウイングが抜けた場所には、ローポストのスペースができます。

そこでインサイドの選手がしっかりシールをして、ターゲットハンドを出す。

45度からローポストへパスを入れる。

まずはこの形を繰り返してみてください。

最初から3対3をやるのではなく、ディフェンスなしのシューティングドリルから始めてもいいです。

  • スタックから45度へ出る
  • ポストへパスを入れる
  • スプリットスクリーンをする
  • スリップしてバウンドパスを出す

こうしたシューティングドリルをウォーミングアップでやった後に、実際の3対3へつなげていくといいと思います。

高い位置からローポストには入らない

もう1つ、ぜひ覚えておいてほしいことがあります。

それは、

「高い位置からローポストにはパスが入らない」

ということです。

45度でボールをもらうとき、ディフェンスのプレッシャーが強いと、だんだん高い位置へ逃げてしまうことがあります。

もちろん、高い位置でボールを受けること自体が悪いわけではありません。

ただ、そこからローポストへ入れようとすると、距離が長くなりますし、角度も悪くなります。

これではパスは入りにくいです。

わたしのチームでもよく起こるミスです。

分かりやすく言えば、

「フリースローラインより下までボールを落とさないと、ローポストには入らない」

と覚えておくといいと思います。

高い位置で受けたなら、無理にローポストへ入れず、ハイポストなど別の場所を使えばいい。

パスというのは、ただ正確に投げられればいいわけではありません。

「どこから、どこへ出すのか」

ここまで含めてパスの技術です。

ポストプレイをあまり使わないチームでも、スタックからポストへパスを入れる練習はおすすめです。

ポストへのパスがうまくなれば、それ以外のパスにも必ずつながっていきます。

ぜひ明日の練習でやってみてください。


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ありがとうございました。それでは、また。

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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