こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
今日の話は、非常に重要です。オフェンスの攻め方についてお話しします。
オフェンスの指導が苦手で、何を教えたらいいかわからない。形を教えることはできるけれど、得点につながらず、むしろミスが増えてしまう。
「ここでスクリーン」
「右にパス」
「次は左にパス」
そうやって教えるほど、選手が言われたことしかできなくなり、型にはまってしまうことがあります。
本当は、もっと選手が自分から攻めるオフェンスにしたい。今回は、そんなオフェンス指導に悩まれている方に向けた話です。
オフェンスの目的を確認する
オフェンスの目的は、大きく2つです。
1つは、シュートを決めること。もう1つは、ファウルをもらうことです。
ファウルをもらえば、フリースローにつながります。また、相手選手のプレーを制限することもできます。ファウルが増えれば、相手は退場を意識したり、守り方を変えたりしなければいけません。
パス、ドリブル、スクリーンなど、オフェンスにはいろいろな技術があります。しかし、すべてはシュートを決めるか、ファウルをもらうために行うものです。
さらに言い換えると、試合に勝つための努力は、次の2つになります。
・シュートの本数を増やす
・シュートの確率を高める
リバウンドやプレスディフェンスの強化は、攻撃回数を増やし、シュートの本数を増やす努力です。
一方で、パスやスクリーンを使ってノーマークを作ることは、シュートの確率を高める努力です。
あなたのチームで行っている練習は、シュートの本数を増やすためなのか、確率を高めるためなのか。
この質問に答えられないとしたら、その練習は本当に必要なのか、見直した方がいいかもしれません。
セットオフェンスより先に確認したいこと
シュートの確率を高めるには、ゴールに近いシュートを増やすことです。
最も確実なのは、速攻を出すことです。そして次に確実なのが、オフェンスリバウンドを取ることです。
チームの得点が伸びず、セットオフェンスが停滞しているとき、指導者は新しいフォーメーションを探したくなります。
しかし、その前に確認してください。
速攻は出ているでしょうか。オフェンスリバウンドは取れているでしょうか。
この2つを改善する方が、セットオフェンスをいろいろと変えるより、直接的に得点につながることがあります。
特にオフェンスリバウンドは、ゴール下への最高のパスが通ったことと同じです。ボールを取った瞬間にシュートへ行ければ、当然シュートの確率は高くなります。
指導者は、この順番が逆にならないように注意する必要があります。
セットオフェンスを改善する前に、まず速攻とオフェンスリバウンドを確認する。この順番を大事にしてください。
スペーシングを土台に3つを循環させる
そのうえで、セットオフェンスを考えます。
わたしが考えるセットオフェンスは、次の3つのプレーで成り立っています。
・1対2を作る
・クローズアウトを攻める
・ミスマッチを攻める
この3つを、ぐるぐると循環させることです。
5アウトがいい、4アウトがいい、ポストマンがいた方がいい、スクリーンを使った方がいい。
いろいろな議論がありますが、それらはあくまで手段です。
目的は、1対2、クローズアウト、ミスマッチを循環させ、確率の高いシュートにつなげることです。
そして、この3つの土台になるのがスペーシングです。
スペーシングとは、ただ広がることではありません。
「1人のディフェンスに、2人のオフェンスを守らせない距離を取ること」です。
味方同士の距離が近すぎれば、1人のディフェンスに2人を守られてしまいます。
一方で、適切な距離を取れば、ディフェンスはボールマンに寄れば自分のマークマンが空き、寄らなければそのまま抜かれてしまいます。
この状態を作ることが、スペーシングの本質です。
スペーシングができたら、ペイントアタックやスクリーンで、1人のオフェンスに2人のディフェンスを引きつけます。
1対2ができれば、周りにクローズアウトが発生します。
クローズアウトのディフェンスは後追いです。シュートが打てるなら打つ。慌てて出てきたら、ドライブで抜く。
このチャンスを逃してはいけません。
指導者が伝えるべきことは、「右に動け」「左にパスを出せ」という動きそのものだけではありません。
「今はクローズアウトだよ。ここは攻める場面だよ」
そうやって、選手がチャンスを見つけられるように教えることです。
ミスマッチも同じです。
スピードに差がある。身長や体格に差がある。自分が勝てる相手だと思ったら、そこは逃さずに攻めます。
スピードのミスマッチは、時間をかけて攻めても構いません。しかし、サイズのミスマッチは、ボールが入った瞬間に攻める必要があります。
ゆっくりボールをついていると、シュートを打つ前に周りのディフェンスが寄ってくるからです。
スペーシングを土台に、1対2を作る。そこからクローズアウトを攻める。新たにミスマッチが生まれたら、また攻める。
フォーメーション通りに選手を動かすのではなく、この循環を選手が理解することです。
型にはめるのではなく、攻めるべき状況を教える。
それが、選手が自分から攻めるオフェンスにつながると、わたしは考えています。
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