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ドリブルとパス、優先すべきはどっち? 25-1-20 #479

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

 

ドリブルとパス、どっちが優先すべき?バスケ指導者が語る真実

こんにちは、三原です。

バスケの指導をしていると、こんな質問をよくいただきます。

「ドリブルとパス、どっちを優先すべきですか?」

これについて今日は掘り下げてお話ししますね。

結論から言うと、 「まずはドリブル」 と考えています。

では、なぜそうなのか?詳しく見ていきましょう!


メルマガ読者さんからの質問

メルマガを読んでくださる方から、こんな質問をいただいたことがあります。

「三原先生のメールを読むと、パスにこだわっていらっしゃるように感じます。でも、ドリブルの1対1を強化した方がいいんじゃないかと思うこともあり、どちらを優先すべきか悩んでいます。先生の考えを教えてください。」

こういう質問、実はこれまでに何度もいただいてきました。

私も悩みます。バスケットは「ドリブル」も「パス」も欠かせないからです。


ドリブルとパスは「両輪」

この質問にお答えする前に、私の考え方をお伝えします。

ドリブルとパスは車の両輪

どちらかが欠けると、チームは前に進めません。

1対1のドリブルができる選手が増えれば、相手ディフェンスを崩せます。でも、ディフェンスを崩した後にはパスが必要になります。

逆に、パスを回して相手の守りを揺さぶることができても、ドリブルで切り込む力がなければ、チャンスを生かせません。

どちらもお互いを補完し合う関係なんですね。


初心者にはまずドリブルを優先すべき理由

ただ、育成の観点で見ると、初心者や若い選手には ドリブルの練習を優先 してほしいと考えています。

その理由は2つあります。

1. ボールを扱う技術がすべての基盤になる

ドリブルを練習することで「ボールキャッチ力」が大幅に向上します。

ボールをしっかりキャッチできるようになると、自然とパスやシュートもスムーズになります。

右手だけでなく、左手の練習を倍以上やるのも効果的。特に非利き手を鍛えることで、プレーの幅が広がります。

2. 視野が広がる

ドリブルが上手になると、手元への意識が減り、顔を上げたプレイができるようになります。

顔を上げることで周囲が見え、的確なパスやシュートの判断ができるようになるんです。


ドリブルばかりではダメ?

「ドリブルばかり練習するとパスをしなくなるのでは?」という声を聞くことがあります。

でも、実際はその逆なんです。

ドリブル技術が向上すれば、プレイ中に顔を上げる余裕が生まれます。すると、味方の動きが自然と見えるようになり、適切なタイミングでパスを出せるようになります。


尊敬するコーチの教え

ここで、私が尊敬する元プリンストン大学のピート・キャリルさんの言葉を紹介します。

「バスケットボール選手に必要なのは、シュート、パス、ドリブル、この3つができることだ」

特定のポジションにこだわりすぎず、全員がオールラウンダーであるべきだと彼は説きました。

この考え方は、私自身の指導の柱にもなっています。


まとめ

バスケットボールは「ドリブル」も「パス」も欠かせない、奥深いスポーツです。

特に初心者の育成では、まずはドリブルを優先して練習し、そこからパスやシュートへとつなげていきましょう。

このアプローチが、チーム全体の成長に大きく貢献するはずです。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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