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「言われたことをやる力」ってとても大切【バスケの大学・三原学】

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

※音声で聞きたい方はこちら

言われたことをやる力ってとても大切

こんにちは、三原です。

今日は「言われたことをやる力」についてお話しします。

これって一見、受け身であまり良いことに聞こえないかもしれません。

でも、実は一流のプレイヤーほどこの力がずば抜けているんですよ。

NBAの試合を見ていて、改めてそう思いました。

では、具体的にどういうことなのか、深掘りしていきます。


スーパースターはすぐに馴染める

NBAではシーズン中にトレードが行われました。

特に今年はアンソニー・デイビスがダラスに、ルカ・ドンチッチがレイカーズへ、ジミー・バトラーがゴールデンステート・ウォリアーズへと、大物選手の移籍が相次ぎました。

驚くべきことに、彼らはトレードされた直後に、新しいチームのユニフォームを着て試合に出場します。

練習もほとんどしていないはずなのに、すぐに活躍するんです。

これは、単に彼らの技術や身体能力が優れているからというだけではありません。

彼らが持っている「言われたことをやる力」がすごいからこそ、新しい環境でも即座に適応できるのです。


たった数日で新しい戦術を理解する能力

NBAやBリーグのチームには、それぞれ独自の戦術やルールがあります。

オフェンスのセットプレー、ディフェンスのシステム、チームの文化など、細かく決められたものが山ほどあるはずです。

それを、トレードされた選手はわずか数日で理解し、試合に出てプレーします。

もちろん、すべてを完璧に覚えているわけではないでしょう。

でも、基本的なルールをすぐに把握し、試合の中で適応していく力は本当にすごい。

これは「言われたことを素直に受け入れ、それを忠実に実行する力」があるからこそできることです。


自己流よりも、まずは徹底的にチームのルールを守る

一般的に、スーパースターほど「自己流」が強いと思われがちです。

確かに、自分なりのこだわりを持ち、オリジナリティを出していくことも重要でしょう。

しかし、それ以上に大切なのは、まずは「チームに求められている役割を理解し、それを忠実に実行すること」です。

ウォリアーズに移籍したジミー・バトラーを例に挙げましょう。

彼はマイアミ・ヒート時代は、1on1を多用するスタイルの選手でした。

しかし、ウォリアーズはパスを多用し、オフボールの動きが重要なチームです。

バトラーはすぐにこのスタイルに適応し、チームの流れに合わせてプレーしていました。

これこそが「言われたことをやる力」の表れです。


新しい環境で成功する人の共通点

この話は、バスケだけでなく、どんな環境でも共通することです。

例えば、新社会人が会社に入ったとき。

いきなり「自分なりにやります!」と自己流を押し通すより、まずは上司や先輩が求めることをしっかり理解し、それを実行することが重要です。

これは、スポーツの世界でも、ビジネスの世界でも、共通して求められる能力です。

「言われたことをやる」というと、ネガティブに捉えがちですが、実際は「新しい環境に適応する力」であり、「信頼される人になる力」でもあります。


まずは徹底的に「守る」、そこから「破る」「離れる」

日本には「守・破・離」という考え方があります。

最初は徹底的に基本を守る(守)。

その後、少しずつ自分なりの工夫を加えていく(破)。

そして最終的に、自分のスタイルを確立していく(離)。

スーパースターたちが新しいチームに馴染むのも、この「守」がしっかりできるからです。

だからこそ、まずは「言われたことをやる力」を鍛えることが、成長への近道なのです。


まとめ

NBAの選手たちは、トレードされてもすぐに新しい環境で活躍します。

その理由は、圧倒的な技術や身体能力だけでなく、「言われたことをやる力」があるから。

この力は、バスケットボールだけでなく、どんな環境でも必要な能力です。

新しい環境に入ったとき、自分の考えを押し通すのではなく、まずは「チームが求めていること」を理解し、それを徹底的にやる。

それができる人が、信頼され、活躍できる人になるのです。

あなたのチームや職場ではどうでしょうか?

ぜひ、「言われたことをやる力」について、改めて考えてみてください。

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三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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