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チームはまとまれば勝つのか?〜勝利こそが最高のモチベーション〜
こんにちは、三原です。
NBAが開幕して、わたしの大好きなロサンゼルス・レイカーズが開幕3連勝を飾りました。八村塁選手の大活躍もあり、新監督のダービン・ハムのチーム作りも上手くいっているようです。
2011年シーズン以来の開幕3連勝だそうで、これには驚きました。レブロンとADが優勝した2020年シーズンでさえ、開幕3連勝はしていなかったんですから。
このレイカーズの躍進を見ながら、「チーム作り」について大切な気づきがありました。今日はその話をしたいと思います。
「まとまり」の本質とは?
多くの指導者から「うちのチームはまとまっていない」という悩みを聞きます。
具体的には
・練習に遅刻する選手がいる
・挨拶や返事がしっかりできない
・自主的に動かない
・ベンチの応援が少ない
・ルールを守れない
こんな感じですね。
いわゆる「チームのまとまり」がない状態です。
でも、これって本当に「まとまっていないから」起きる現象なのでしょうか?
わたしはこう考えます。
まとまっていない=自信がない
これが本質なんです。
黄金比は2対8
ここでわたしが提案したいのは、1シーズンの理想的な勝率は8割だということ。
2割は負けて、8割は勝つ。
これが最高のバランスだと考えています。
「2対8」というのは、ビジネスの世界でもよく言われる黄金比です。
・企業の売上の8割は2割の商品から生まれる
・仕事の成果の8割は2割の時間で生まれる
・人生の8割は2割の選択で決まる
バスケットボールも同じです。
2割の敗戦と8割の勝利。
このバランスを目指すべきなんです。
練習試合は戦略的に
「いや、そんな都合よく勝てないでしょ」
そう思う方もいるはずです。
たしかに公式戦は、運やくじ運も絡みます。1回戦で強豪校と当たれば、そこで終わってしまうかもしれません。
でも、練習試合なら、ある程度コントロールできるんです。
具体的には3パターンの相手と戦います。
1.すごく強いチーム(2割) ・たまに挑戦する ・負けても大きな学びがある ・選手のハングリー精神が高まる
2.同じくらいのチーム(5割) ・互いに切磋琢磨できる ・勝ち負けが五分五分 ・実力が正確に把握できる
3.少し弱いチーム(3割) ・確実に勝てる ・選手に自信がつく ・新しい挑戦ができる
この3パターンをうまく組み合わせて、トータルで8割勝てるように持っていく。
これが指導者の腕の見せ所なんです。
勝利が生む好循環
ここからが本題です。
なぜ勝つとチームがまとまるのか?
それは、勝つことで「自分たちのやり方は正しい」という確信が生まれるからです。
面白いもので、試合に勝つようになると、チームの問題は自然と解決していきます。
・遅刻する選手が時間を守るようになる
・挨拶や返事が自然とできるようになる
・ベンチが自然と盛り上がる
要は「これでいいんだ」という自信がつくと、人は自然と変わるんです。
これは冒頭のレイカーズを見ても明らかです。
去年までのレイカーズは「まとまっていない」と批判されていました。でも、開幕から3連勝という結果を出した途端、チームの空気は一変しました。
結果を恐れてはいけない
「勝ち負けよりも大切なものがある」
こういう意見をよく聞きます。
でも、わたしはこう考えます。
「勝ち負け以外にも大切なことがある」
これが正しい言い方だと思うんです。
つまり、勝ち負けも大切なことの1つなんです。
昔のわたしは「結果よりもプロセスが大事」と思っていました。
でも今は「プロセスも大事だけど、結果にもこだわろう」と考えています。
「結果を出すためにプロセスを磨く」
この方が腑に落ちます。
勝つことで選手は自信をつけ、チームはまとまり、さらに強くなっていく。
この好循環を作るには、やはり「勝つ」ということが必要なんです。
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