Voicy&インスタ

チームがまとまれば勝つわけじゃない 24-10-28 #407

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください

 

チームはまとまれば勝つのか?〜勝利こそが最高のモチベーション〜

こんにちは、三原です。

NBAが開幕して、わたしの大好きなロサンゼルス・レイカーズが開幕3連勝を飾りました。八村塁選手の大活躍もあり、新監督のダービン・ハムのチーム作りも上手くいっているようです。

2011年シーズン以来の開幕3連勝だそうで、これには驚きました。レブロンとADが優勝した2020年シーズンでさえ、開幕3連勝はしていなかったんですから。

このレイカーズの躍進を見ながら、「チーム作り」について大切な気づきがありました。今日はその話をしたいと思います。

「まとまり」の本質とは?

多くの指導者から「うちのチームはまとまっていない」という悩みを聞きます。

具体的には

・練習に遅刻する選手がいる

・挨拶や返事がしっかりできない

・自主的に動かない

・ベンチの応援が少ない

・ルールを守れない

こんな感じですね。

いわゆる「チームのまとまり」がない状態です。

でも、これって本当に「まとまっていないから」起きる現象なのでしょうか?

わたしはこう考えます。

まとまっていない=自信がない

これが本質なんです。

黄金比は2対8

ここでわたしが提案したいのは、1シーズンの理想的な勝率は8割だということ。

2割は負けて、8割は勝つ。

これが最高のバランスだと考えています。

「2対8」というのは、ビジネスの世界でもよく言われる黄金比です。

・企業の売上の8割は2割の商品から生まれる

・仕事の成果の8割は2割の時間で生まれる

・人生の8割は2割の選択で決まる

バスケットボールも同じです。

2割の敗戦と8割の勝利。

このバランスを目指すべきなんです。

練習試合は戦略的に

「いや、そんな都合よく勝てないでしょ」

そう思う方もいるはずです。

たしかに公式戦は、運やくじ運も絡みます。1回戦で強豪校と当たれば、そこで終わってしまうかもしれません。

でも、練習試合なら、ある程度コントロールできるんです。

具体的には3パターンの相手と戦います。

1.すごく強いチーム(2割) ・たまに挑戦する ・負けても大きな学びがある ・選手のハングリー精神が高まる

2.同じくらいのチーム(5割) ・互いに切磋琢磨できる ・勝ち負けが五分五分 ・実力が正確に把握できる

3.少し弱いチーム(3割) ・確実に勝てる ・選手に自信がつく ・新しい挑戦ができる

この3パターンをうまく組み合わせて、トータルで8割勝てるように持っていく。

これが指導者の腕の見せ所なんです。

勝利が生む好循環

ここからが本題です。

なぜ勝つとチームがまとまるのか?

それは、勝つことで「自分たちのやり方は正しい」という確信が生まれるからです。

面白いもので、試合に勝つようになると、チームの問題は自然と解決していきます。

・遅刻する選手が時間を守るようになる

・挨拶や返事が自然とできるようになる

・ベンチが自然と盛り上がる

要は「これでいいんだ」という自信がつくと、人は自然と変わるんです。

これは冒頭のレイカーズを見ても明らかです。

去年までのレイカーズは「まとまっていない」と批判されていました。でも、開幕から3連勝という結果を出した途端、チームの空気は一変しました。

結果を恐れてはいけない

「勝ち負けよりも大切なものがある」

こういう意見をよく聞きます。

でも、わたしはこう考えます。

「勝ち負け以外にも大切なことがある」

これが正しい言い方だと思うんです。

つまり、勝ち負けも大切なことの1つなんです。

昔のわたしは「結果よりもプロセスが大事」と思っていました。

でも今は「プロセスも大事だけど、結果にもこだわろう」と考えています。

「結果を出すためにプロセスを磨く」

この方が腑に落ちます。

勝つことで選手は自信をつけ、チームはまとまり、さらに強くなっていく。

この好循環を作るには、やはり「勝つ」ということが必要なんです。

今日の参考文献

created by Rinker
¥1,683
(2025/01/03 15:13:12時点 Amazon調べ-詳細)

 

最後にお知らせ

ありがとうございました。

バスケの大学では、指導者の悩み解決になるお話を無料メルマガで発信しています。

最初の1通目でプレゼント動画もありますので、ぜひこれを機にメルマガの登録をよろしくお願いします。

無料メルマガ講座はこちら

 

YouTube「バスケの大学」では、ラジオだけでは伝わらない図などを使った戦術解説をしています。

週に1~2本の放送をアップしているので、ぜひこちらもチェックしてください。

最後に、バスケの大学「研究室」では現在進行形で手掛けている最新のチーム作りについて、ほぼ毎日三原が記事を投稿しています。

  • ここでしか書けない話を共有したり
  • メンバーさん全員の質問に真剣に答えたり
  • 月に1回のオンライン勉強をやったり

しています。もし興味のある方は案内ページを一度のぞいてみてください。

バスケの大学「研究室」 ご案内 こんにちは、三原です。 いつも「バスケの大学」をありがとうございます。 バスケの大学には「研究室」というコミュニティ...

最後までブログをお読みくださり、感謝しています。

ありがとうございます。

三原学でした。それでは、また。

追記

アマゾンの電子書籍(kindle)で本をたくさん出しています。

わたしの作品一覧はこちらです

ちなみに、アマゾンアンリミテッドの方はすべて無料で読めます。

あと、アマゾンといえば、耳で聞くオーディブルもおすすめです。

無料キャンペーン中にダウンロードした本は、ずっと聞き続けられるので、お試しすることをおすすめします

ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
バスケの大学メルマガ

記事を最後までお読みくださり、感謝しています!

このブログをお読みのあなたは、きっとバスケの悩み、特にチームづくりのことでいろいろと悩んでいることでしょう。

そんなあなたはぜひ「バスケの大学メルマガ」をのぞいてみてください。

同じように指導に悩み、解決してきたわたしが、チームづくりのノウハウをお伝えします。

最初の1通目で「練習メニューの作り方」という特典動画もプレゼントしてます。

無料でメルマガ講座を購読する!

 

チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ
チームづくりのコツを無料で学べる!
詳細はコチラ