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名将のチーム作りには「型」がある 24-1-21 #141

こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。

この記事はラジオの原稿です。

この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。

 

コーチカンファレンス

2024年1月20日、「第9回JBAコーチカンファレンス」に参加しました

日本代表トムホーバス監督、ドイツ代表ハーバート監督が登壇されました

 

チーム作りの型

お二人の話は大変勉強になりましたが、名将のチーム作りには共通点が多いと気づきました

そしてわたしのメンター・赤羽雄二さんに教わったマネジメントの型にとても似ていました

  1. ビジョンを描く
  2. 達成方針を描く
  3. アクションを決める
  4. タスクを決める
  5. KPIを決める
  6. KPI進捗確認会議をする

詳しく見ていきます

①ビジョン

ビジョンは夢のような目標を描くことです

すべてはここから始まります

ハーバート監督は「3年連続でメダルを取る」と発言したら、笑われたそうです

ホーバス監督も女子代表のとき「金メダルを取る」と宣言しました

まずは人に笑われるくらいの夢を語るのです

②達成方針

ビジョンを達成する具体的な方針を決めます

ホーバス監督はこれらを明示しました

  1. アナリティクスバスケ(データ重視)
  2. メンタルタフネス
  3. チームルールを徹底

さらに代表チームの場合、これらに望ましい選手を決めることも大事です

③アクション

達成方針をもとに、アクション(戦術)を決めます

戦術を達成するための練習方法も決めます

日本代表は以下のようなアクションだったと思われます

オフェンスは

  • スペースとペース
  • 5アウト
  • 3ポイント

ディフェンスは

  • ハイプレス
  • 多様なオンボールスクリーン

リバウンドは

  • タグアップ
  • ステップスルー

 

④タスク

アクションが決まったら、選手個人の役割を明確にします

ホーバス監督も、ハーバート監督も「自分の役割を知り、仲間の役割を知る」重要性を何度も話されていました

W杯の日本代表選手は、キャプテンの富樫選手をはじめ、個性的な魅力ある選手たちがそろっていました

選手の魅力は明確な役割分担のもとで発揮されるのです

⑤KPI

個人のタスクが明確になったら、数値目標を決めます

  • 個人の数字
  • チーム全体の数字

これを決めて、絶えず成長を測定します

ホーバス監督は「ppp1.0以上」など基準を明確に持っていて、数字を大切にしていることが昨日のコーチカンファレンスでもよくわかりました

⑥KPI進捗確認

ここまでやってチーム作りはスタートですが、順風満帆に行くはずがありません

選手の声を聞き、進捗を確認するのです

コーチが要求を伝えることも大事ですが、選手の意見をアクティブリスニングすることもとても大事だと感じています

自己決定は責任と行動力の源です

できるだけ自分で決めていき、目標達成をサポートするコーチングを心がけます

文献

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ぜひ手に取ってお読みください。

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ABOUT ME
三原学
1981年、東京都生まれ。早稲田大学大学院卒。学生時代にマネージャーとなり、バスケ指導者を志す。 22歳から高校バスケ指導を始めて、早稲田実業高校ではウインターカップ出場、関東新人大会優勝。現在は母校の安田学園高校で監督を務める。選手が主役のチーム作り「ボトムアップ理論®︎」により、日本の部活動モデル校を目指している。 2024年から早稲田大学男子バスケットボール部のヘッドコーチも務める 日々学んでいる指導体験をブログやYouTube「バスケの大学」で発信して、総フォロワーは30,000人を超える。 日本バスケットボール協会公認A級コーチ、ジュニアエキスパートコーチ。ボトムアップ理論®︎エキスパートコーチ。 月刊バスケットボールにて「まんが戦術事典」を連載中。著書多数。
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