こんにちは、三原です。いつもありがとうございます。
この記事はラジオの原稿です。
この放送は、Voicyでお話ししています。ぜひお聞きください。
得意を伸ばす?苦手を消す?
バスケットボールの指導において
得意を伸ばすのか?
それとも苦手を消すのか?
これはよく議論になりますね
わたしは苦手を消す方が大事だと考えています
楽しいからいいじゃないか
得意を伸ばす練習は、楽しいからいいじゃないか、という人がいます
自分の得意なことは、練習してても飽きない
反対に、苦手の克服はつらく、イヤイヤな練習になるから意味がない
だから得意を伸ばす指導こそ大事だ、という主張です
わたしはこれに疑問を持っています
平均点には簡単になる
まず、苦手の克服は意外と簡単だということを理解しましょう
学校の勉強で例えるとわかりやすいですが、30点しか取れなかった科目を、平均点の60点にすることは、その気になれば簡単です
苦手を平均点くらいまで克服するメリットを理解して、それに取り組めばすぐに結果が出ます
すぐに結果が出るので、苦手の克服は実は楽しいのです
得意を伸ばすのはつらい
一方で、得意を伸ばすのはとてもつらいです
学校の勉強で言えば、90点取れる科目を「今度こそ100点」というのは、すごく難しい。苦手を平均点に乗せる以上にはるかに難しいです
NBAの3ポイントシューターでさえ40%です。それを「得意をさらに」と思って時間を費やしても、50%にすることは至難の業
かけた時間に対して結果が出ないので、つらく苦しい、ある意味「プロの道」が得意を伸ばすことなのです
仮に伸ばせたとしても
仮に、ごくまれに素晴らしいシューターになって、3ポイントの成功率が50%になったとします
そうしたら試合に勝てますか?といえば、答えはノーです
たった1つの得意技をつぶすのはそんなに難しいことじゃないからです
しかも、他は何もできない。ディフェンスもできない。ボールも運べない。パスもできない
平均点より下のことがあると、そこで穴が開き、チームに迷惑をかけて、試合に負けます
いわゆる「基礎ができてない」状態です
いったん平均点に
であれば、結果が出やすく、取り組みやすい苦手の克服をまずやるべきです
平均点に行ったら、あとはもう極めなくてOK。次の苦手を克服します
いったんすべての基礎技術を平均にのせます
すると不思議なことに、その中から「ちょっとだけこれだけは得意」というのが必ず見えてきます
それがその選手の強みです。これはわたしの経験上、必ず見つかります
得意を伸ばすのは仕組み
では見つけた得意をどう伸ばすのか
それはコツコツと個人技能を指導するというより、フォーメーションなどの仕組みで解決する部分だと思っています
- インサイドに強い選手はゴール下を
- シュートがうまい選手にはシューターを
適材適所で生かすことは、指導者の仕組みづくりで生かしましょう
まとめ
練習では、得意を伸ばすよりも苦手の克服に時間をかけるべきです
その方が良い成果が短時間で出やすいです
練習も結果が出れば楽しくなります
基礎ができてないことがあると、そこから相手につけ込まれて、試合に負けてしまいます
得意を伸ばすのは練習というより、フォーメーションなどの仕組み作りでやりましょう7
というお話です
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